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20121112

普天間のゲートその他のいろいろ

●11月13日(火) 12時15分~12時45分
「女性・男子中学生暴行事件糾弾!米兵の蛮行を許さない抗議集会」
主催:沖縄平和運動センター 場所:嘉手納基地第1ゲート(58号線沿い、砂辺)

●11月23日(金・祝日)この日、午前9時から野嵩ゲートに集合して、凧揚げ、風船あげ。ほかにも、普天間基地周辺で、さまざまなグループ、個人がいろんな行動をする「集中行動日」として呼びかけたい、とのこと。みなさん、プロジェクトを立ち上げてみませんか。また、「ウチらはこんなことするよ」と情報共有していただけると嬉しいです。野嵩ゲートあるいは大山ゲート前公園での、野外コンサートなどもあるとよいかな。パブリック・アート的なものとか…。

●11月30日(金)午後6時30分~
辺野古・埋め立て申請をさせない! 緊急講演会(仮称)
主催:ヘリ基地反対協 共催:アセス監視団 場所:名護市勤労福祉センター
講師:花輪伸一さん 真喜志好一さん 三宅俊司弁護士
政府・防衛省は年内にも環境アセスの評価書補正を提出したいといいますが、この補正が知事意見に全然向き合っていない、お茶を濁したものになりそうなのが、補正作業のための有識者研究会「中間報告」からうかがえます。自衛隊を投入しての違法な事前調査からオスプレイ隠しまで、欺瞞だらけの失格アセス。このまま補正を出して「ハイ、おしまい」にさせないための学習会です。埋め立て申請の行政的な手続きについても、弁護士から学びます。
*詳細は追ってお知らせします。

● 12月16日(日) 昼あと
「オスプレイ配備撤回!米兵による凶悪事件糾弾!怒りのうまんちゅ大行動(仮称)」
県民大会実行委員会の東京行動にあわせて、沖縄でも大行動を展開、というもの。
*こちらも、詳細は追ってお知らせします。

●平和市民連絡会の、野嵩ゲート前抗議行動は、12月16日のうまんちゅ大行動の前まで継続が決まりました。
野嵩ゲート前に、平日朝7時~正午まで(午後は普天間爆音訴訟団担当)

●大山ゲートで抗議行動を展開している「さらばんじの会」の皆さんも、朝6時から8時頃まで活発に活動されています。こちらは毎日30人~50人が参加しているそうです。
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画像は、那覇から来る人はぜひ早めに出て、このラーメンの素晴らしさを堪能すべし〜!

今月16日、ゲート前にmonacaたち


ナイトピクニック
—私たちは「被害者」に寄り添えるのか—

 私たちmonacaは、2012年10月16日の米兵による集団強姦事件を含む、米兵による県民への全ての強姦事件に強く抗議する。

 私たちは考える。なぜ、「被害」に遭っていても声をあげない「被害者」がいるのか。 
 私たちは考える。なぜ、「女性」「子ども」が「被害」の対象と考えられているのか。
 私たちは考える。なぜ、「強姦」を「暴行」と呼び、事実を「矮小化」させるのか。
 私たちは考える。なぜ、「被害者のケア」より「基地撤去」「地位協定改定」に「論調」をすり替えるのか。

 いま、普天間・辺野古・高江で抵抗の「現場」が創造されている。さらに、それぞれの「現場」は様々な色の糸で編まれているかのように絡み合いながら存在している。そこに新たな色を加えるように「現場」を創造したい。被害者の痛みを「知覚」して終わるのではなく、共振し、抵抗へとつなげる方法を編み出し、抵抗しながらも模索しなければならない。
 私たちは、新たな「現場の顔」を増やしつつ、新たな「現場」を切り開くアクションとして、「ナイトピクニック」を行う。

日時:2012年11月16日(金) 19:00〜21:00
場所:普天間基地 大山ゲート前「友好園(friendship park)」
内容:キャンドルを灯し、その灯りのなかで被害者たちの思いや痛みに寄り添うことができるのか、彼/彼女らの勇気に呼応して新たな抵抗のスタイルを創造することができるのか、温かいおでんを食べつつ、試みてみたい。
主催:monaca 共催:沖大有志、チーム琉球

