skip to main | skip to sidebar

20160717

An Introduction to sit-in Takae 高江座り込み初めてガイド2016

高江が緊急です。いま、この時にも、24時間フル回転で、沢山の人の座り込み参加を求めています。
緊張するときこそ、現場の空気をのびのび大らかにするのは、初めて参加する人びとの存在です。
誰にでも初めての時がある。
いつでも初めての人がいる。

そこで、今年も書きました。
合意してないプロジェクト
「たかえたいへん!たかえをまもれ!初めての座り込みガイド」(2016年7月版)
→さっと見リンク[住民の会情報] [ココロとカラダの準備] [持ち物の準備] [アタマの準備] [現場に着いたら] [逃げる・嫌だ・サボる] [SNSと座り込み] [ハラスメントについて]



[はじめに]
 このガイドは、ちっとも要領よくまとまっていません。
 急いでいる人には向いていません。
 座り込みに参加したいけど判らないことが多くて、あと一歩踏み出せないでいる人、参加してみたけれど消化不良だった人、違和感ばかり募って「現場」に否定的な気持ちになった人、そんな人を想像しながら書いています。ゆっくり読んで考えながら、なおかつ実際に一歩を踏み出すために読んで欲しいものです。

 世界中で、抗議の座り込みはいつも、一握りの人たちから始まります。高江の座り込みは10年目をかけて、「現場」が出来上がってきたところです。小さき人びとが積み上げて、なんとかここまで続けてきました。「高江がたいへん!」の呼びかけがあるたび、焦燥感に駆られます。その緊急の瞬間、瞬間を積み上げながら、10年目を迎えました。まだ、しばらくはこの状態が続きそうです。そう。まだ、これからなのです。

 この文章はリーダーシップのためのマニュアルではありません。
 すでにがっつり動いている人には消極的と見えるかも知れません。
もっと沢山の人たちに参加してもらいたい。そのために、座り込みに参加したい思いを抱える人たちの背中を押すツールになりたいと願って、まとめました。米軍基地に反対しながら暮らしていくのは本当に大変。息の長い闘いのために、小さき私たちに出来ることは、入れ替わり立ち替わり交替しながら、そしてときどき休みながらも、また現場に戻ってきて、この反対の声をつないで次の人に受け渡していくことです。だから、「現場」にはいつでも初めての人がいることが、とても大切なのです。

 このガイドは、出発前の準備の段階から、慣れない「現場」の解説を想定していますが、もちろん、プリントアウトしたりスマホに落として、高江に駆け付けるまでの長い移動時間や、実際に座り込みをしているときに、じっくり目を通してみるのもよいかも知れません。これは、命令書ではないし、組織の決定事項でもありません。どうぞ自分なりの経験を付け加えて、共感できるところだけ選んで、改良して、ご利用下さい。

 1996年のSACO合意で、沖縄県北部に拡がる米海兵隊北部訓練場の半分が返還されることになりました。でも日米政府が勝手に決めた条件は「ヘリコプター着陸帯の移設」でした。なぜ無条件返還ではないのか。疑問から疑惑が膨れあがりました。「ヘリ」ではなく「オスプレイ」という航空機の配備が前提だったのです。住民の反対は黙殺されました。日本政府が言う「丁寧な説明」とは、基地被害の不安に応えない一方的な説明会、抗議する住民を民事訴訟に巻き込むSLAPP訴訟、オスプレイ配備という真実の隠蔽、座り込みを撤去せよとの恫喝でした。150名の小さな集落にはこれまでも大勢の防衛局員・工事作業員が詰め掛けて圧倒してきました。ついには1000名ともいわれる機動隊が投入されます。征服、制圧という言葉が相応しい。民主主義であるはずの国で、多くの人が目を背けているなかで、起こっています。政府の暴走を許しているのは、だれでしょう。

 「これは移設ではなくオスプレイパッドの新設だ」。「いったん出来てしまったら被害を食い止めることは出来ない」。当初から住民はそう訴えてきました。2016年現在、残念ながら、その主張は正しかったことが明らかです。強引に完成させたN4地区は、一切の土地の返還もないまま米軍に引き渡され、オスプレイその他ヘリの激しい訓練による深刻な被害を引き起こしています。

