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20140831

海の座り込み・森の座り込み

様々な報道、ネットの情報拡散に触れて、「そうだ!現場に行こう!」と初めて沖縄の現場を訪れる皆さん。
 海の座り込みも、森の座り込みも「沖縄に基地を造らせない」との思いで来る皆さんを歓迎しています。

 海も森も、沖縄の夏は暑い!太陽はサンサン!海風が心地よくて、解放感も手伝って、目の前の人とのコミュニケーションに気を取られて、目の前の圧倒的な問題に心を奪われて・・・強い日差しのことをうっかり忘れがちです。日焼け・日差し対策、水分補給、虫刺され対策、などなど、お気に入りのアイテムを準備して来て下さい。ま、出来れば海でも森でも生き物たちとの共存に気を遣ってくれるナチュラルな感じだと嬉しいかも。食事・トイレなど、「判らない」は現場で早めに聞いて解決しましょう。

 高江のヘリパッド建設は、集落に一番近いN4の工事が終わってしまいました。座り込みの最初の拠点はN1の予定地に向かう山道の入り口に移っています。辺野古は日々刻々と変化する状況に対応しながらさまざまな知恵で現場を運営しています。これまで来たことがあるという方もなるべく事前に状況を確認しておくのは、皆さんの限られた時間を有効に使うための一工夫です。

 辺野古は辺野古浜通信blogのほか、FBやtwitterなどで多面的に情報が発信されています。キャッチ・ザ・ウェイヴよろしく!
 高江はやんばる東村高江の現状blogが折々の状況をお知らせしています。

 辺野古は、キャンプ・シュワブ前の座り込みと抗議行動、浜や船からの抗議や応援、海のカヌー隊、プカプカさん・・・多面的に取り組まれ、日々、次の状況への一手が考案されています。
 高江は・・・座り込んでいます!バスの終着点、高江共同店から、N1座り込みテントまでは6キロくらいあります。自然に優しく人に厳しい場所です(^-^)。飲み物・食糧持参で。車で来られない人は事前連絡して相談するといいでしょう。

 どちらの現場も無理をしない、健康で元気な時に参加する、ご飯を食べる、連日参加するならば休みをキッカリ決めて休む、これがとても大切です。辺野古が休みの機会に高江に来て見たよー、なんて人がいます。「だって座り込みに来たんだもん。休みにやることがないから高江に来ました」なんていうのは、現地で喜ばれるけれどそれって・・・。現場からしっかり離れて、遊ぶ。遊ばなくても、なーんにもしないでぼけーっとする。これが「休む」ことだと思います。体力充分で元気なつもりでも、案外、ココロもカラダもくたくたになっています。息長くやってきた辺野古と高江の現場です。これからも長く活き活きと反対するために、皆さんも休みながら参加して下さい。

 左画像は、北中城の素敵なうどん屋さん。夏のメニュー「すだちうどん」。冷たくてキリっと酸っぱくて美味しかったー。北部に向かう前、北中城インターにのる前に、ちょっとランチなんていうのがいいかも知れません。

9月の辺野古・高江カー情報

こちらでのご紹介を怠けてごめん。ぼちぼち再開モードです。平和な市民の現地支援カー情報です。発時間と、行き先(辺野古限定があります)をよく見て、末尾の諸注意を確認して、事前に連絡をして下さい。


2014年9月分高江・辺野古への支援行動について
沖縄平和市民連絡会では、高江・辺野古への支援行動を行うために那覇からの送迎車を出しています。送迎車の日程は下記の通りです。

・9月1日(月)3名、6時発
・9月2日(火)3名、辺野古限定
・9月3日(水)3名、
・9月4日(木)3名、6時発
・9月6日(土)、3名、
・9月8日(月)、3名、6時発
・9月9日(火)、3名
・9月10日(水)、3名、
・9月11日(木)、3名、
・9月12日(金)、3名、6時発
・9月13日(土)、5名、
・9月16日(火)、5名、辺野古限定
・9月17日(水)、3名、
・9月18日(木)、3名、6時発
・9月19日(金)、3名、
・9月20日(土)、5名、
・9月22日(月)、3名、辺野古限定
・9月24日(水)、3名、
・9月25日(木)、3名、
・9月26日(金)、3名、6時発
・9月26日(金)、3名、
・9月29日(月)、3名、6時発
・9月30日(火)、3名、辺野古限定
1.送迎車は、那覇インター前バス停で待機しています。高速那覇インター前バス停留所の真向かいに、県営の無料駐車場があります。そこに駐車してこの送迎車の利用も可能です(午後9時が門限です)。
2.同バス停を8時に出発して、同乗者の希望により高江・辺野古まで行きます。高速内のバス停での途中乗車も可能です。
3.同乗希望者は、必ず長嶺(090-2712-6486)か城間(080-1782-6598)まで電話ください。
4.市民連絡会では、この行動の定期化のため、カンパ(高速代とガソリン代)を募っています。カンパの宛先は、『(口座番号)は01710-5-88511』『(加入者名)は平和市民連絡会』『通信欄に辺野古・高江行きカンパ』と記入してください。