※ キャンドルと食器(スプーン等含む)を持参ください。
※ 防寒着やレインコート等も忘れずに。

monaca
連絡先:okinawamonaca@gmail.com
blog: http://okinawamonaca.blogspot.jp/


画像は大山ゲートに行くならご近所の素晴ら式パン屋へ行こう 、というヤツ。

20121106

大野光明「拒否が切り開く<政治>」

大野光明「拒否が切り開く<政治>:煽られる東アジアの「緊張」のなかのオスプレイ配備をめぐって」『情況』2012年9/10月合併号(2012年11月)。
沖縄で発せられた声への応答、返歌のように響き合う文章。ご紹介します。

  「私は、オスプレイ配備をめぐる沖縄、そして各地での「拒否」の声に、沖縄の構造的差別に基づく政治体制を乗り越えていく力があるように思える。「留保なき拒否」は、オスプレイが安全か危険かという切り縮められた位相ではない、別の<政治>を作動させている。」
 「日米両政府の「安全性」とは、そもそも虚飾であるだけでなく、高江の人々を「安全」なるものの対象から切り捨てているのだ。日米両政府の安全宣言とは、二重、三重の虚飾によって、そして虚飾によって生み出される暴力によって、成立しているといえよう。」
 「ゲート閉鎖・占拠の現場からは、警察や機動隊の暴力にさらされながらも、活き活きとした言葉が発信されており、胸を打つ。」
 「7月に京都で行われた防衛省事務所前での座り込みのあと、主催者は提出した抗議申し入れ書の回答を得ようとしたところ、京都防衛事務所長から次のような「回答」を受けたという。」
[引用されている報告は、blog「高江・辺野古に軍隊を押しつけたくない!京都・緊急デモ」のレポートで読むことが出来ます。]
 「破綻し続けている民主主義を覆い隠すために、排外主義的でナショナリスティックに、国の「危機」が煽られ、基地・軍隊が必要だとする前提が再生産されている。安全保障政策は、国の独占分野であるかのような認識枠組みが強化されている。そのことによって、私たち一人一人は、沖縄への関心や経験の分有の機会を奪われていく。さらには、アジアでの戦争責任や植民地主義の歴史を分有する機会も同時に奪われているだろう。基地・軍隊が(沖縄に)あることを前提とした国家安全保障は、常に、既に、私たちと沖縄、そしてアジア諸国とを分断し続けているのだ。」

※この論文で採り上げられた参考文献のうち以下は、リンクをたどって読めます。
●新崎盛暉「反対運動、次段階へ」『沖縄タイムス』2012年9月20日。
 →高江blog「高江」を置き去りにしない声
●大野光明「大飯原発ゲート占拠。封鎖という『希望』」『インパクション』186号(2012年9月)。
 →元になった文章はblog「大飯原発ゲート占拠・封鎖」2012年7月5日の記事です。
●沖縄平和市民連絡会「みなさまへ」
 →辺野古浜通信blogの2012年9月29日の記事
新城郁夫「『留保なき拒否』を」『沖縄タイムス』2012年9月21日
新城郁夫「基地県外移設論を超えた争点を」『けーし風』第75号
●鳥山淳「『安全確認』は詭弁」『琉球新報』2012年8月30日。
 →高江blog「高江を容認することはオスプレイ容認につながる」

20121101

新城郁夫「反戦平和への狂おしい求めと非暴力抵抗の場」

『インパクション』最新号に普天間ゲートの言霊、届いているようです。
沖縄ではダイナハジュンク堂あたりで安定的に購入可能でしょうか。琉大生協は入荷1冊をめぐる争奪戦の早い者勝ち状態ではないかと・・・。と思ったら、雑誌送料無料になってた!これはもう、ぜひ、インパクト出版会へ直接お求め下さい

