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20120623

新報「空飛ぶ脅威」つづき10-14(連載終了)

『琉球新報』の「空飛ぶ脅威」つづき。
(しばらくこちらに追記します。)
それにしてもこのシリーズ、何回続くのか。こち亀みたくなったらどうしよう・・・。
しかし「環境レビュー」のおかげで、まだしばらくは続くと見た。
・・・と思ったら、本日第14回で(おわり)の文字が。環境レビュー、まだまだ言うべき点が多いと思うが、この連載はいったん終了したようです。「検証・米軍環境レビュー」やってくれないかな。いや、しかしこれ読んでおくだけでも充分に勉強になりました。ということで感謝を込めてまとめ。
『琉球新報』連載「空飛ぶ脅威:検証オスプレイ強行配備」全14回
(2012年6月6日-6月28日)
(執筆担当記者:外間愛也・内間健友・増田健太・伊佐尚記・仲村良太・池田哲平)
1-6回
7-9回
10-14回(このページ)



20120621

こっそり法律を変える議会が掲げる「国の安全保障」。

「原子力の憲法」というべき原子力基本法のこっそり変更。けっきょく脱原発など1ミリも考えていないんだ、党派議員たちは。
基本法の変更は、末尾にある付則の一二条に盛り込まれた。原子力の研究や利用を「平和の目的に限り、安全の確保を旨として、民主的な運営の下に」とした基本法二条に一項を追加。原子力利用の「安全確保」は「国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全並びに我が国の安全保障に資することを目的として」行うとした。『東京新聞』より。 

その国は宇宙にもこっそり軍事参加したいらしい。こちらは2008年宇宙基本法の追認変更ということになるか。つまり問題は現政権のみにあるのではない。選挙で民主的に政権交代を実現したとか喜んでてアホだったなオレたち。
宇宙航空研究開発機構の活動を「平和目的」と限定している規定を削除し、防衛利用を可能とする改正機構法が20日の参院本会議で、賛成多数で可決、成立した。
  宇宙機構が、安全保障を目的とした人工衛星の開発などに関わることになるが、宇宙の軍事利用が進むことを懸念する声も上がっている。
  日本の宇宙開発は1969年の国会決議以来「非軍事」が原則だったが、2008年に成立した宇宙基本法が「安全保障に資するよう行わなければならない」と、防衛利用容認に転換していた
  文部科学省と総務省の所管省庁に、内閣府と経済産業省を追加し、防衛省が所管することもできるようにした。共同ニュース配信より。

おかげで毎週デモ・デモ・デモだ!盛り上がるぞ

私の村から戦争が始まる、東京公演

非戦を選ぶ演劇人の会が採り上げた高江のピースリーディング、東京での公演のお知らせ、ご紹介します。
日時:2012年7月18日(水)19:00
         19日(木)14:00
日時:※受付開始は開演60分前、開場は30分前になります。
日時:※各回終演後、 トーク&ミニライブを行います。
会場:全労済ホール / スペース・ゼロ
会場: JR新宿駅南口より徒歩5分/
    京王線・都営大江戸線・都営新宿線新宿駅6番出口より徒歩1分
 会場:渋谷区代々木2-12-10 全労済会館 TEL:03-3375-8741(代))
▼料金(全席指定:税込)
大人1500円/中高生1000円/小学生以下500円
▼チケット取り扱い(前売開始日:2012年6月27日(水))
・チケットぴあ(Pコード:422-023)TEL : 0570-02-9999
http://t.pia.jp
・スペース・ゼロ チケットデスク   
http://www.spacezero.co.jp(一般のみ)
詳細は非戦を選ぶ演劇人の会でチェック!

枯れ葉剤の報道、新報でも。そして沖縄BDは・・・

ジョン・ミッチェル枯れ葉剤報道のことが、『琉球新報』でも記事になっていました。
「普天間に枯れ葉剤か/元米兵「81年、地中にドラム缶」英字紙報道」『琉球新報』2012年6月16日。

★また、沖縄BDは沖縄県との交渉の様子を臨場感あふれる写真付きで紹介
★さらにOkinawa Outreachが、その県との交渉の様子を英文でレポートし、元米兵で沖縄枯れ葉剤被害者の情報交換Face Bookサイトに紹介したとのこと。

