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20121112

普天間のゲートその他のいろいろ

●11月13日(火) 12時15分~12時45分
「女性・男子中学生暴行事件糾弾!米兵の蛮行を許さない抗議集会」
主催:沖縄平和運動センター 場所:嘉手納基地第1ゲート(58号線沿い、砂辺)

●11月23日(金・祝日)この日、午前9時から野嵩ゲートに集合して、凧揚げ、風船あげ。ほかにも、普天間基地周辺で、さまざまなグループ、個人がいろんな行動をする「集中行動日」として呼びかけたい、とのこと。みなさん、プロジェクトを立ち上げてみませんか。また、「ウチらはこんなことするよ」と情報共有していただけると嬉しいです。野嵩ゲートあるいは大山ゲート前公園での、野外コンサートなどもあるとよいかな。パブリック・アート的なものとか…。

●11月30日(金)午後6時30分~
辺野古・埋め立て申請をさせない! 緊急講演会(仮称)
主催:ヘリ基地反対協 共催:アセス監視団 場所:名護市勤労福祉センター
講師:花輪伸一さん 真喜志好一さん 三宅俊司弁護士
政府・防衛省は年内にも環境アセスの評価書補正を提出したいといいますが、この補正が知事意見に全然向き合っていない、お茶を濁したものになりそうなのが、補正作業のための有識者研究会「中間報告」からうかがえます。自衛隊を投入しての違法な事前調査からオスプレイ隠しまで、欺瞞だらけの失格アセス。このまま補正を出して「ハイ、おしまい」にさせないための学習会です。埋め立て申請の行政的な手続きについても、弁護士から学びます。
*詳細は追ってお知らせします。

● 12月16日(日) 昼あと
「オスプレイ配備撤回!米兵による凶悪事件糾弾!怒りのうまんちゅ大行動(仮称)」
県民大会実行委員会の東京行動にあわせて、沖縄でも大行動を展開、というもの。
*こちらも、詳細は追ってお知らせします。

●平和市民連絡会の、野嵩ゲート前抗議行動は、12月16日のうまんちゅ大行動の前まで継続が決まりました。
野嵩ゲート前に、平日朝7時~正午まで(午後は普天間爆音訴訟団担当)

●大山ゲートで抗議行動を展開している「さらばんじの会」の皆さんも、朝6時から8時頃まで活発に活動されています。こちらは毎日30人~50人が参加しているそうです。
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画像は、那覇から来る人はぜひ早めに出て、このラーメンの素晴らしさを堪能すべし〜!

今月16日、ゲート前にmonacaたち


ナイトピクニック
—私たちは「被害者」に寄り添えるのか—

 私たちmonacaは、2012年10月16日の米兵による集団強姦事件を含む、米兵による県民への全ての強姦事件に強く抗議する。

 私たちは考える。なぜ、「被害」に遭っていても声をあげない「被害者」がいるのか。 
 私たちは考える。なぜ、「女性」「子ども」が「被害」の対象と考えられているのか。
 私たちは考える。なぜ、「強姦」を「暴行」と呼び、事実を「矮小化」させるのか。
 私たちは考える。なぜ、「被害者のケア」より「基地撤去」「地位協定改定」に「論調」をすり替えるのか。

 いま、普天間・辺野古・高江で抵抗の「現場」が創造されている。さらに、それぞれの「現場」は様々な色の糸で編まれているかのように絡み合いながら存在している。そこに新たな色を加えるように「現場」を創造したい。被害者の痛みを「知覚」して終わるのではなく、共振し、抵抗へとつなげる方法を編み出し、抵抗しながらも模索しなければならない。
 私たちは、新たな「現場の顔」を増やしつつ、新たな「現場」を切り開くアクションとして、「ナイトピクニック」を行う。

日時:2012年11月16日(金) 19:00〜21:00
場所:普天間基地 大山ゲート前「友好園(friendship park)」
内容:キャンドルを灯し、その灯りのなかで被害者たちの思いや痛みに寄り添うことができるのか、彼/彼女らの勇気に呼応して新たな抵抗のスタイルを創造することができるのか、温かいおでんを食べつつ、試みてみたい。
主催:monaca 共催:沖大有志、チーム琉球