 高江では反対を貫いて行動が続いてきました。ところが、1996年から幾度もの国政・自治体選挙や、そして政権交代もありましたが、まだ、この計画を断念させるには至っていません。議会政治がまだまだ成熟していないのです。まだだとすれば、これからなのです。
 一人でも多くの座り込み参加者を、高江は待っています。あなたは、次の「一人」になることができる。その後は、その次の一人を呼びかけることができるようになります。

[ヘリパッドいらない住民の会]
「やんばる東村高江の現状」blog http://takae.ti-da.net/
Voice of TAKAE(住民の会発行のリーフレット)
 日本語版 http://nohelipadtakae.org/files/VOT-jp2015June28.pdf
 English http://nohelipadtakae.org/files/VOT-english2013Oct.pdf

 高江の座り込みに参加する最初の窓は、ここです!この手書きのパンフレットそれ自体が、どのような人たちがこの直接行動を始めたのかを表現して余りあるのです。

[ココロとカラダの準備]
●まずは短時間と気楽に考えて
 初めての人は、数時間を過ごしてみたら、いったん帰る、という計画を推奨します。
 高江で過ごしてみて雰囲気やコツを掴んだら、今年の座り込み参加計画を練ってみて下さい。月に1回ペース、夏休み集中、年休の消化、早朝だけ参加、などなど、自分に合った参加の時間があると思います。
 とくに遠方から参加する場合は、せっかくだからと長期計画で臨みたくなる。でも、その時の現場の状況や一緒になる人の組合せが、自分の気持ちにピタッと来るかどうかなんて、判りません。「思っていたのと違う!」と違和感でいっぱいなのに、誰に命令されたわけでもないのに、自分で決めたことにしばられて身動き取れなくなる時があります。
 また1週間、2週間と逗留を決めて来たら、全ての時間を現場に献げたくなってしまう。でも、人には1日のうちにたっぷりと休息時間が必要です。1週間なら1日は休むべきです。「現場」から身を離すことが、とても大切。「ただ座り込んでいるだけ」と軽く考えてはいけません。
 深刻で騒然とした現場を後にするのは、後ろ髪引かれる思いもあるけど、大丈夫。必ず次の人がやって来ます。信頼しましょう。自分もまた次に来るときのことなど構想しながら元気に「バイバイ!」しましょう。
 なにしろ10年目を迎えた座り込みです。一朝一夕で終わるものではありません。報道されるようなテンションの高い時間もあれば、なーんにもない時間も長いのです。「自分、こんな山のなかで何やってんだろう」という茫洋とした時間も長い。しかし、その積み重ねがあってこそ、この運動が続いています。7月からの、このいきなりの、強烈な展開を見るにつけ、少なくとも来年の2月末まで、しばらくは残念ですが「行って無駄だった」となることはないと思います。無駄足だったときは、高江の平穏な暮らしを一緒に喜び合いましょう。

●調子が悪いときは、行かない
 カラダやココロが優れないときには、行かないことを選択しましょう。便利な場所ではありません。自分の車や地の利もなければなおさらです。座り込みの現場では、充実した時間を過ごして「かえって元気をもらえた」なんて思うかもしれない。でも、癒しを目的に行くところではない。シャキッと元気なときに行きましょう。
 現地に行かなくても、「現場」はあなたの場所に創ることが出来ます。

[持ち物の準備]
●座り込みの現場で、飲み物・食べ物は自参・自炊が基本です。
 -マイ水筒、マイ箸持ってるとステキです。
 -みんな個人で参加しています。ご飯作ってくれるキミのママはいないんだぜ。
 -持って来たら持って帰る。食糧が余ったからといって置いて帰られても、嬉しくない感じのときもある。
 -ゴミは持ち帰りましょう。野鳥たちが見ていますよ。お菓子の入った小分け袋のプラゴミ。お弁当箱の輪ゴム・・・。他人のゴミまで根気よく回収して下さる人もいます。