リムピースの解説と、新報「空飛ぶ脅威」つづき

さすがだ!リムピース、の内地飛行ルートに関する説明とマップが話題を呼んでいます。
「オスプレイが低空飛行ルートを飛ぶ」
「オスプレイが低空飛行ルートを飛ぶ-2」
『琉球新報』の連載「空飛ぶ脅威:検証・オスプレイ強行配備」、前回までの(1-6)につづいて、の7-9回の記事。連載の途中で、次々と新しい事実も発覚するから、担当者もみーぐるぐるして大変だハズ。今日はお休みでした。





20120618

7月1日、5周年に東村平良で、会いましょう。

「一緒にたたかってきた方、傍観してきた方、容認してきた方 今一度、皆でやんばる東村、高江の現状を確認し、何をすべきか考えましょう」との呼びかけが、グチョル荒れ狂うなか、住民の会から届いたよ。
オスプレイパッドいらない!
座り込み5周年報告会
日時:2012年7月1日 14:00〜16:00
場所:東村農民研修施設(村営グラウンド向い・公民館2F)
主催:ヘリパッドいらない住民の会 0980-51-2688
フライヤー拡散にも協力を!
そして、この集会の日から、6年目の夏、座り込み工事期間の再開に突入します。みんなで集まりましょう!泊まり込み、座り込みの準備もね☆



合意してないプロジェクトは、高江のヘリパッド建設に合意してない!
オスプレイ配備にも、離着陸帯でやんばるの森を切り刻むのも、1957年からの長期にわたる北部訓練場の居座りにも、合意してない!
そして、座り込みに大合意!
¡Que viva la asociación de residente!
加油住民的連帯!極好进去坐下!
함께반대합시다 !

20120617

本日!上野で!ゆんたく高江

今年もやってくれますゆんたく高江。
タイムテーブルはこちらから。
IRAも模索舎もやってくるブース紹介はこちら


6月17日(日)
12:00オープン 13:00スタート(20:00終演予定)
上野公園野外ステージ※(旧上野水上音楽堂)
東京都台東区上野公園2 
入場無料!


ん〜、熱いぜベイベー!
オスプレイも海兵隊もいらない。
軍隊も原発もいらない。
さいかどうはんたいなヤツラも。
ぴーぷるの祭典からけーし風を。たのむ!

20120616

爆音座り込み。

「がってぃんならん怒りの普天間アクション」 
爆音座り込み開始。
昼2時から夕方6時、大山ゲート前。
台風の様子をみながら。
ぜひ働く人の時間帯に延長されるべく、
ぼちぼち集まりましょう。
あと、「ヤクザヨーヨーオーオー」も!

20120615

普天間、1981年>ジョン・ミッチェルJapan Times枯葉剤報道、第9弾!

ジョン・ミッチェル
「80年代に基地にエージェント・オレンジ、元米兵語る:漏れ出したドラム缶で普天間付近の住民が汚染の怖れ」 『ジャパン・タイムズ』2012年6月15日。 

オリジナルの記事は以下。
Jon Mitchell, "Agent Orange at Base in '80s: U.S. Bet Says, Nearby Residents of Futenma Possibly Tainted by Leaking Barrels," Japan Times, June 15, 2012.

※写真キャプション
[1枚目]裏切りの深さ:1981年夏に撮影された写真には、クリス・ロバーツが現場から掘り出した100本以上の漏出するドラム缶が写っている。(提供:クリス・ロバーツ)
[2枚目]クリス・ロバーツ
[3枚目]戦場にて:撮影年不明、21年間の従軍のあいだに撮影された、軍服に身を包んだクリス・ロバーツ。
---
米海兵隊が沖縄の普天間飛行場で大量のエージェント・オレンジの貯蔵を埋却し、このため基地で管理部門の長を勤めた人物が被曝し、付近住民や基地の土地を汚染した可能性もあることが、ジャパン・タイムズによる元米兵のインタビューから判った。

ドラム缶は明らかにヴェトナム戦争終結期に沖縄で廃棄された---ダイオキシンを含んだ枯葉剤を健康上の理由で米国政府が禁止したころだが、ペンタゴンは安全に処理する要求を無視した後、宜野湾市の駐留地に埋却されたと、1970年代と80年代に勤務した元米兵が語った。

MV-22沖縄配備を狙った環境レビュー、読んだ。

1000ページもあるという環境レビュー。サイズを測るのにタバコは定番ということで、置いてみました。あ、両面印刷です、ちなみに。

Final Environmental Review for Basing MV-22 at MCAS Futenma and Operating in Japan (April 2012).
「MV-22の普天間飛行場配備と日本における運用のための環境レビュー最終版(2012年4月)」

