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20140926

法を、必要としている人たちがつくることが可能な社会に

親川裕子「独立を発明する(3)」『沖縄タイムス』2014年9月26日18面。

 最近ニューヨークで開催された国連の先住民族世界会議で、糸数慶子さんがスピーチしたことが報道されていた。約1ヶ月前、ジュネーブの人種差別撤廃委員会での訴えを行ったばかりで、これは先住民の権利という枠組みから沖縄の基地問題を主張する一環した潮流となっている。
 ジュネーブの差別撤廃委員会ではその後、8月29日に最終見解が採択され、日本政府への勧告も含まれていた(外務省のサイトはまだアップデートされていない、IMADRで仮訳文書が公開されている)。沖縄についての箇所だけ末尾に引用しておくことにする。
 糸数さんは「辺野古・普天間・高江」の名を具体的に挙げて、軍事基地の集中について、沖縄に対する人権侵害という観点から訴えたのだが、先の人種差別撤廃委員会勧告においてこの点は明記されなかった。そのことがずっと気に懸かっていた。
 今日のタイムスに掲載された親川裕子さんの論考は、このことを批判的に考える上で不可欠な論点を押さえているのではないだろうか。特に2005-06年のドゥドゥ・ディエン報告の先進性・画期性がきちんと説明されていて、必読の文章だと思う。2014年の人種差別撤廃委員会はなぜ基地問題に言及しなかったのか。じっくり読んで考えたい。

琉球・沖縄の状況
21.委員会は、ユネスコが琉球・沖縄人の固有の民族性、歴史、文化並びに伝統を認識しているにもかかわらず、締約国が琉球・沖縄人を先住民族として認識していないという姿勢に懸念を表明する。沖縄に関して、沖縄振興特別措置法と沖縄振興計画に基づき、締約国により講じられ、実施されている措置を留意する一方で、委員会は、彼/彼女らの権利の保護に関して、琉球の代表者と協議するために、十分な措置が講じられていないことに懸念を表明する。委員会はまた、消滅の危機にある琉球諸語を保護し、促進することが十分に行われていない旨の情報および教科書が琉球民族の歴史と文化を十分に反映していない旨の情報に懸念を表明する(第5条)。
 委員会は、締約国がその見解を見直し、琉球人を先住民族として認めることを検討し、彼/彼女らの権利を保護するための具体的な措置を講じることを勧告する。委員会はまた、締約国が、彼らの権利の促進と保護に関連する問題について、琉球の代表者との協議を向上させることを勧告する。委員会はさらに、締約国が、琉球の言語を消滅の危機から保護するために講じられる措置の実施を迅速化し、琉球民族が自身の言語で教育を受けること促進し、学校のカリキュラムで使用される教科書のなかにこれらの者の歴史と文化を含めることを勧告する。 

知事候補者が「たかえをすくえ」を公約に含めるべき沢山の理由を挙げてみた。

某日の高江N1テントで、目の覚めるような美しく青いイトトンボに遭遇しました。が・・・。えーん、アキノ隊員のようにはいかないものです。汚いロープやらタオルのほうにフォーカスしてしまっている・・・。でも正直者にはきっと見えるハズ。トンボ目モノサシトンボ科リュウキュウルリモントンボという名前のトンボだったようです。モノサシかー。

さて、高江はこんなに素晴らしい自然の宝庫である、と主張するためのイラストレーションにさっそく失敗してしまったわけですが。本題。高江を守れ!と知事選挙の候補者に公約してもらおうという要請アクション。住民の会の皆さんの気迫のこもる要請文が、blogにアップされたようです。そしてそして、ハガキ版も登場しましたね。週末は、これを沢山プリントして、人の集まるところに持って行って、その場で書いて貰って投函!というのに使えそう。

 さて。さて。合意してない面々も、各自で各地からアクションしたよーとの報告あり。約束を取り付けもしないで後から騙されたなんて言いたくないからね。ピープルは政党の駆け引きやゲームとは違う倫理と政治を実践するのだ。

辺野古の埋立承認は撤回。
高江の着陸帯工事は中止。

二大公約ってことで、夜露死苦したいぜ!

と言われても、何を書こうかσ(‥)? と迷う人のために要請例文、挙げてみます。でも、まあ、こういうのは形式や作戦じゃなくて、自由なじぶんの言葉とスタイルだと思う。そして具体的に実行することだと思います。つぶやきや「いいね!」やまとめサイトを眺めるのではない、紙とペンを使うやりかた。ハガキと切手を使うやりかた。一票を投じる前に、一石を投じるやりかた。