新城郁夫「反戦平和への狂おしい求めと非暴力抵抗:普天間基地ゲート封鎖」『インパクション』vol.187(2012年10月)。

「 平和という言葉が、こうも狂おしい求めとなって口をついて出てくることが、幸せなことであろうはずがない。反戦という言葉が、こうも切なくかけがえのない響きとなって聞こえてくることが、幸せなことであろうはずがない。」
 「沖縄における場違いでイレギュラーな抵抗は、座り込むというただそれだけのふるまいにおいて、軍事組織に深い亀裂を生じさせる力を私たちが保持しそして行使しうることを、これ以上ないほどの明晰さをもって知らしめている。」
「沖縄のなかで沖縄への学びなおしが始まるとき、運動という現場性の偏在化において、あらゆる場が抵抗の場となる。そのことは、場違いな行為が、私たちが生きていく場を、無数の伝播の力において生成していく営みに重なり繋がる。」

20121030

11月の辺野古・高江カー情報

平和市民連絡会の辺野古・高江カー情報、11月のスケジュールが届きました。
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 5日(月) - 3名(出発7時30分・高江限定)  
6日(木) - 3名
9日(土) - 5名
12日(月) - 3名
16日(金) - 3名
17日(土) - 5名
19日(月) - 3名
20日(火) - 3名(出発時刻7時30分・高江限定)
22日(木) - 5名 

1. 送迎車は、那覇インター前バス停を出発します。
2. 同バス停を9時に出て、高江・辺野古まで行きます。高速内のバス停での途中乗車も可能です。
3. 希望者は必ず城間(080-1782-6598)または長嶺(090-2712-6486)へ事前に連絡して下さい。
4. 高速那覇インター前バス停留所の真向かいに、県営の無料駐車場があります。そこに駐車してこの送迎車の利用も可能です。
5. 沖縄平和市民連絡会では、この行動の定期化のため、カンパを募っています。
 カンパの宛先は、  
 (口座番号)01710-5-88511  
 (加入者名)は平和市民連絡会  
 通信欄に辺野古・高江行きカンパ』と記入してください。

20121029

高江の工事を止めましょう。

高江の着陸帯工事、続いている。

今日のことは「海鳴りの島から」blog、「10月29日の高江の様子」を参照されたい。

仲井真県政の「お里が知れる」といった観があるだろう。

本当に仲井真知事の「県内移設無理・オスプレイ配備反対」の姿勢を信じている人も、訪米して毅然とした態度を見せたかのような上っ面に騙される人も、高江の工事がなぜ進行しているのか、率直に問うべきだ。誰も答えていないのに、工事が進み、森が破壊され、米国に対して沖縄がオスプレイを歓迎しているしるしとなっている。

自分たちが設置した工事用ゲートから入らない工事を、公共工事と呼ぶだろうか。

工事現場ならどこにでも義務づけられている工事内容と責任者を明記した看板のない工事は、公的な予算の用途として相応しいだろうか。

責任者を問うても知らんぷりを決め込むような現場作業員を雇用している建設会社に認可を与えている監督官庁は、どこだろうか。

県の責任を、厳しく問いたい。
そして県の姿勢を厳しく審究すべき職責を全うしていない県議会の責任を問いたい。

普天間が閉鎖されれば、辺野古案が撤回されれば、高江の工事もなくなるだろうという誤解がある。「大は小を兼ねる」的な発想というのか、考えることを放棄しているというべきか。正しいのは、最も小さい細部に及んで反対を表明することで、その反対の立ち位置がホンモノであることをアピールできる、ということのハズ。「小指の痛み」を訴えてきた沖縄が、沖縄自身の小指のそのつま先を切って捨てて、いったいどんな正統性を得られるだろう。

毎日、普天間のゲートに集まる人たちの、その10分の1でいいから、高江に向かって欲しい。高江の工事を止めましょう。

※写真は「あ!リュウキュウウラボシシジミ!」とか思ったけどウラの☆がいっぱい並んでた、そして写真ヘタすぎ。

ゲート前で歌いたいうた、その2。と思ったら先を越された感あり。

コール&レスポンス的な、いや繰り返しのコロスによって気持ちを縒り合わせるような何か・・・と思って、次にゲート前で歌うなら、"Hush: Somebody's Callin' My Name" だ!しかも、Afromanの!なんて思っていたら・・・。
 

 あーん、先を越されました。

 普天間基地ゲート前でゴスペルを歌う会 
~私たちキリスト者はオスプレイ配備、暴力に抗議します~

 行動期間:
  10月29日(月)から12月18日(火)まで
  上記の期間の毎週 月曜日は午後6時~7時火曜日は午前7時~8時
  普天間基地 野嵩ゲートに集合
 
 必要物品
   ペンライトor懐中電灯 
 
 普天間基地ゲート前でゴスペルを歌う会
  代表 神谷武宏(普天間バプテスト教会)
  連絡先:098-894-0199 (FAX兼)







ということで、"Hush"をリクエストします!