左画像は辺野古のカヌー教室のお知らせです。無理をしないで、一歩ずつ、出来ることにチャレンジしてみましょう。

20140826

ジョン・ミッチェルの辺野古集会取材@Japan Times

「辺野古基地建設の現場を数千人が行進」
ジョン・ミッチェル
(ジャパンタイムス特別寄稿 )
原文はこちら
Jon Mitchell, "Thousands march on Henoko base site,” The Japan Times [online], August 23, 2014.

 沖縄県名護市---3500人を超えるデモ参加者たちが、沖縄県名護市の米海兵隊キャンプ・シュワブに向かって行進した。この土曜日は、過密な宜野湾市にある海兵隊普天間飛行場の移設先として辺野古沿岸に建設される新しい米軍基地に抗議し、怒りを表明する最大規模の結集を記した。 

 歩道は700メートルにわたって人々が4列に並び、土手にも沢山の人びとが集まり、午前からの集会の後、抗議者たちは「建設反対」「海を守ろう」とシュプレヒコールを上げた。遠く北海道から駆け付けた人の姿もあり、また子供連れの参加者も多かった。

  沖縄の国会議員や平和運動の先頭に立ってきたリーダーたちの熱の籠もった抗議のスピーチは、かれらに言わせれば日本は安倍晋三首相によって再び軍事主義化しており、また沖縄に対する認識型の差別(*1)差別であると認識して、これを激しく非難した。
 (*1)「認識型差別」the perceived discrimination:イギリスの平等法において類型化が定義されている差別のうち、「保護の対象である」と認識されることによって受ける差別のことを指している(と、思います・・・要確認)確認しました。深読みし過ぎたみたい・・・訂正します。

  集まった人々から最大級の歓待を受けたのは、反基地を掲げ、反軍事主義を強く打ち出して今年1月の選挙で再選を果たした名護市長の稲嶺進だった。この工事で危機に晒されている絶滅危惧種の海洋哺乳動物ジュゴンが色とりどりにあしらわれたマントを身に着けて、彼はまずうちなーぐちで群衆に向けて挨拶した。
  稲嶺は、現在の状況を住民の四分の一以上が命を落とした第二次大戦時の沖縄に例えつつ、今日この島は米軍ではなく、日本政府によって攻撃を受けていると言い、「辺野古の海を守るために、みんなで力を合わせることが必要です。それが出来るのは私たち、うんじゅなーたー(皆さんたち)です。頑張りましょうね」と語りかけた。

  デモの規模から察するに、11月に行われる沖縄県知事選挙の前に基地建設着工を強行したいという安倍の目論見は困難に直面するだろう。昨年、自身の公約をひっくり返して工事を容認した現職候補の仲井真弘多は、実権を握った約8年間の後に落選するだろうと見られている。政府はこの知事交代を恐れ、日米が合意した1996年以来の長きにわたって停滞した基地建設に決着を付けようとしている。
  知事選に向けたカウントダウンが始まり、日本政府は一刻も早い調査段階の完了を目指して焦っている。海域一帯に100隻以上[の警戒船]を配備して、抗議行動の人びとが海に出るのを阻止している。8月14日には工事予定海域をブイで囲い、2キロメートルもの進入禁止海域を出現させた。そして日本政府は先週から海底の掘削に着手し、予定されている16箇所のうち2箇所でボーリングが実施された。湾に投入される2100万立方メートルもの埋立に耐え得るのか調査するのが目的である。