「北部訓練場で建設中の着陸帯工事を即時中止し、建設を認めないと公約して下さい」の要請例

 北部訓練場の一部面積返還の条件としてヘリコプター着陸帯移設が決定されたのは、現在の辺野古基地建設の発端となったのと同じSACO合意でのことです。その後の経過に明らかなように、「負担軽減」の虚偽、オスプレイ配備の隠蔽、亜熱帯の生物多様性の深刻な破壊、困窮する自治体財政につけ込んだ地元への受入要請と住民の分断など、名護市辺野古と同じことが、東村高江でも起こっています。
 抗議する県民を弾圧し萎縮させることを目的に国が裁判を悪用するSLAPP訴訟という手法が用いられた点、計画された4地区6個のうち、1地区2個の着陸帯がすでに完成しオスプレイ訓練のための「先行提供」が囁かれている点で、高江は、より緊急な政治的判断を必要としている場所であるとも言えます。
 辺野古の基地建設に反対する多くの県民は、北部訓練場の着陸帯建設にも同じく反対し、着陸帯の押し付けを許さないと非暴力直接行動で座り込む高江の住民を強く支持しています。なぜなら、それこそが論理的に一貫し矛盾のない態度であるからです。施政権返還を目前に控えた1970年代末の実弾演習阻止のときも、1980年代に当時の最新鋭機と言われたハリアーの着陸帯建設を阻止したときも、やんばるの森を守ったのは、保革や政治思想の違いを超えて立ち向かったこの島の先輩たちの強い意志でした。このような自決権の行使の歴史もまた、生物多様性と同様に守り育てるべき沖縄の財産です。今日、今度は私たちが共にやんばるの森を守ることで、この沖縄のじんぶんを未来の世代に受け継ぎましょう。
 県知事選挙において、辺野古の基地建設を認めず、オスプレイの配備に反対するのと同じ論理で、北部訓練場の着陸帯建設にも反対する、沖縄のじんぶんに照らして曇り無く筋の通った公約を掲げる候補者に対して、私たちの大切な一票を投じたいと願っています。



【沖縄県知事に可能なこととして、例えば以下のようなことが考えられます】
(1)着陸帯の工事に関する県の判断責任の行使
 沖縄県はこれまで「北部訓練場の過半の返還は負担軽減につながるので、着陸帯建設を進める」と説明してきました。「過半の返還は負担軽減」という認識は、SACO合意以来、日本政府と防衛局が沖縄への基地建設押しつけのために用いた表現でした。沖縄県としてこの認識を改め、押し付けられた合意を、独自の検証によって再評価することが出来ます。
 日本政府は、「地元の合意」を根拠に正当性を主張している[1]のであり、沖縄県としての判断を表明することは、自治体としての責任の行使となるからです。また、少なくとも、高江区の反対決議、大宜見村議会の全会一致の反対決議「東村高江区のヘリパッド建設に反対し、北部訓練場の無条件返還を求める意見書」(2010年6月10日)が存在しています。
 これ以上のだれが、「地元」の声を代表すべきなのでしょうか。水源地、森林・生物多様性資源として、沖縄島全域、沖縄県全体が、北部やんばる地域に依存しているのであり、沖縄県レベルでの判断責任があり、これを行使すべきことは言を俟たないでしょう。

(2)MV22オスプレイ配備に反対するが使用設備の建設を推進する矛盾の解消
 MV22オスプレイが、全県を挙げた反対にも拘わらず強行配備されました。オスプレイに反対しながら、その設備を容認するのは矛盾であり、これは解消されなければなりません。同機が使用する米軍施設とその建設に関する容認・同意・認可を見直し、再検討するため現在進行中の工事を差し止めるよう行動するのは、当然の帰結となります。
 米海兵隊が実施した環境レビュー[2]によれば、最も集落に近接しているN4地区(現在すでにある大規模着陸帯LZ17に重なり、建設工事が完了した二つの着陸帯)は、Terrain Flight (地形飛行あるいは匍匐飛行)訓練ルートの拠点となっており、MV22についても使用することが明記されています。複数機のMV22、また既存のヘリを含む米軍機との複合的な訓練など、北部訓練場での訓練の激化については、沖縄県としてこれに介入する責任があります。

(3)環境影響評価の在り方について
 北部訓練場の着陸帯建設については、環境アセスメント法および県環境アセスメント条例の適用を受けず、那覇防衛施設局(当時)が実施した法的裏付けのないアセスメントのみで着工に至ったものです。
 これに対して、例えば在ハワイイ米軍基地ではMV22オスプレイを含む新機種の配備と関連施設の整備にあたって実施されたアセスメントの報告書が公開されており、報道で紹介され、沖縄に対する処遇との落差に批判の声が上がったことは記憶に新しいところです[3]。ハワイイでは、動植物の生態環境だけでなく、文化・歴史的環境についても詳細に検証しており、MV22単体だけではなく、現行機種との総合訓練も影響評価の対象となっています。沖縄の北部訓練場着陸帯建設で実施された根拠法令に基づかないアセスメントと比較して、その落差は際立っていると言えます。北部訓練場の着陸帯については、日米で定めた在日米軍の日本環境管理基準(JEGS)に照らして、アセスメントの是非が評価された形跡もないままです。
 沖縄県は着陸帯建設についてアセスメント条例の適用から除外することを容認しましたが、これには瑕疵があった、ないしは、その後の諸事情に鑑みてこれを見直すべきであると判断し、最低限でも県条例アセスメントを実施するよう決定することが出来ます。その根拠として、例えば以下のような観点が挙げられます。
・絶滅危惧種のノグチゲラ、ヤンバルクイナ、ホントウアカヒゲ等の生息が確認されている森に、無障害地帯を含めて直径75メートルに及ぶ規模の着陸帯を複数建設することは、着陸帯を点として見なすのではく、飛行ルートや実施される訓練形態と規模を想定した面として捉えて、アセスメントの要否を判断するべきであった。
・特に、世界自然遺産候補地選定にイニシアティブを持つ国際自然保護連合(IUCN)が、この着陸帯建設計画は絶滅危惧種・天然記念物に多大なインパクトを与えると勧告していることに対し、県として条例アセスを実施する責任があった。
・N1予定地地区の工事用道路、G予定地地区から宇嘉川河口に至る歩行訓練ルートは、防衛局の自主アセスの終了後になって追加された、いわゆる「後出し」の計画であり、これは環境アセスメントの手順に違反している。
・MV22オスプレイの配備と運用が隠され、評価の対象になっていない。
・工事に際して赤土の流出管理が適切に行われていない点が大きな問題となった。