オキボ局>企画部> にあります。http://www.mod.go.jp/rdb/okinawa/07oshirase/kikaku/kankyourebyu.html
Executive Summary
エグゼクティヴ・サマリー(ここは翻訳されて県庁や各所に配布したようです)

Chapter 1 Purpose and Need
第1章:目的と必要性

Chapter 2 Description of Proposed Action and Current Conditions
第2章:提案されている行動と現在の状況について

Chapter 3 MCAS Futenma
第3章:海兵隊普天間飛行場

Chapter 4 Training and Readiness Operations
 - Landing Zones
 - Mainland Japan (Camp Fuji, MCAS Iwakuni, and Navigation Routes)
 - Kadena Air Base
第4章:訓練と即応オペレーション
 -着陸帯
 -日本本土(キャンプ・フジ、海兵隊岩国基地、飛行経路)
 -嘉手納空軍基地

Chapter 5 List of Preparers
第5章:作成者一覧

Chapter 6 References
第6章:参考文献

Chapter 7 Distribution
第7章:配布先

Appendix A: Additional Operations Details for MV-22
添付資料A:MV-22オペレーションの詳細追記

Appendix B:
 B1: Exhaust Technical Memoranda
 B2: Downwash Technical Memoranda

Appendix C: Aircraft Noise Study for the Basing of MV-22 at Marine Air Station Futenma and Operations at Marine Corps Facilities in Japan
添付資料C:MV-22の普天間飛行場および在日海兵隊施設における運用における航空機の騒音調査 (環境コンサルのWyle社が作成したもの)

Appendix D: Natural Resources Studies for Proposed MV-22 Landing Zones in Okinawa
添付資料D:沖縄におけるMV-22着陸帯案の自然環境調査 

で、素人には歯が立たないんだが、歯が立たないなりに、面白いから、みんな読んで見たらいいと思った。抱腹絶倒の記述もあります。
自分の住む地域、関心に限定して、そこが出てくるところを拾い読みするとかでいいと思う。

で、で、高江に関連する北部訓練場の気になるところを読んで気になるとこメモした。
色字:環境レビューに書いてあること。「」内は直接引用。()は出現ページ。
黒字:重要点、発見、着想、悪い想像、など。読み手の備忘録として。

20120613

集会前におさらいV-22

『琉球新報』、『沖縄タイムス』それぞれ、Webで速報出しました。
「環境への影響ない」 防衛省が米実施の審査書説明 オスプレイ『琉球新報』2012年6月13日。
防衛省から担当職員が県庁に来て、又吉知事公室長に、「米軍普天間飛行場への垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ配備に向け、在沖海兵隊が実施した環境審査(レビュー)書と、防衛省が作成したオスプレイのパンフレットを手渡した」そうで、以下のようなことを伝えたそうです。
 ・「結論として沖縄の配備、運用で重大な環境への影響はないと記載されている」
 ・「普天間全体としては今のCH46(の運用)よりも全体として11%運用が減る」
 ・4月のモロッコでの墜落事故に関して米側が機体の安全性には問題がないとしている
 ・「技術的にどう持ってこられるか検討してきたところ、候補となったところが那覇港湾と岩国飛行場。米側で岩国での陸揚げがより安全で適切であろうとの結論が出た」

オスプレイ「重大な環境影響なし」防衛省説明『沖縄タイムス』2012年6月13日 12時16分。

「安全」「問題ない」「影響ない」というのは、たぶん、アメリカから渡された資料の翻訳を間違えたんだと思う。「オキナワの人の命の危険より軍産複合を優先」って、読むべきところであるハズ。今朝の新報に書いてあったよ。
オスプレイ、調達中止要求も 米で安全性、費用に批判『琉球新報』2012年6月13日。
「有力誌USニューズ&ワールド・レポートは、この報告書を踏まえた記事を掲載し、「MV22は戦闘地域に派遣され運用されており、海兵隊とボーイング(オスプレイ製造社)、議会の連合は技術的な問題がある中でも計画を進めるだろう」と論評した。  普天間飛行場への配備に対し県民の懸念が高まる中、米国内では危険性の議論よりも軍需産業を中心とした政府や民間企業などの軍産複合体の事情が優先されそうだ。」

集会に行く前に、「やんばる東村高江の現状」「地元紙で識るオキナワ」のオスプレイオスプレイ配備まとめ記事でおさらいしとこう。

そして、『琉球新報』で連載中の「空飛ぶ脅威:検証・オスプレイ強行配備」。第6回まで来ました。これまで明らかになってきたポイントが押さえられていて、要点整理に役立ちます。イラストレーションも判りやすくてコワイくらいです。外間愛也さん→増田健太さん→伊佐尚記さんと気鋭の若手記者たちのリレーで展開されているところも読み応えアリ。