●雨・日焼け・熱中症・虫さされ対策持参で。
 -アブ、ブヨ、ヌカカ、ハチ、ケムシ、ヤマダニ、いずれもパワフルです。ニンゲンのほうがお邪魔させて頂いてるから、文句も言えない。これを機に、エセンシャルオイルなど自作の虫よけ・虫刺され対策に凝ってみるのも楽しいものです。
 -手拭い、帽子、日焼けから肌を守る服や工夫、水分ミネラルビタミン補給など。どんな事態が展開するか読めません。炎天下で長時間過ごす可能性を想定してみて下さい(本当は、そんな想定をしなくてよいように、沖防が業者に、定時出勤・定時退社・昼休みを徹底すべきところなのですが)。
 -山の天気は変わりやすい。カッパ、ポンチョなど雨対策もあると安心。
●夜は懐中電灯必携。真っ暗で満天の星降る夜を体験できる。でもハブも涼みに出て来ます。
●泊まりを想定する人は寝袋や毛布など。
●・・・とはいっても自分の荷物は自己管理。身軽が一番。
●docomoの電波が弱い場所あり。なにしろ、やんばるなので。
●自然に還らないものを使わない、持ち込んだら回収する、回収出来ないものは持ち込まない。こんな風に考えてみて下さい。ビニールヒモ(スズランテープとも、古紙をしばったり応援ポンポンつくるときのあれ)はボロボロに割けて回収しにくい上に、何年も残っています。ナイロンのテグスも。自然の森を守ろうといいながら、これじゃあマズイよね!

[アタマの準備]
●お出かけ前に現場の最新の様子をチェック!でも情報発信の専任スタッフがいるわけではない。最新情報があがるサイトは一定しません。twitterは情報が早いけど情報に溺れてしまうことも。だからアドヴァイザリーなまとめ記事の上がるblogはとても有益。書き続けている人たちに感謝と敬意!
今年だったら、しばらくは次のblogなどが参考になりそう。
沖縄やんばる東村高江の現状 http://takae.ti-da.net/
「ヘリパッド建設に反対する現地行動連絡会」(高江連絡会) 
http://blog.goo.ne.jp/takashien
チョイさんの沖縄日記ブログ http://blog.goo.ne.jp/chuy
海鳴りの島から(沖縄ヤンバルより・目取真俊) http://blog.goo.ne.jp/awamori777

▶東村の天気(これからの季節、台風の進路情報は要チェックです)
yahooピンポイント天気 http://weather.yahoo.co.jp/weather/jp/47/9120/47303.html
台風情報<ウェザーニュース http://weathernews.jp/typhoon/

●高江座り込みガイド系、高江を知るための解説系
▶ヘリパッドいらない住民の会「座り込みガイド 」http://nohelipadtakae.org/files/takae-sit-in-guide2.pdf
座り込み現場への行き方MAP、持ち物のヒントなどあり。
ヘリパッドと建設予定地のGoogleマップ http://goo.gl/maps/bAbZ
航空写真からいろいろ見えてきます。座っているときは虫の目、航空写真の鳥の目を想像しながら。。。住民の会blogからもリンク貼ってあります。
辺野古浜通信 http://henoko.ti-da.net/
辺野古の状況を発信。高江についてももちろん。冷静で確実な情報の周知役に努めてくれている。 -「集まり、支え、伝えて下さい」2016年7月17日。 「高江への結集をお願いします。厳しい状況ですが、長期化の可能性が高く、落ち着いて、準備をして現場においで下さい。手薄になる辺野古もよろしくお願いいたします。来ることができない方は、次の行動に参加することができます。・・・」。
ゆんたく高江 http://helipad-verybad.org/
-東京発、高江を支える人びと、年に一度のお祭りと、情報発信。県外・遠方からの参加相談に乗ってくれます。
➡役立つ!【緊急掲載】「高江への行き方」2016年7月17日記事 http://yuntakutakae.blogspot.jp/2016/07/blog-post.html 
スワロウカフェ http://blog.livedoor.jp/noarmydemo/
京都発、経ヶ岬と高江をつなげる「スワロウ」たち。
-「高江を想うみなさんへ」2016年7月13日記事 http://blog.livedoor.jp/noarmydemo/archives/49070127.html 
「高江で座り込んだ経験を糧に、各地で反対運動に取り組む人がいます。経験者たちの呼びかける行動に参加してみよう。高江への行き方やノウハウ、経験もシェアできるはずです」。
➡役立つ!スワロウ版高江・辺野古パンフ http://blog.livedoor.jp/noarmydemo/archives/48432062.html
沖縄生物多様性市民ネット(沖縄BD) http://okinawabd.ti-da.net/
生物多様性の視点から、活動の資料・解説・成果が充実しています。知ることを力に!