(4)建設工事の暴力的な強行について
 座り込み住民の裏をかく目的で深夜・早朝・週休日に作業を強行したり、抗議する市民を危険に晒す工事強行に作業員を駆り立てたりするような工事の、その公共性・正統性・労働安全基準については、県として建設業者の管理監督責任があります。

 沖縄島北部地域へこれ以上の負担強要を認めず、21世紀の時代にそぐわない海兵隊のジャングル戦闘訓練場は、無条件の閉鎖に向けて取り組むことが、県知事としての職責であると考えます。ぜひ、本件について真摯に検討して頂き、公約に掲げて、県民の信託を受けて頂きたいと考え、ここに要請いたします。




[1] 外務省「人種差別撤廃条約第9条、及び人種差別撤廃委員会手続規則第65条に基づく2012年3月9日付け人種差別撤廃委員会からの情報提供要請に対する回答」2012年7月31日。
[2] 在日米海兵隊「MV-22の普天間飛行場配備と日本における運用のための環境レビュー最終版」(2012年4月);防衛省・外務省「オスプレイの沖縄配備について」2012年9月19日。
[3] 参考:USMC, “Environmental Impact Statement for the Basing of MV-22 and H-1 Aircraft in Support of III Marine Ecpeditionary Force Elements in Hawai'i,” June 5, 2012.

20140922

知事選挙で気持ちよく投票したい、そのために今やるべきことと言えば!

今度こそ、知事選挙の公約に「高江」を、「ヘリパッド反対」を!との呼びかけが高江から届いた。http://takae.ti-da.net/e6775002.html
選挙というのは、人となりや看板ではなく、代表としての権限を与えられたら何をするのか、その約束に対して投票するべきだと思う。

北部訓練場の「ヘリパッド」「移設」という幾重にも折り重なった日米合作の詐欺に対して、沖縄県知事として可能なことは・・・

(1)県知事権限を用いて工事を即時中止すること。
(2)住民を愚弄するようなエセアセスは方法も内容もとうていアセスと呼べる水準ではなかったことを確認すること。
(3)建設の必要がないので、アセスメントのやり直しなどそもそも必要ないが、どうしてもオスプレイパッドを造りたいという具体的な声が上がるならば、まずゼロオプション付きの環境アセスメントを実施すること。
(4)北部訓練場の使っていない場所は、日米安保条約に則るならば、無条件返還を進めること。ただし、返還前に土地使用履歴を点検し、環境浄化は汚染者負担とすること。
(5)返還されたやんばるの森は、自然林として保護すること。決してジュラシックパークなどにしないこと。

こういうことではないだろうか。

20140907

20140904

あるいは「合意」という名の土俵から降りてしまうこと

沖縄タイムスに掲載いただいたシンポジウムの告知の記事の、その横にも斜め上にも「合意してない」言霊が!そのうちのひとつ、ご紹介します。
田仲康博「独立を発明する(2)」『沖縄タイムス』2014年9月4日16面。

 辺野古の海で泳いでいたら、高江の森で坐っていたら、国境線のほうが勝手に向こう側に移ってた。そんな沖縄です。それで「刑特法違反だ」なんて言われたって、どうしろと言うんでしょう。そこに居続ける市民を逮捕拘束する目的で国境線のほうが移動する。市民の権利を剥奪する根拠としての刑特法ではなく、市民権を剥奪する法の執行を目的に国境が引き直されるのです。<いま・ここ>には、好むと好まざるとに拘わらず国外追放状態が創り出されている。開かれた創造的な社会もまた・・・。

20140831

海の座り込み・森の座り込み

様々な報道、ネットの情報拡散に触れて、「そうだ!現場に行こう!」と初めて沖縄の現場を訪れる皆さん。
 海の座り込みも、森の座り込みも「沖縄に基地を造らせない」との思いで来る皆さんを歓迎しています。

 海も森も、沖縄の夏は暑い!太陽はサンサン!海風が心地よくて、解放感も手伝って、目の前の人とのコミュニケーションに気を取られて、目の前の圧倒的な問題に心を奪われて・・・強い日差しのことをうっかり忘れがちです。日焼け・日差し対策、水分補給、虫刺され対策、などなど、お気に入りのアイテムを準備して来て下さい。ま、出来れば海でも森でも生き物たちとの共存に気を遣ってくれるナチュラルな感じだと嬉しいかも。食事・トイレなど、「判らない」は現場で早めに聞いて解決しましょう。