「一人で悩まないで」コール・レイコ

竹下小夜子「一人で悩まないで」『琉球新報』2012年10月28日8面。



0120-688-015
(末尾が「レイコ」)

111日から30日までの
→平日は夜(火-金の19-22時)
→週末は昼(土日は13-18時)
→月曜はお休み






 レイプは性的興奮による衝動的な反応ではない。加害者はレイプを選んだのであり、レイプを選択した加害者のみが責められるべきだ。被害者はまったく悪くない。 多くの人は、被害者に落ち度を見たがる。善良に誠実に努力すれば、その努力は報われると無意識のうちに信じたがっているので、被害者に落ち度を見いだし、「自分や家族は気をつけていれば、そのような不当な被害にあわずにすむ」と信じたいのだ。しかし、どんなに誠実に善良に生きても、被害にあう時はある。暴力自体が本質的に理不尽なのだ。

米兵の犯罪について、どのように統計を読むのか

 新報とタイムスは、最初の報道で、それぞれの手法で過去の「沖縄における」米兵犯罪をリストした。さらに後日、それぞれの角度から、米兵による犯罪の統計を切り出し、矮小化する暴力に対抗する姿勢を見せている。新報は「日本全国の基地所在地」を全体として、沖縄での米軍人・軍属の犯罪が偏在的に多いこと、「公務中」として取り扱われていることが多いことを読む統計。タイムスは、「米軍」を全体とした性犯罪の統計と、届け出が氷山の一角であることを前提として推定される被害の深刻さと、それを米国防省が危機感を持って発表しているということを読む統計。
 米兵による犯罪に抗議を行う沖縄に対して、一般社会での犯罪率と大して変わらないのではないか、とか、アメリカの国内水準で見れば大した問題と思われないのではないか、とか、あたかも「冷静・客観」を装ったような見解が述べられることがある。それらが、いかに比較すべき基準やコンテクストを失当しているか、被害者の声を矮小化する暴力に荷担するものであるかと、県内の2紙は問いかけている。



「米兵性被害1万9千人/国防総省が推定値1年間で『届け出の7倍』」『沖縄タイムス』2012年10月28日1面。

20121026

琉球新報の連載「蹂躙される島,基地と暴力届かない声」

タイムスに続いて新報もレイプ事件を受けた連載が、こちらは文化欄で始まっている。随時掲載ということなので、随時追記するつもりだけれど、繰り返すが、こうした紙面作りを実践するメディアへのリスペクトとして、本紙をお求め下さい!

 知念ウシ「米日と対等な主体へ/私たちの「地位協定」築く(連載・蹂躙される島1)『琉球新報』2012年10月24日。
目取真俊「基地機能マヒしかない/犠牲封じ込める深い断絶」(連載・蹂躙される島2)『琉球新報』2012年10月26日。












新城郁夫「深化する抵抗と拒否/米軍基地、存続の危機に」(連載・蹂躙される島3)『琉球新報』2012年10月29日。












源啓美「軍隊は「構造的暴力」訓練で女性蔑視植え付け」『琉球新報』2012年11月1日12面。

陳光興「これは沖縄を方法とすることの意味だ」

欧米的発想の転換を/沖縄東アジア平和の触媒に---陳光興さん(台湾交通大学教授)『沖縄タイムス』2012年10月26日19面。

「主権を掲げることでは争いは解決できない。衝突を回避することを基本に、争議地域を『境界交流圏』や『近隣住民生活圏』『非武装エリア』に変えることで紛争を解決する。民間から反戦と平和への要求を高めて、各国政府の地域的な平和協定締結を推し進める。そして『東アジア共同体』の下で領土問題を解決し、武装を解除する。同時に日本と韓国の米軍基地撤去を呼び掛けることだ」。