[現場に着いたら]
●N1テントには「当番」と呼ばれている人がいます。当番は毎日交替しています。緊迫した状況では混乱もありますが。「コンニチハ♥」と挨拶して、その日の座り込み状況やトイレの場所など、尋ねて下さい。また自分の予定を話しておくと、その日の座り込みの全体状況を見ながらみんなで計画を立てやすくなります。上位下達の指揮系統がないので、現場で即興的に協力を求めらるとビックリするけど。「慣れていません」と言って大丈夫。ゆっくり自分に合った方法で参加して下さい。
●トイレの確認は大事です。「そこらへんで」とかいう野生な感じもかっこいいけれど、生理のときとか、やっぱきつい。体調でトイレの間隔が短いことは誰にでも起こりうる。トイレの回数を減らすために水分補給を控えるなんて、ますますいけません。まずはテント当番に相談しましょう。
●現場でどう振る舞えばよいか判らないと戸惑うことがあったら、まず周囲をよく観察してみて。「この人信頼できそう!」という人を見つけて質問するのが一番。自分の理想と思えるような、お手本にしたいような人の近くに自分の居場所をキープしてみるのも一案です。ナニゴトモセンダツハアラマホシキコトナリ。
●高江は非暴力直接行動の現場です。ヒボウリョクって?チョクセツコウドウって?その答えは千差万別。まず自分らしいスタイルで「非暴力」を試してみよう。余裕が出て来たら、隣のあの人はどうしているのかなと、一緒に参加しているみんなの理想を尋ねてみるといいかも。きっと新しいアイディアが生まれてきます。
●テレビやネットの現場中継は、起こっていることの一部分を切り取ったもの。実際の現場はもっと多様で多面的で多層構造です。荒々しい生硬な怒りを、そのままぶつけ返すのではなく、咀嚼して、「抗議行動」に昇華・転化するハイテクを、現場で目撃できると思います。荒ぶる人の隣には、鎮める人がいたり、焦点化する行動の背後で全体状況を眺めて次を構想する人がいる。昂然と対峙する場面をつくりだす、けれども目の前のこの人は「敵」ではないとの配慮を行き届かせる。そのようなジンブンと経験に満ちた人たちに出会えます。あちこち観察してみて下さい。

[逃げる・嫌だ・サボる]
●キツいなコワいなヤバいなイヤだな、と思ったら逃げてOK。サクサク逃げよう。恐怖を感じるということは、危険を察知するアンテナを持っているということ、とても大切なことだと思います。その場を離れて、距離を置いてみましょう。私たちは、隊列を組み命令され相互監視のなかにある軍隊ではないのだから。
●どんなカメラに対しても、写されたくないと思ったら嫌だと言ってOK。現場には動画・静止画問わず、カメラが入り乱れています。警察、防衛局、業者のカメラだけでなく、マスコミやネット中継、支援者の不躾な撮影だって。でも嫌なものは嫌なのです。「撮らないで」と言いましょう。ということは当然、自分が手にしているカメラが誰かを不快にしているかも知れません。「私を勝手に撮影しないで」と、誰でも自由に言える現場の雰囲気をみんなで作りましょう。「撮影セーフゾーン」を作ってみたり、ネット中継している人はそれと判るようにタグを付けてみたり、工夫の余地ありです。
●非暴力直接行動はココロとカラダを使うもの。消耗しきってバッタリのペッタンコになる前に、次の人を信頼して一息つこう!サボろう!「私がいなければダメなのよ」「座り込みのせいで休めないよ」という気になったら要注意。「私がこんなに頑張っているのに」と他人に苛立ちを覚えたら危険水域。これは疲れているサインかも知れません。バッタリのペッタンコになったら、回復には結構時間がかかるよ。その前に休もう。
 アナタがいてくれることが、どんなに現場の役に立っているとしても、アナタが無理をしていることを誰も喜ばない。サボろう!休もう!