 高江のヘリパッド建設は、集落に一番近いN4の工事が終わってしまいました。座り込みの最初の拠点はN1の予定地に向かう山道の入り口に移っています。辺野古は日々刻々と変化する状況に対応しながらさまざまな知恵で現場を運営しています。これまで来たことがあるという方もなるべく事前に状況を確認しておくのは、皆さんの限られた時間を有効に使うための一工夫です。

 辺野古は辺野古浜通信blogのほか、FBやtwitterなどで多面的に情報が発信されています。キャッチ・ザ・ウェイヴよろしく!
 高江はやんばる東村高江の現状blogが折々の状況をお知らせしています。

 辺野古は、キャンプ・シュワブ前の座り込みと抗議行動、浜や船からの抗議や応援、海のカヌー隊、プカプカさん・・・多面的に取り組まれ、日々、次の状況への一手が考案されています。
 高江は・・・座り込んでいます!バスの終着点、高江共同店から、N1座り込みテントまでは6キロくらいあります。自然に優しく人に厳しい場所です(^-^)。飲み物・食糧持参で。車で来られない人は事前連絡して相談するといいでしょう。

 どちらの現場も無理をしない、健康で元気な時に参加する、ご飯を食べる、連日参加するならば休みをキッカリ決めて休む、これがとても大切です。辺野古が休みの機会に高江に来て見たよー、なんて人がいます。「だって座り込みに来たんだもん。休みにやることがないから高江に来ました」なんていうのは、現地で喜ばれるけれどそれって・・・。現場からしっかり離れて、遊ぶ。遊ばなくても、なーんにもしないでぼけーっとする。これが「休む」ことだと思います。体力充分で元気なつもりでも、案外、ココロもカラダもくたくたになっています。息長くやってきた辺野古と高江の現場です。これからも長く活き活きと反対するために、皆さんも休みながら参加して下さい。

 左画像は、北中城の素敵なうどん屋さん。夏のメニュー「すだちうどん」。冷たくてキリっと酸っぱくて美味しかったー。北部に向かう前、北中城インターにのる前に、ちょっとランチなんていうのがいいかも知れません。

9月の辺野古・高江カー情報

こちらでのご紹介を怠けてごめん。ぼちぼち再開モードです。平和な市民の現地支援カー情報です。発時間と、行き先(辺野古限定があります)をよく見て、末尾の諸注意を確認して、事前に連絡をして下さい。


2014年9月分高江・辺野古への支援行動について
沖縄平和市民連絡会では、高江・辺野古への支援行動を行うために那覇からの送迎車を出しています。送迎車の日程は下記の通りです。

・9月1日(月)3名、6時発
・9月2日(火)3名、辺野古限定
・9月3日(水)3名、
・9月4日(木)3名、6時発
・9月6日(土)、3名、
・9月8日(月)、3名、6時発
・9月9日(火)、3名
・9月10日(水)、3名、
・9月11日(木)、3名、
・9月12日(金)、3名、6時発
・9月13日(土)、5名、
・9月16日(火)、5名、辺野古限定
・9月17日(水)、3名、
・9月18日(木)、3名、6時発
・9月19日(金)、3名、
・9月20日(土)、5名、
・9月22日(月)、3名、辺野古限定
・9月24日(水)、3名、
・9月25日(木)、3名、
・9月26日(金)、3名、6時発
・9月26日(金)、3名、
・9月29日(月)、3名、6時発
・9月30日(火)、3名、辺野古限定
1.送迎車は、那覇インター前バス停で待機しています。高速那覇インター前バス停留所の真向かいに、県営の無料駐車場があります。そこに駐車してこの送迎車の利用も可能です(午後9時が門限です)。
2.同バス停を8時に出発して、同乗者の希望により高江・辺野古まで行きます。高速内のバス停での途中乗車も可能です。
3.同乗希望者は、必ず長嶺(090-2712-6486)か城間(080-1782-6598)まで電話ください。
4.市民連絡会では、この行動の定期化のため、カンパ(高速代とガソリン代)を募っています。カンパの宛先は、『(口座番号)は01710-5-88511』『(加入者名)は平和市民連絡会』『通信欄に辺野古・高江行きカンパ』と記入してください。

左画像は辺野古のカヌー教室のお知らせです。無理をしないで、一歩ずつ、出来ることにチャレンジしてみましょう。

20140826

ジョン・ミッチェルの辺野古集会取材@Japan Times

「辺野古基地建設の現場を数千人が行進」
ジョン・ミッチェル
(ジャパンタイムス特別寄稿 )
原文はこちら
Jon Mitchell, "Thousands march on Henoko base site,” The Japan Times [online], August 23, 2014.