  このような動きは、かえって抗議する人びとの決意を強固にした。
  辺野古の平和運動のリーダーのひとり、安次富浩は、工事に対する非暴力の抵抗はこの先ますます盛り上がるだろうと語った。「安倍政権はさらに強い圧力をかけ続けるだろう。だが私たちは諦めない」。安次富は金曜日、本紙『ジャパン・タイムス』に対してこのように語った。「世界は沖縄の苦しみを知るべきです。第二次大戦の時も、現在もです。私たちはアジアの平和を求めています。だからこの島に軍事基地は必要ないのです」。 
 沢山の地元住民がキャンプ・シュワブのゲート前に新たな座り込みテントを設営した。8月19日には、基地に入る建築資材の搬入を追い返すことに成功し、当局との闘いで一つの勝利を獲得した。その間も、カヌー隊は毎日海へ漕ぎ出して建設に抗議をしている。これまでに10名以上が当局に拘束されたが、起訴されることもなくただ解放されている。
  金曜日には、カヌー隊のI.Kが、海上保安庁によって強硬的にカヌーから引き上げられた際に頸椎を痛めた。「マスコミが見ていないと海保は暴力的になります。公務員にあるまじきふるまいでしょう」と彼は言っている。「でも私たちは諦めません。怪我が治ったら私はまた海に戻ります」。 

 平和的な抗議活動に対するこのような海保の動員は、多くの沖縄の人びとの怒りに火を付けている。金曜日には議員のグループが建設予定海域をボートで視察していた。湾のサンゴ礁やジュゴンの喰み跡を観察するかれらは、ぞんざいな態度で退去を命じられた。沖縄県議会の米軍基地問題特別委員会委員長である新垣清涼や、県議の山内末子らは、拡声器を使って、警備にあたる職員に声を掛け、当然に守られるべき日本国民よりも米軍の利益を優先するかれらの態度を批判した。

  米国政府は近頃、この準備段階について、重要な途を拓くものであり、沖縄の基地負担軽減と、地域の永続的安定を確実にするだろうとの評価をした。
  替わりの基地が使用開始になれば、米国は米海兵隊の訓練を辺野古へ移し、最終的には普天間基地を閉鎖する計画だ。

  8月20日、沖縄選出の参議院議員、糸数慶子がジュネーヴの国連特別委員会で安倍政権を批判し、これは人種差別であるとの訴えを行った。彼女は委員会に対して、辺野古の基地、やんばるのジャングルでのオスプレイ着陸帯建設の中止を求め、日本政府は沖縄を差別しその人権を無視しているのだと主張した。

(翻訳:合意してないプロジェクト)

9月6日平和ネットは中部東海岸学習会だ!

お知らせを頂いたので転載します。
中部東海岸の経験に、学ぶことがあまりにも大きい。
「一坪たりとも渡すまい!」の歌を生んだ昆布のこと。
軍用機墜落の悲惨を伝え続ける宮森のこと。


★★★平和ネットワーク学習会のお知らせ★★★

連続企画「シマと基地」第2弾
「うるま市と基地~宮森ジェット機墜落事故・昆布の闘いから学ぶ」
日時:2014年9月6日(土)10:00-15:00
集合:10時 うるま市石川保健相談センター(旧石川市役所庁舎裏)駐車場
講師:【午前】佐々木末子さん【午後】豊濱光輝さん
日程:(天候等で変更の可能性あり。移動は車での分乗を予定)
・午前 昆布の闘争小屋跡地にて土地闘争について(佐々木さんより)
・13時~14時 保健相談センター研修室にて宮森小ジェット機墜落事故についての証言(豊濱光輝さんより)
・14時~15時 宮森小学校現場見学
※昼食は各自ご準備ください。
※午前・午後どちらかのみの参加も可能です。
参加費:平和ネットワーク会員:500円、非会員1000円

問い合わせ:沖縄平和ネットワーク
那覇市古島1-14-6 教育福祉会館406
TEL 098-886-1215(平日13時~17時)
FAX 098-882-2777

当日連絡先 090-9786-5237(北上田)

辺野古シンポ、開催しますbySave Henoko Action@合意してないプロジェクト

Save Henoko Action@合意してないプロジェクト
シンポジウム
違法な辺野古埋立を問う
ー「承認」の撤回/取り消しは可能だ!ー

辺野古埋立の違法性と工事の問題点、ジュゴン訴訟の新たな展開など、この計画を覆す力を磨いてまいりましょう!

日時 2014年9月5日(金)午後6時30分〜
会場 沖縄大学3号館101
スピーカー
   三宅俊司(弁護士、辺野古弁護団)
   北上田毅(沖縄平和市民連絡会)
   真喜志好一(沖縄環境ネットワーク)
コメント&質問
   新城郁夫(琉球大学)
   宮城公子(沖縄大学)
   西泉(沖縄大学)
   大学院生他 さらにフロア討論

司会 若林千代(沖縄大学)