最後をあえて誤読してみたい。
日本と韓国の米軍基地撤去を、同時に、呼び掛けること。

オスプレイは沖縄にも韓国にもいらない、と。

20121023

沖縄タイムス「軍隊と性暴力」連載

『沖縄タイムス』くらし欄で連載開始。性暴力の標的が「少女」「女性」に限定されない恐怖であることが、語られ始めている。以後も連載記事を追加アップするつもりです。しかし、こうした特集を組む新聞社をリスペクトすべく、ぜひ本紙をお求め下さい。


 「沖縄戦から続く性暴力」『沖縄タイムス』2012年10月21日27面。
目撃者の証言、「沖縄・米兵による女性への性犯罪」年表、高里鈴代(基地・軍隊を許さない行動する女たちの会・代表)へのインタビューなど。
 宮城公子「『またか』繰り返される恐怖/軍の犯罪容認する日米政府の愚」『沖縄タイムス』2012年10月22日17面。

「人を殺せる能力は、根源で人を壊してしまうのかも知れない。アフガンやイラクの帰還兵らによるDVや自殺の増加が指摘されて久しい。」
宮城晴美「敵を蔑視、自身を優位に/乳児や男性も被害」『沖縄タイムス』2012年10月23日17面。

「1854年、記録に見る、軍隊による沖縄女性へのはじめてのレイプ事件」から今日まで、「数字の裏でどれだけ多くの犠牲者が泣き寝入りを強いられたか」。









玉城福子「『なぜ騒ぐ』の反発危険/問題ぼやけさせる恐れ」『沖縄タイムス』2012年10月24日19面。













親川志奈子「女性兵士の3割性被害/2番目に多い沖縄基地」『沖縄タイムス』2012年10月30日19面。













本山央子「国際法で加害責任追及/紛争国では効果挙げず」『沖縄タイムス』2012年10月31日19面。













阿部小涼「構造的暴力からの解放/国家や集団の犠牲拒否」『沖縄タイムス』2012年11月6日17面。












川田文子「『慰安婦』政治は無頓着/良識の広がり阻む一因」『沖縄タイムス』2012年11月13日17面。













内海-宮城恵美子「『情報操作』の影響危惧/構造的な女性・沖縄差別」『沖縄タイムス』2012年11月20日19面。











山城紀子「被害の沈黙強いる社会/構造的な問題今も昔も」『沖縄タイムス』2012年11月27日19面。



11月、REICO強姦救援センター相談がフリーダイヤルに



0120-688-015
(末尾が「レイコ」、688はなにかよい語呂合わせあるかな)

111日から30日までの
→平日は夜(火-金の19-22時)
→週末は昼(土日は13-18時)
→月曜はお休み

●これ、1ヶ月間限定の、いわばお試し実施。これを恒常的に開設できるように、沢山の意見を沖縄県に寄せましょう。県のサイトに情報アップもお願いしよう!
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2  
電話(代表):098-866-2333 
メール(代表):okinawa@pref.okinawa.lg.jp


●REICOもサイトを持っていないぞ、だからクチコミと「拡散」で協力しましょ!