 沖縄県名護市---3500人を超えるデモ参加者たちが、沖縄県名護市の米海兵隊キャンプ・シュワブに向かって行進した。この土曜日は、過密な宜野湾市にある海兵隊普天間飛行場の移設先として辺野古沿岸に建設される新しい米軍基地に抗議し、怒りを表明する最大規模の結集を記した。 

 歩道は700メートルにわたって人々が4列に並び、土手にも沢山の人びとが集まり、午前からの集会の後、抗議者たちは「建設反対」「海を守ろう」とシュプレヒコールを上げた。遠く北海道から駆け付けた人の姿もあり、また子供連れの参加者も多かった。

  沖縄の国会議員や平和運動の先頭に立ってきたリーダーたちの熱の籠もった抗議のスピーチは、かれらに言わせれば日本は安倍晋三首相によって再び軍事主義化しており、また沖縄に対する認識型の差別(*1)差別であると認識して、これを激しく非難した。
 (*1)「認識型差別」the perceived discrimination:イギリスの平等法において類型化が定義されている差別のうち、「保護の対象である」と認識されることによって受ける差別のことを指している(と、思います・・・要確認)確認しました。深読みし過ぎたみたい・・・訂正します。

  集まった人々から最大級の歓待を受けたのは、反基地を掲げ、反軍事主義を強く打ち出して今年1月の選挙で再選を果たした名護市長の稲嶺進だった。この工事で危機に晒されている絶滅危惧種の海洋哺乳動物ジュゴンが色とりどりにあしらわれたマントを身に着けて、彼はまずうちなーぐちで群衆に向けて挨拶した。
  稲嶺は、現在の状況を住民の四分の一以上が命を落とした第二次大戦時の沖縄に例えつつ、今日この島は米軍ではなく、日本政府によって攻撃を受けていると言い、「辺野古の海を守るために、みんなで力を合わせることが必要です。それが出来るのは私たち、うんじゅなーたー(皆さんたち)です。頑張りましょうね」と語りかけた。

  デモの規模から察するに、11月に行われる沖縄県知事選挙の前に基地建設着工を強行したいという安倍の目論見は困難に直面するだろう。昨年、自身の公約をひっくり返して工事を容認した現職候補の仲井真弘多は、実権を握った約8年間の後に落選するだろうと見られている。政府はこの知事交代を恐れ、日米が合意した1996年以来の長きにわたって停滞した基地建設に決着を付けようとしている。
  知事選に向けたカウントダウンが始まり、日本政府は一刻も早い調査段階の完了を目指して焦っている。海域一帯に100隻以上[の警戒船]を配備して、抗議行動の人びとが海に出るのを阻止している。8月14日には工事予定海域をブイで囲い、2キロメートルもの進入禁止海域を出現させた。そして日本政府は先週から海底の掘削に着手し、予定されている16箇所のうち2箇所でボーリングが実施された。湾に投入される2100万立方メートルもの埋立に耐え得るのか調査するのが目的である。

  このような動きは、かえって抗議する人びとの決意を強固にした。
  辺野古の平和運動のリーダーのひとり、安次富浩は、工事に対する非暴力の抵抗はこの先ますます盛り上がるだろうと語った。「安倍政権はさらに強い圧力をかけ続けるだろう。だが私たちは諦めない」。安次富は金曜日、本紙『ジャパン・タイムス』に対してこのように語った。「世界は沖縄の苦しみを知るべきです。第二次大戦の時も、現在もです。私たちはアジアの平和を求めています。だからこの島に軍事基地は必要ないのです」。 
 沢山の地元住民がキャンプ・シュワブのゲート前に新たな座り込みテントを設営した。8月19日には、基地に入る建築資材の搬入を追い返すことに成功し、当局との闘いで一つの勝利を獲得した。その間も、カヌー隊は毎日海へ漕ぎ出して建設に抗議をしている。これまでに10名以上が当局に拘束されたが、起訴されることもなくただ解放されている。
  金曜日には、カヌー隊のI.Kが、海上保安庁によって強硬的にカヌーから引き上げられた際に頸椎を痛めた。「マスコミが見ていないと海保は暴力的になります。公務員にあるまじきふるまいでしょう」と彼は言っている。「でも私たちは諦めません。怪我が治ったら私はまた海に戻ります」。 

 平和的な抗議活動に対するこのような海保の動員は、多くの沖縄の人びとの怒りに火を付けている。金曜日には議員のグループが建設予定海域をボートで視察していた。湾のサンゴ礁やジュゴンの喰み跡を観察するかれらは、ぞんざいな態度で退去を命じられた。沖縄県議会の米軍基地問題特別委員会委員長である新垣清涼や、県議の山内末子らは、拡声器を使って、警備にあたる職員に声を掛け、当然に守られるべき日本国民よりも米軍の利益を優先するかれらの態度を批判した。

  米国政府は近頃、この準備段階について、重要な途を拓くものであり、沖縄の基地負担軽減と、地域の永続的安定を確実にするだろうとの評価をした。
  替わりの基地が使用開始になれば、米国は米海兵隊の訓練を辺野古へ移し、最終的には普天間基地を閉鎖する計画だ。

  8月20日、沖縄選出の参議院議員、糸数慶子がジュネーヴの国連特別委員会で安倍政権を批判し、これは人種差別であるとの訴えを行った。彼女は委員会に対して、辺野古の基地、やんばるのジャングルでのオスプレイ着陸帯建設の中止を求め、日本政府は沖縄を差別しその人権を無視しているのだと主張した。

(翻訳:合意してないプロジェクト)

9月6日平和ネットは中部東海岸学習会だ!