※追記・つづきの7-9回はここからどうぞ。






今日、18時、野嵩ゲート


本日、オスプレイ配備NO!普天間閉鎖!ゲート前行動
とき:6月13日(水)午後6時~7時(雨天決行)
所:普天間基地野嵩ゲート前
呼びかけ:普天間爆音訴訟団


6月17日は宜野湾市民大会に参加しましょ−!
大会名称:普天間飛行場へのオスプレイ配備等に反対し固定化を許さず早期閉鎖・返還を求める宜野湾市民大会
とき:2012年6月17日(日)午後2時~(雨天決行)
ところ:宜野湾海浜公園野外劇場
主催:「宜野湾市民大会」実行委員会
(↑告知とか行き届いてるのか心配なカンジ↑)

20120612

全ての武器を農具に!

Just Seeds  「ピープルの歴史を讃えよう」シリーズ。
シャノン・エアポート・プラウシェア2003

"Are ordinary citizens powerless to stop the US-led war machine and the war in Iraq? Not according to two extraordinary acts of resistance by peace activists in Ireland. On January 29, 2003, Mary Kelly, a fifty-one-year-old nurse and mother of four, voiced her objection to Shannon Airport being utilized as a refueling station for the US military by smashing the nosecone and fuel lines of a warplane with an axe. Less than a week later, the Pit Stop Ploughshares, five members of the Catholic Workers, snuck into Shannon Airport and attacked a US Navy plane with household tools, causing an estimated 2.5 million dollars in damages. Deidre Clancy, Nuin Dunlop, Karen Fallon, Ciaron O'Reilly, and Damien Moran were arrested and spent four to eleven weeks in Limerick Prison each. They were tried three times and ultimately acquitted. A Dublin jury determined that their actions were reasonable considering that they were acting to save lives in Iraq and in Ireland."


20120611

20120610

反対を言うときに



 太平洋をはさんだ両岸の日米ドロボウ政治の大罪のひとつに大切な名前の略取があると思う。
 トモダチ
 思いやり
大切な人や大切な気持ちを言うためには、もう使えない。

そして、今日この映像を見てあらためて、思ったのは、「オスプレイ」。
ヤンバルクイナやノグチゲラやアカショウビンと耳に聞き目に映るときに浮かぶ思いと、おなじように、オスプレイ(ミサゴ)を、美しい鳥の名前として、取り戻したい。

 ところで、関連して言うと、「未亡人製造機」ということばをなんの忖度もなしに使う反対運動の無自覚さにも、ほとほとうんざり。 「未亡人」と呼ばれる人がいて、それが「製造」されるのだと、声高に叫ぶその人の脳内では、いったいどのような悲劇や不幸を、自分の身に起こることとして想像できているのだろうか。V-22配備反対は、死を悼む心の根っこから語られる「ちむぐりさん」からこそ、と思う。

20120601

20120527

20120517

「沖縄で実験」>ジョン・ミッチェルJapanTimes枯葉剤報道、第8弾!

ジョン・ミッチェル「エージェント・オレンジ「沖縄で実験した」:1962年ジャングルでの使用を文書が示す」
『ジャパン・タイムズ』2012年5月17日。

 (オリジナル記事はJon Mitchell, "Agent Orange 'Tested in Okinawa': Documents Indicate Jungle Use in 1962," Japan Times, May 17, 2012. [http://www.japantimes.co.jp/text/nn20120517f2.html]  ジャパン・タイムズ本紙またはリンクからジャパン・タイムズのサイトにてご覧下さい。)

[画像のキャプション]文書でたどる旅。ミシェル・ギャッツが持っているのがSSシャイラー・オーティス・ブランド号の航海日誌、ここで1960年代初頭、沖縄に枯葉剤を輸送したことが明らかにされている。提供・ミシェル・ギャッツ氏)

米国が1962年沖縄でエージェント・オレンジの実験を極秘裡に実施したことが、最近公開された文書により明らかになったと、退役軍人省の職員が語った。

この実験は、規定に囚われない戦闘技術の調査を行う機密計画、アジャイル計画の下で実現したと考えられ、米軍の元高官もこれを認めている。

20120516

5月20日14時テレ朝「米軍は沖縄で枯れ葉剤を使用した!?」

QABの「枯れ葉剤を浴びた島」に続いて、全国区ではテレビ朝日系列の「ザ・スクープ」で、沖縄における枯れ葉剤使用の問題が採り上げられます。
2012年5月20日午後2時より
「沖縄返還40年特別企画:米軍は沖縄で枯れ葉剤を使用した!?」
http://www.tv-asahi.co.jp/scoop/