※ キャンドルと食器(スプーン等含む)を持参ください。
※ 防寒着やレインコート等も忘れずに。

monaca
連絡先:okinawamonaca@gmail.com
blog: http://okinawamonaca.blogspot.jp/


画像は大山ゲートに行くならご近所の素晴ら式パン屋へ行こう 、というヤツ。

20121106

大野光明「拒否が切り開く<政治>」

大野光明「拒否が切り開く<政治>:煽られる東アジアの「緊張」のなかのオスプレイ配備をめぐって」『情況』2012年9/10月合併号(2012年11月)。
沖縄で発せられた声への応答、返歌のように響き合う文章。ご紹介します。

  「私は、オスプレイ配備をめぐる沖縄、そして各地での「拒否」の声に、沖縄の構造的差別に基づく政治体制を乗り越えていく力があるように思える。「留保なき拒否」は、オスプレイが安全か危険かという切り縮められた位相ではない、別の<政治>を作動させている。」
 「日米両政府の「安全性」とは、そもそも虚飾であるだけでなく、高江の人々を「安全」なるものの対象から切り捨てているのだ。日米両政府の安全宣言とは、二重、三重の虚飾によって、そして虚飾によって生み出される暴力によって、成立しているといえよう。」
 「ゲート閉鎖・占拠の現場からは、警察や機動隊の暴力にさらされながらも、活き活きとした言葉が発信されており、胸を打つ。」
 「7月に京都で行われた防衛省事務所前での座り込みのあと、主催者は提出した抗議申し入れ書の回答を得ようとしたところ、京都防衛事務所長から次のような「回答」を受けたという。」
[引用されている報告は、blog「高江・辺野古に軍隊を押しつけたくない!京都・緊急デモ」のレポートで読むことが出来ます。]
 「破綻し続けている民主主義を覆い隠すために、排外主義的でナショナリスティックに、国の「危機」が煽られ、基地・軍隊が必要だとする前提が再生産されている。安全保障政策は、国の独占分野であるかのような認識枠組みが強化されている。そのことによって、私たち一人一人は、沖縄への関心や経験の分有の機会を奪われていく。さらには、アジアでの戦争責任や植民地主義の歴史を分有する機会も同時に奪われているだろう。基地・軍隊が(沖縄に)あることを前提とした国家安全保障は、常に、既に、私たちと沖縄、そしてアジア諸国とを分断し続けているのだ。」

※この論文で採り上げられた参考文献のうち以下は、リンクをたどって読めます。
●新崎盛暉「反対運動、次段階へ」『沖縄タイムス』2012年9月20日。
 →高江blog「高江」を置き去りにしない声
●大野光明「大飯原発ゲート占拠。封鎖という『希望』」『インパクション』186号(2012年9月)。
 →元になった文章はblog「大飯原発ゲート占拠・封鎖」2012年7月5日の記事です。
●沖縄平和市民連絡会「みなさまへ」
 →辺野古浜通信blogの2012年9月29日の記事
新城郁夫「『留保なき拒否』を」『沖縄タイムス』2012年9月21日
新城郁夫「基地県外移設論を超えた争点を」『けーし風』第75号
●鳥山淳「『安全確認』は詭弁」『琉球新報』2012年8月30日。
 →高江blog「高江を容認することはオスプレイ容認につながる」

20121101

新城郁夫「反戦平和への狂おしい求めと非暴力抵抗の場」

『インパクション』最新号に普天間ゲートの言霊、届いているようです。
沖縄ではダイナハジュンク堂あたりで安定的に購入可能でしょうか。琉大生協は入荷1冊をめぐる争奪戦の早い者勝ち状態ではないかと・・・。と思ったら、雑誌送料無料になってた!これはもう、ぜひ、インパクト出版会へ直接お求め下さい

新城郁夫「反戦平和への狂おしい求めと非暴力抵抗:普天間基地ゲート封鎖」『インパクション』vol.187(2012年10月)。

「 平和という言葉が、こうも狂おしい求めとなって口をついて出てくることが、幸せなことであろうはずがない。反戦という言葉が、こうも切なくかけがえのない響きとなって聞こえてくることが、幸せなことであろうはずがない。」
 「沖縄における場違いでイレギュラーな抵抗は、座り込むというただそれだけのふるまいにおいて、軍事組織に深い亀裂を生じさせる力を私たちが保持しそして行使しうることを、これ以上ないほどの明晰さをもって知らしめている。」
「沖縄のなかで沖縄への学びなおしが始まるとき、運動という現場性の偏在化において、あらゆる場が抵抗の場となる。そのことは、場違いな行為が、私たちが生きていく場を、無数の伝播の力において生成していく営みに重なり繋がる。」