お知らせを頂いたので転載します。
中部東海岸の経験に、学ぶことがあまりにも大きい。
「一坪たりとも渡すまい!」の歌を生んだ昆布のこと。
軍用機墜落の悲惨を伝え続ける宮森のこと。


★★★平和ネットワーク学習会のお知らせ★★★

連続企画「シマと基地」第2弾
「うるま市と基地~宮森ジェット機墜落事故・昆布の闘いから学ぶ」
日時:2014年9月6日(土)10:00-15:00
集合:10時 うるま市石川保健相談センター(旧石川市役所庁舎裏)駐車場
講師:【午前】佐々木末子さん【午後】豊濱光輝さん
日程:(天候等で変更の可能性あり。移動は車での分乗を予定)
・午前 昆布の闘争小屋跡地にて土地闘争について(佐々木さんより)
・13時~14時 保健相談センター研修室にて宮森小ジェット機墜落事故についての証言(豊濱光輝さんより)
・14時~15時 宮森小学校現場見学
※昼食は各自ご準備ください。
※午前・午後どちらかのみの参加も可能です。
参加費:平和ネットワーク会員:500円、非会員1000円

問い合わせ:沖縄平和ネットワーク
那覇市古島1-14-6 教育福祉会館406
TEL 098-886-1215(平日13時~17時)
FAX 098-882-2777

当日連絡先 090-9786-5237(北上田)

辺野古シンポ、開催しますbySave Henoko Action@合意してないプロジェクト

Save Henoko Action@合意してないプロジェクト
シンポジウム
違法な辺野古埋立を問う
ー「承認」の撤回/取り消しは可能だ!ー

辺野古埋立の違法性と工事の問題点、ジュゴン訴訟の新たな展開など、この計画を覆す力を磨いてまいりましょう!

日時 2014年9月5日(金)午後6時30分〜
会場 沖縄大学3号館101
スピーカー
   三宅俊司(弁護士、辺野古弁護団)
   北上田毅(沖縄平和市民連絡会)
   真喜志好一(沖縄環境ネットワーク)
コメント&質問
   新城郁夫(琉球大学)
   宮城公子(沖縄大学)
   西泉(沖縄大学)
   大学院生他 さらにフロア討論

司会 若林千代(沖縄大学)

20140127

今日、1月27日月曜日、高江のため南へ向かうか北へ向かうか、そして応援ギアに新作

高江からお知らせ(ギリギリでごめんなさい)、
今日、県庁とオキボに要請行動です、参加求む。ご参集下さい。
キミは南へ向かうか?北へ向かうか?
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1月27日(月)
 午前10時15分 県庁1Fロビー集合
 午前10時40分 県への要請
 午前11時20分 記者クラブで会見
 午後1時30分 沖縄防衛局前集合
 午後2時 防衛局に抗議の申入れ
 明日、27日(月)ヘリパッドいらない住民の会は、沖縄県への要請と沖縄防衛局への要請行動を行います。なぜなら、現在行われているN4地区の工事と同時並行で、N1地区のヘリパッド工事が始まろうとしているからです。
 国とN1地区の工事業者「北勝建設」の間では、すでに契約が交わされており、工期は1月22日~来年3月31日と決まりました。しかも、この新たな工事によって、N4地区の5倍にあたる22641㎡もの森林が伐採されるというのです。
 こういった要請や裁判など重要な用事で那覇などに行っている際に、人数の少ない座り込み現場で沖縄防衛局が強引な作業を強行することが、過去、何度もありましたので高江の座り込みにつきましても、より一層のみなさんのご参加をよろしくお願いします。
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さて。辺野古と高江応援ギア、新しく登場しました。
ステッカーはZeroBqによるもの。反原発関連もある。
Tシャツは辺野古のアイツらの制作。うひゃ♥イソヒヨドリくんを胸に掲げて山へ海へ町へ!










20140114

「だれがつくったかわかりません」

新城郁夫「特定秘密保護法は沖縄に躓き、沖縄に侵食される:いま私たちが私たちの「秘密」を創出していくこと」『図書新聞』2014年1月1日。

 「わかりません」と言ったと、(その矛盾にも拘わらず)ほのめかす。かくして繰り返される矛盾遂行の反復が、「私たち」なる共謀体を編み出す。

 法が「無法」状態を構成するとき、メインストリームが要求する様式や大人しさ、「まともさ」を能う限り踏み外して、私たちは「法外なもの」となるだろう。「私たち」とは、このようにして姿を現す。メインストリームが躓き、メインストリームが侵食されてしまう者として。「矛盾遂行連続体」とでも呼ぶべき者として。私たちを隔てるあらゆるゲートに無数に現れる者として。

The point, it seemed, was to spend oneself with as much attention as possible, and also to make the instruments sound as unmusical, or as non-Western, as possible. It was almost as if the blues people were reacting against the softness and "legitimacy" that had crept into black instrumental music with the advent of swing. In a way, this is what had happened, and for this reason, rhythm & blues sat as completely outside the mainstream as earlier blues forms, though without that mainstream this form of music might have been impossible.