「性暴力被害電話相談開設 県が来月」『沖縄タイムス』
20121023 0956分。

 県は22日、11月の1カ月間、無料の性暴力被害電話相談を開設すると発表した。1995年の米兵による集団暴行事件を契機に電話相談を立ち上げた民間の強姦(ごうかん)救援センター・沖縄(REICO)が、レイプや性虐待などの被害に遭った女性や子どもらの相談を受け付ける。
 受付時間は火曜日から金曜日まで午後7時から同10時、土曜と日曜は午後1時から同6時まで。24日に県などが会見を開き、相談態勢などについて説明する。
 県は、無料電話相談の予算を住民に光をそそぐ交付金を活用した「県配偶者等暴力被害者支援基金」から繰り入れる。
 相談を受けるREICOは、性暴力に遭った被害者からの電話相談のほか、カウンセリングを中心に関係機関との連携や、弁護士の紹介や付き添い、病院などへの付き添いなどを実施している。相談を受ける電話はフリーダイヤルで、番号は0120(688)015に決まっている。
 一方、2002年、米兵に暴行を受けた経験から、日本での被害者のために24時間ケアセンターの設立を求めてきたキャサリン・ジェーン・フィッシャーさんは、県が設置することについて「非常に良かった」と喜んでいる。
 フィッシャーさん自身、暴行を受けた後、被害相談の電話を通して「絶対に私が悪くないと思わせてくれた。一歩、いい方向に進んだ」と力づけられた経験がある。
 ただ、「1カ月」だけの支援という状況を疑問視。「日本は、事件が起きたときに限られた時間だけ対策を取るが、電話の受付時間以外に被害に遭った時はどうしたらいいのか」と、今後もセンターの設立を訴えていく。

20121018

SLAPPを禁止する以上の要求「抗議の自由と権利」を審理する司法の存在


イルコモさんのblogで紹介されていた。
「抗議活動、どうぞ自由に=石油大手の訴え棄却:オランダ裁判所」『時事ドットコム』2012年10月6日。
これについて解説するグリーンピースの記事「抗議活動はご自由に-オランダで驚きの判決」2012年10月16日と併せて、ぜひ参考にしたい。

 判決は抗議行動の側に求められるべきものとして、Objective・Subsidiarity・Proportionalityの3つの条件を挙げたという。客観性、他の手段、バランス感覚てなカンジか。グリーンピースの記事を要約すると、公共の利益のためであるかどうか、ほかに出来る方法を試したか、抗議の結果及ぼす影響に見合うだけの大問題かということになるだろうか。
 司法にそれを判断するだけの深い知識と洞察があるか、という問題が次に控えているような気もするけれど、日米安保と平和憲法の齟齬をめぐる「抵抗権」の問題を常に棚上げしてやり過ごして来た日本の司法の状況との落差を思うと、抗議行動を思わず微笑んじゃうようにキッチュに仕上げたシロクマくんの抗議行動のPVを見ても、胸をかきむしられるような焦燥感に駆られる。
 高江の一審判決で、私たちが期待していたのは、例えばこのような今日的最前線を画するような鮮やかな司法判断だったと、思う。もしもあのとき那覇地裁がこのオランダの裁判所のように踏み込んだ判断を示せれば、市民の抗議=民主主義の実践についての世界のスタンダードとして記録と記憶に残るような判決になっていたと思う。オランダの司法判断は、これから何度も世界中の人々から振り返り参照される一例となった。
(※一部、文章が拙くて意味不明だったので改稿しました。)

新報とタイムスは事件をどのように報道したか。

 今日の新報とタイムスの1面と、政治面、社会面を見開き風にここにアップしようと思う。両紙の一面を並べた写真で、内地の報道との落差を訴えた人は多かったと思う。ここでは細部に降りて、今後何度も振り返って評価が可能なように記録することを意識して。
 昨日、報道について多くの友人たちが最初の報道としてNHKのものをピックアップし「拡散」に利用していた。そのテクストは時間を追って少しだけ修正されたが、しかし、NHKのあまりにも見え透いた矮小化力学が、多くの友人たちの怒りをかっていた。ここでは3点だけ論点を挙げてみたい。

 まず、警察発表は「集団女性暴行致傷容疑」だったにもかかわらず「乱暴してけがをさせた」「兵士2人から襲われ、首にけがを負っている」などの言い替えが目に付いた。Webで速報を出したタイムスは、当初から警察発表の言葉を使用していたが、一夜明けた17日には「性的暴行を加え」と明確に書いている。英語メディアは当然 "rape" という語を使用している。

 つぎに沖縄で米軍兵士によって引き起こされてきた事件事故数を呆れるほど少ない数字で追記していた。
沖縄県内では、沖縄が日本に復帰した昭和47年以降、これまでにアメリカ軍の兵士が女性を乱暴したとして逮捕された事件が7件起きています。
県内両紙はそれに対する対抗情報として、1995年以降の重大な犯罪について列挙してみせている〔タイムスは政治面、新報は社会面で)。