[SNSと座り込み]
●ヴァーチュアルとリアル、どちらも大事な現場。でも、こんなことになっていない?
・気がついたら、情報をぐるぐる回覧するだけで満足している。
・めまぐるしく流れる沢山の記事にお腹いっぱいになってしまう。
・案外、具体的な行動の呼びかけにつながっていない。
・書き込みに気を取られて、現場にいるのに現場と対話していない。
・現場の座り込み参加者個人を勝手に生中継してしまう。
●ここらあたりは、特に工夫の余地ありです。新しい視点や呼びかけのアイディア、求む!

[ハラスメントについて]
●人が集まればコミュニティが始まる。座り込みも長期化すれば色んな人が同じ空間を共にするマイクロ社会が生まれます。平和で自由で平等な社会をみんな求めて集まっているはずなのに。それでも権力関係は生じるし、ハラスメントも起こります。「運動の現場でもハラスメントは起こる」、まずこれをお互いに確認しましょう。
●「地元」の人や現場の顔役的に見える人から受けるハラスメントは、「自分は外から参加させてもらっている」と考える人にとっては、何とも抗議しにくい困った事態です。運動の輪を壊したくない、敬意の気持ちがある、自分はちょっとだけの滞在だから、と我慢しているうちに、気がつけば被害者になっている。時間も経てば今更言い出しにくい、そうしているうちに、いつの間にかループにはまって抜け出せない。こんな感覚を多くの人が体験しているのではないでしょうか。
●相談したいけれど、うまく説明できなかったり、そうでなくても緊張の続く現場で、自分の悩みなど打ち明けるのはかえって迷惑かも、と思って黙ってしまいがち。
●でも、座り込みは、理想の社会を先取りして実現する素晴らしい機会にもなりうるはず。目の前の軍隊に反対して終わりではなく、こんな社会で暮らしていきたいと願うような未来を、一瞬だけ味わえる空間にしたい。それも運動する私たちの大切な目的ではないでしょうか。
●だから人間関係が上手くいかないと感じるときは、静かに距離をおいてみたり、場所をずらしてみたり、まずは私が私らしくのびのび過ごせる空間を確保しましょう。その上で、違和感があることを複数で共有してみたり。そして抗議すべきはきちんと抗議したり。出来ることが沢山あります。
●ということは、信頼して相談できる人、耳を傾けてくれる人の存在も、運動の現場には欠かせません。他人の違和感や苦痛の訴えを受けとめられる人の存在を、皆さんはどのくらい知っていますか。
●自分が被害を受けているという弱さを認めることは、他の人の痛みを想像出来るためにとても大切。軍隊の重圧と果敢に闘っていても、隣の人の苦境に想像力が及ばなければ、何のための平和運動でしょうか。
●そういうわけで、沖縄の反軍事主義運動の現場で、セクシュアル・ハラスメントやパワー・ハラスメントに対する意識と理解は、とても大事なキモなのです。決定的と言ってよい。タブーにしないで、どんなアイディアがあるか、どんどん語り始めましょう。
●個人の集まる行動に、公式の「相談窓口」はありません。でも例えば、「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」「ゆんたく高江」「スワロウカフェ」こんな名前を手がかりに探してみて下さい。みんな、同じ悩みを抱えながら、現場にこだわってきた人びとの名前です。手がかりになると思います。

7月17日:「アタマの準備」(Webサイト案内)に「辺野古浜通信」を追記しました。
7月18日:ゆんたく高江制作「高江への行き方」リンクを追記しました。