LeRoi Jones, "The Blues Continuum" in Blues People (1963).
R.I.P. Amiri Baraka (1934-2014)

20140101

沖縄の新聞が沖縄らしくあることの価値

これだから沖縄の新聞は!と思わせる年末年始。
1.大晦日の琉球新報、自紙の広告はなぜか終了した長寿番組「笑っていいとも」へのオマージュ。でもメッセージにほとばしる批判は隠しようも無い。
2.大晦日のタイムス、おばあタイムスももはや左岸の彼方へ。
3.そして元旦の新報の1面トップ記事で、枯れ葉剤問題。これは!

今年も、合意していません。ぼちぼち頑張りましょう。どうぞ宜しくお願いします。







20131230

年末年始の沖縄、1月の辺野古・高江カー情報

今日から元旦除いて5日まで、朝9時と夕方5時は知事公舎前抗議あります。がんじゅーたちに出会えます。
ただしここに住んでいる人のマブイは東京に落としてきたともっぱらの噂。被選挙権の要件に「まぶい」って無かったっけ。

辺野古の元旦はちうくしーは、おぞうにpartyとのこと。亀は空を飛ぶし、ジュゴンのあたまに乗っかってイソヒヨドリもご機嫌。

そして虹はどうやら高江ピープルの上にも出ています。年末年始もkeep on action!とのこと。お越し下さい。

さて。年が明けたら、1月の平和な市民の辺野古・高江カー情報です(前回サボってしまってごめんなさい)。7時出発の高江直行便が多数!たのもしいぞ。

1月6日(月)3名高江限定、7時発
1月8日(水)3名高江限定、7時発
1月10日(金)3名高江限定、7時発
1月14日(火)3名高江限定、7時発
1月20日(月)5名
1月21日(火)3名高江限定、7時発
1月22日(水)3名
1月23日(木)3名、
1月24日(金)3名高江限定、7時発
1月25日(土)5名
1月27日(月)5名
1月28日(火)3名高江限定、7時発
1月29日(水)3名
1月30日(木)3名

2014年1月分高江・辺野古への支援行動について 沖縄平和市民連絡会では、高江・辺野古への支援行動を行うために那覇からの送迎車を出しています。
1. 送迎車は、那覇インター前バス停で待機しています。高速那覇インター前バス停留所の真向かいに、県営の無料駐車場があります。そこに駐車してこの送迎車の利用も可能です。
2. 同バス停を8時に出発して、同乗者の希望により高江・辺野古まで行きます。高速内のバス停での途中乗車も可能です。
3. 同乗希望者は、必ず長嶺(090-2712-6486)か城間(080-1782-6598)へ事前に連絡して下さい。
4. 平和市民連絡会では、この行動の定期化のため、カンパを募っています。カンパの宛先は、『(口座番号)は01710-5-88511』『(加入者名)は平和市民連絡会』『通信欄に辺野古・高江行きカンパ』と記入してください。
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辺野古・高江のドライヴには歌が必要!こんなときは胸も潰れんばかりの日々にあっても夢を歌い続けるジミー・クリフを、いっぱい詰め込んでみる。

 まだ見たこともない愛や、なりたいものを夢見よう。
 道のりの遠さも忘れる頃には、その夢は殆ど叶っているから。
 山を越えたり海を渡らなきゃならないときがあるし。
 信じられる人に出会うなんてそんなに簡単なことじゃない。
 でも為すべき事を続けていれば、待ち望んだものがきっと見付かる。

こんな感じかな。なんかちょっと微妙に違うかも、だけど気持ちで聴いているからよしとしよう。

この怒りは、希望を叶える怒りだ。
peace and groove in this world!



20131228

さあ、みんなで集まってみよう。これからの話を始めよう。

「さあ、みんなで集まってみよう」「相談しよう」「そうしよう」
「どんなアクションがいいかな」「びっくりするようなヤツ」
「ぜったい退かないよ」「電光石火の逃げ足の早さも!」
「楽しくてあったかい気持ちになれるならなおいいね」
「これなら私も出来るね」・・・。
あっちでも、こっちでも、小さな輪、大きな輪を囲んで、これからの話が始まる。アンテナをはって自分らしく反対できる場所を探してみて。

やんばる東村高江の現状
辺野古浜通信
沖縄生物多様性市民ネット
ゆんたく高江
スワロウカフェ@京都

画像はBeehive Design Collectiveの¡Mesoamérica Resiste!から。

20131227

20131208

12月10日火曜日、夕刻。県民ひろばに希望の灯りを点しましょう。

仲井真知事に「公約を守ってね」と呼びかけるため、県民ひろばで灯りを点しましょう。

 知事への応援メッセージをハガキに書いて送り届ける人たちも、こうして火曜日の夜、小さな灯火を点す人たちも、その手の中に未来への希望を宿しています。

 身分や資格や年齢や体力や、立場や政党や思想やセクシュアリティや、そうしたことに関係なく、ではない。
そのように生きさせられてきた様々な経験に関係あるから、その様々な経験から掴み出した希望をこの手に宿しているから、だと思う。