 そして、被害者の人権とプライバシーがいかに守られるかは、これからのマスメディア、インディーズ系メディア、そしてネットで拡散するチカラを持つ諸個人の倫理に賭けられているが、それとは少し視角を違えて、被害者とはどのように表象されるのか、という問題がある。日本のマスコミは、被害者に形容詞を付けなければ気が済まないのか。NHKは「日本人女性」とした。タイムス、新報は見出しで「女性」との語を選んでいる。記事本文になると「日本人」「成人」などの形容詞が付されていることが判る。英字報道は "a woman" "a local woman" などだった。被害者はなぜ、なにかに形容されなければ被害者として理解されないのだろうか。人は被害の軽重や被害への関心を、その形容詞によって峻別するのだろうか。そのようなことを考えた。

まず、琉球新報の1面と、社会面。




つぎに、タイムスの1面と社会面



20121017

本日アクション@プチ帝都呼びかけ、来た!


*************************************
緊急拡散希望!本日19時~首相官邸前
沖縄の米兵性暴力を許さない!緊急抗議アクション
**************************************
日時:10月17日(水)19:00~20:00
場所:首相官邸前(地下鉄国会議事堂前・永田町駅)

よびかけ:アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)/アジア女性資料センター/沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック/ピースボート
★キャンドル、プラカードなどご持参ください。
★雨が降るかもしれません。ご用意を。

16日未明、またもや沖縄で米兵による性暴力が繰り返されました。住民の声を無視してオスプレイ配備を強行し、「犯す前に犯すと言いますか」と暴言を吐いて基地を押しつけてきた政府の傲慢が、ふたたび、取り返しのつかない被害を招いたのです。私たちはこれ以上、沖縄に対する米軍基地おしつけ=性暴力容認体制をみとめることはできません。官邸前に集まろう!


本日18時石平の四軍調整官に抗議ほか、呼びかけ。報道もいくつか


●宜野湾市職労と普天間爆音訴訟団から抗議呼び掛け
『米兵2名による暴行事件糾弾緊急抗議行動』
日時:本日(17日)午後6時~
場所:四軍調整官事務所ゲート前
  (北中城村石平)

●「女たち」は、午後に県庁記者クラブでの記者会見を15:30分に実施。参加を呼びかけてます。県庁5階南側の記者クラブに来たれ!

プラピルーンは暴風域接近中。


沖縄タイムス紙
「集団強姦致傷容疑、米兵2人を逮捕」『沖縄タイムス』2012年10月16日 19時31分

琉球新報紙
「2米兵、女性暴行容疑 米本国の海軍所属」『琉球新報』2012年10月17日。
※2紙とも、サイト末尾の関連記事へのリンクでその後の経過報道もチェックできます。 

ニューヨークタイムズ紙
Martin Fackler, "Arrests of 2 U.S. Sailors in Rape Case Threaten to Fan Okinawa’s Anger," New York Times, October 16, 2012.

ワシントン・ポスト紙掲載のAP配信記事
Associated Press, "2 US sailors arrested in alleged rape of Japanese woman on Okinawa; Japan lodges protest," Washington Post, October 16, 2012.

ABCニュース
Luis Martinez and Akiko Fujita, "Two Sailors Arrested For Alleged Rape in Okinawa," ABC News, October16, 2012.

20121011

「留保なき」金曜日が来る。頼りない糸/意図を便りに

野嵩にラディカル・ニッターが現れた!と思ったよ。ステキだ。ワクワクだ。
この糸を便りに。世界中のすべてのゲートが市民に開放されますように。祈りを届けたい。

高江のヘリパッド工事、仲井真県政が「止める」と言うまで、海兵隊が「ごめんごめん、やっぱ、いらなかった」と言うまで、市民が止めて耐えて頑張る。早朝のやんばるの森へGOだ!