この間の沖縄における枯葉剤に関する情報は、沖縄BDの「枯れ葉剤」関連記事一覧が充実しています。
http://okinawabd.ti-da.net/c187576.html

ジョン・ミッチェルさんの記事の翻訳などは、ここの「Agent Orange」関連記事で、バチっと予習・復習できますよー!
http://www.projectdisagree.org/search/label/Agent%20Orange


そして、ご紹介が遅くなりましたが、そのジャーナリスト、ジョン・ミッチェルさん、この週末の『ジャパン・タイムズ』に、施政権返還40年を考える記事が掲載されました。
Jon Mitchell, "What awaits Okinawa 40 years after reversion?: Looking back at Okinawa's troubled past ― and forward to its uncertain future," Japan Times, May 13, 2012.
http://www.japantimes.co.jp/text/fl20120513x1.html

過去を振り返りつつ、次の40年後は、どんな沖縄になっているだろうか、との問いを携えてインタビューした記事になっています。大田昌秀さん、比嘉光龍さん、吉川秀樹さんと、これまたバラエティに富んだ人選。(ちなみに左画像は、この記事の取材のため来沖したJM氏。)

ところでジョンさん、『ジャパン・タイムズ』のなかの「ツァイト・ガイスト」(時代の精神)コーナーへの寄稿で、過去10年間の記事から読者が選ぶランキング第3位に輝いていました。わーい、パチパチパチ(記事の挿絵がちょっと怖いケド・・・)。
http://www.japantimes.co.jp/text/fl20120508a1.html

入選したのはまさに、今回のQABのドキュメンタリで渡米しインタビューを果たしたジョー・シパラさんたちの、写真と証言を元に書かれた沖縄の枯葉剤についての記事でした。
http://www.japantimes.co.jp/text/fl20110412zg.html
日本語訳はこちらでどうぞ。
http://www.projectdisagree.org/2011/12/2011412.html

QAB番組中で言及されているジョー・シパラさんが開設したFBのサイトはこちら。
Agent Orange Okinawa
http://www.facebook.com/pages/Agent-Orange-Okinawa/205895316098692

ところでついでに。QAB「枯れ葉剤を浴びた島」は元米兵の当事者へのインタビューなど見どころ満載だったのだが、さらに個人的には
-ジョン・ミッチェルが沖縄の基地問題を人権の問題なのだと語っているところ
-国吉永啓さんがインタビューイーとして登場していること
-北部訓練場のゲリラ戦訓練の動画映像!
これらが特筆すべきポイントだと思いました。もう一度見直したらもっと沢山重要な点が出てくると思う。なんども繰り返して視聴すべき沖縄の大切なドキュメンタリがまたひとつ増えた。



「アフガン版オキナワ」全文訳

 太平洋両岸の「居直り強盗」の記事で短く紹介したアフガン版オキナワの記事の全訳をご紹介します。

アフガニスタンの沖縄
 Afghan Peace Volunteers
(訳:池上善彦)