 この集会に集まって、一緒に点す希望の灯りに加わって欲しい。

This Little light of Mineはゴスペルの名曲、アメリカの公民権運動で「分離すれども平等」という欺瞞を打ち破って教育機会の平等を求めた子供たちによって歌い届けられてきた。

「私の小さな灯火を、私が輝かせよう」。



サム・クックの、のびのびした声で、おおらかな気持ちになる。


こちらの動画はソウェト・ゴスペル・クワイア、南アフリカ発のゴスペル。M'Lilo Vutha Mathanjeniっていうのが、何となく「普天間立て!」とか「普天間ダメ!」とか、そういう具合に聞こえる空耳アワーとして。

20131126

20131016

10月20日、沖縄平和学会@琉大

「科学的な理論とは、難解な述語や数式を並べたものではない。住民の行動の方針であり、ひとりひとりに必要なもので、住民自らの手でこれから作ってゆくもので、上から与えられるものではない。宇井純『公害の政治学』より。

沖縄平和学会 2013、ふるってご参加下さい。
日時:10月20日 13時〜17時30分
場所:琉球大学文系総合研究棟302(法文学部と教育学部の間にある7階建ての研究棟です。)

会長挨拶:高良鉄美(琉球大学)

第1セッション:13時〜15時
「危機の時代の研究と運動:調査する市民の権利と研究者」
河村雅美(沖縄・生物多様性市民ネットワークディレクター/ 琉球大学非常勤講師)
宮城秋乃(日本鱗翅学会自然保護委員)
渡嘉敷健(琉球大学工学部准教授/環境工学)

 目下の沖縄では、環境アセスメントや生物多様性の観点で、科学的な調査の機会やそのデータを「公的機関」に依存せず、市民の権利として手放すことなく運動につなげることが、重要な局面を形成しており、また研究者と運動の有機的な連携を生んでいる現場になっています。そこで「危機の時代の研究と運動」と題して、調査する市民の権利と研究者の関わり方について考える機会を持ちたいと、このパネルを計画しました。
 環境アセスやジュゴン訴訟などの側面から辺野古の問題に関わり、沖縄市ドラム缶問題では、あるべき調査の形を行政に提言しつつ市民が積極的に調査に関与する機会を切り拓いている沖縄・生物多様性市民ネットの河村雅美さん、絶滅が危惧される蝶や甲虫の観察とその成果の魅力的な公表、市民参加の機会作りで、まさに虫の目から米軍基地問題に果敢に取り組む宮城秋乃さん、低周波という固有の問題群を目に見える統計データに起こし、普天間飛行場の騒音問題を認識論的に書き換えた渡嘉敷健さんにご登壇いただき、それぞれの取り組みを紹介していただきます。後半では討論として、沖縄で運動の現場に立つ研究者の苦労体験も交えつつ、その意義について語り合う機会といたしましょう。
ファシリテーター:阿部小涼(琉球大学法文学部)

第2セッション:3時半〜5時半
「沖縄戦・『具体』と『普遍』をつなぐ〜市町村史・証言集づくりの現場から」
川満彰(名護市教育委員会)
吉川由紀(元沖縄愛楽園証言編集事務局・沖縄国際大学非常勤講師)
加島由美子(糸満市教育委員会)

 戦後68年を迎えた今、沖縄戦を後世に伝えようとする様々な実践が行われています。そうしたさまざまな実践の現場では、常に沖縄戦のどのような事例を取り上げ、何を伝えるのかということが問われています。限られた時間の中で行われる平和教育の現場では、特にその課題は顕著です。具体性をともなわないと伝わりにくいという側面がある一方で、具体的な事例の紹介だけでは、必ずしもこれまでの沖縄戦研究で明らかにされてきた沖縄戦の本質に迫ることになるとは限りません。その意味では、沖縄戦を伝える現場では、常にそれぞれの事例という「具体」と沖縄戦の本質という「普遍」をどのように「つなぐ」ことができるのかということが問題になってきます。
 そこで、今回は市町村史をはじめ、特定のテーマでまとめられてきた沖縄戦記録(証言集)づくりの現場に注目します。報告者にはまず市町村史(証言集)づくりの過程で沖縄戦のどのような具体像が明らかになってきたのかを報告してもらいます。それとともに、その過程で沖縄戦の本質的な部分がどのように意識され、それがどのような形で調査や編纂に反映されていくのか、そしてそこにどのような葛藤が生じるのか?ということについて触れてもらいます。市町村史(証言集)づくりの現場において、どのように「具体」と「普遍」を「むすぶ」実践が行われているのかということを学ぶことで、「沖縄戦を伝える」という実践の今後のあり方を考えていきたいと思います。
コーディネーター 北上田源(琉球大学非常勤講師)

お問い合わせは事務局まで:
星野英一(琉球大学法文学部)098-895-8253/ hoshinoe(あっと)ll.u-ryukyu.ac.jp

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