●オスプレイ配備撤回!毎週金曜日行動(仮称)
10月12日(金)より毎週金曜日18時-19時、普天間基地第3ゲート(野嵩)など。かも。

●平和な市民のラディカル・アクション
10月9日(火)-12日(金)朝7時から。普天間基地野嵩ゲート前で抗議行動してあとに座り込みして県民へアピールする。330を歩く車の応援クラクションも心地よいところ。昼休みランチ・ピケ、さんじちゃーデモなど、じぶんの参加時間をつくって通うという手もあるね。

●大山ゲートでも早朝アピール継続中。

「来た!見た!参加した!」な人々急増中。頼りない気持ちも、寄り合わされていけば大きなチカラになると思うから。まずはあなたの「現場」へ出かけてみて下さい。

月や、あらん

崎山多美『月や、あらん』なんよう文庫2012年。

ちょっとした偶然で、世界でもきっと何本指に入るかの早さで、この美しい本を手にすることが出来ました。崎山多美さんの小説はいつも、声になって自分のなかに浸ってくるような気がします。読むというよりも聴く。声は、まだ出逢ったことがないのに懐かしい。

「まだ寒いというほどにはならない十月中旬の夜・・・」

ほら。聞こえてきた。誰にも邪魔されない夜半にゆっくりとページを開いて、あの声に再会することにします。

群島舎の手になる編集、装丁に山城見信さんの画。BOOKS Mangrooveにて求められたし!

県議会・軍特委で陳情処理概要

Design Action Collectiveで紹介されていた美しい画。国境を越える移民の権利を訴えるものだけれども、今の沖縄の、高江のこととして胸に沁みたので、紹介しつつ、勝手にアレンジ。
Ain't NO BORDER HIGH ENOUGH
Peace is a human right
No Osprey x No Helipad

そして勝手に意訳。
超えられないほど高いフェンスなんて無い。
平和は人間の権利だから。
オスプレイいらない、ということはつまり、ヘリパッドいらない


さて。10月10日10時から、県議会の軍特委が開催された。その最中にも、高江に防衛局が押しかけ、作業員が予定地に入り、工事が強行され、そしてオスプレイがN4に着陸したりしていた、そのようなギリギリのエッジにあるという緊張状態が、発言した議員の多くには共有されつつあるように思えたが、県政からの説明には残念ながら感じることが出来なかった。

今期議会で軍特委に関連して提出された陳情書は、継続が3件、新規が14件の、併せて17件だった。このうち継続ぶんの内訳は

(A)住民の会の前回の陳情(1件)
(B)枯れ葉剤問題(1件)
(C)オスプレイ反対と普天間撤去の県民大会要望(1件)

そして新規の内訳は内容で分類すると大まかに以下のとおり。
(D)オスプレイ配備反対と普天間撤去の県民大会要望(4件)
(E)オスプレイをむしろ配備してと求める関連(4件)
(F)嘉手納基地へのF22配備抗議(1件)
(G)高江関連(オスプレイパッド反対とやんばるの生物多様性保護)(5件)

県民大会は実施されたし、オスプレイはもう配備されちゃったから、(C)と(D)の併せて5件と(E)の4件はすでに陳情としての役割を終えている。とすれば、継続も含めた全ての陳情17件から9件を引いて、残りの陳情のうち、高江のヘリパッドに触れたものは、8件中6件ということになる(あとの二つは枯れ葉剤と嘉手納のF22問題)。判る?つまりこれから審議すべき陳情の大半が高江のヘリパッド問題に関連しているということだ。無視できない状態だということの判断基準として充分ではないか。

さて陳情はいろいろと出されたが、高江のヘリパッドに関する陳情に対する県の陳情処理概要は、大半が以下の同じ内容の繰り返しだった。
 北部訓練場の過半の返還について、県はSACO合意事案を着実に実行することが、本県の基地の整理縮小及び地元の振興につながることから、その実現を求めているものであります。
 その条件とされている6カ所のヘリ着陸帯の移設について、これまでも地元と連携し住民生活及び自然環境への配慮を求めてきたところであります。
 MV-22オスプレイについて、県は、同機種の安全性に対する政府の説明は不十分であり、県民の不安が払拭されておらず、配備計画の中止を求めているところであります。
詳細に渡って問われた項目に対する処理概要資料は、次のとおり。きちんと回答していない部分も多く、さて、この後、どんなステップを踏むかな。次なる展開に向かおうではないの、ベイベー諸君!