    我々は平和を願う普通のアフガニスタン人である。我々には目と耳があり、愛と絶望を感じることができる。どうか我々の話を聞いてほしい。
    最近締結された「アフガニスタン・アメリカ戦略的パートナーシップ協定」に触れてワシントン・ポストは、「米軍教官と特殊部隊は2014年以降もアフガニスタンの基地に駐留を続けるであろう」と報じた。
    オバマであろうがロムニーであろうが、2014年にアメリカ軍が完全撤退することはあり得ないということをアメリカ市民は分かるべきである。シカゴ・ト リビューンのチャップマン記者は「大統領はすべて戦争屋である。民主党も共和党もない。戦争党があるだけだ」と書いている。
    それはアフガニスタンでも同じである。
    悲しいことに、世界中の大統領と首相は金と武力を投機にして自国民、及び他国民に地勢学的に、経済的に戦争を仕掛ける最高司令官である。
    多くの地で人々はこういった現状に対して抗議している。人間を犠牲にする政治的嘘にもはや我慢ができないのだ。それは美しい人間の春を生むだろうか。そのような春が来るには時間がかかるということを我々は身に染みて知っている。
    オバマが戦争は終結に向かっているとほのめかしたことについて、ニュー・アメリカ安全保障センターの上級研究員であるアンドルー・エクスムは批判してい る。「戦争は終結に向かっているというのは間違っている。戦争は止むことなく、我々の欲望に従って開始される。アフガニスタンにとって戦争は終わらないだ ろう。アフガニスタンによって、アフガニスタンと共に、アフガニスタンを通して戦闘を継続するアメリカの特殊部隊もまた止むことはない。
    要塞化されてはいるが日々攻撃にさらされている首都カブールはアメリカ軍の援護でカルザイが実質的に納めている唯一の場所である。そこで16歳のアリ は、汚水があふれ地下にしみこんでいく灯りの消えたカブール市に「戦略的パートナーシップ」調印のために真夜中にこそこそとやってきた、何かに怯えている ようなオバマに失望した。アリは翌朝の5月1日にそのニュースを知った。「何だって! これから治めようとする名誉ある人々に顔を見せようともしないなんて」。
    「戦略的パートナーシップの長期的安全保障と題された第三章の第6項目」にはこうある。「2014年、そしてそれをこえて相互安全保障協定のようにアメ リカの職員がアフガニスタンの施設を引き続き利用し使用することをアフガニスタンは許可する。その目的はアルカイダとそのシンパと戦い、アフガニスタン防 衛軍を訓練し、共通の安全保障のための相互任務のためである」。
    アメリカ軍を撤退させる代わりに「2014年、そしてそれをこえて相互安全保障協定のようにアメリカの職員がアフガニスタンの施設を引き続き利用し使用 することをアフガニスタンは許可する」ことは、「アフガニスタンの沖縄」を打ち立てようという計画のことなのである。

人間的意味対シニカルな意味論

    アメリカ内部にある不安をオバマ政権は賢明にも、アメリカは「アフガニスタンに恒久的な軍事基地は置かない」という名目にすぎないことを宣言することで、緩和した。
    オバマ大統領が32ページにも渡るリビアにおけるアメリカの活動と題された報告書で、「リビアでの戦闘は戦争ではなく、単なる軍事行動である」として、 アメリカ憲法と国連議決1973によって必要とされる国会の承認を経ないで60日以上に渡るリビアへの介入が可能になったのは、このオーウェル的な言葉の 使い方による。

「リビアは戦争ではない?」

「アフガニスタンに恒久的な軍事基地は置かない?」

    アメリカの軍事基地とは実際にはアフガニスタンの基地のことなのであるが、2万人ものアメリカ人教官と特殊部隊が暮らし、現在日本の沖縄にあって議論を よんでいる普天間空軍基地に駐留するアメリカ軍を上回る数に達し、日本と近年(激しく)交渉のただ中にある軍の撤退後にも、その倍の数がとどまり続けるの である。
    沖縄の軍事基地にいるアメリカ軍を維持することが社会的にも政治的にもどれほど受け入れがたいものになっているか、カルザイは気づくべきである。
    カルザイ大統領が自らの遺産に関心があるのは当然として、そうであるならば、アメリカ軍が落とすドルで喜んでいるアフガニスタン人でさえ、尊厳ある日本 人のように、「アフガニスタンの沖縄」を終わらすように要求するようにやがてなるであろうことに気づくべきである。歴史に名を残したいと思うならば、日本 の鳩山由紀夫首相が沖縄をめぐって非難にさらされ、就任わずか8ヶ月で辞任せざるを得なかったことを、カルザイは銘記すべきである。
    アフガニスタンの与党である国民統一戦線は、戦略的パートナーシップはアフガニスタンの現在と未来の世代から批判されるであろう、という声明を出している。
    アフガニスタンでの戦争の終結を望んでいる多くのアメリカ市民は、2014年に完全撤退することはないということを聞いて失望するであろう。

    2014年にアメリカ軍が完全撤退することはない。

    2014年にすべてのアメリカ軍が撤退するわけではない。

    2014年にすべてのアメリカ軍が撤退するというプランは絶対にない。

    「2014年のアメリカ軍の撤退」はオバマがしかける「認識の戦争」である。

    アメリカの友人たちがアフガニスタンの戦争に反対し民主主義的に考えるよう、世論に訴えることができるようにしてもらえるために、我々にはどのようなやり方があるのだろうか。

文明と野蛮

    「私たちは勉強し、働き、毎日家に安全に戻れるためにちゃんとした万人のための経済と安全な環境の中での慎ましい生活を望んでいるのです。アメリカの特 殊部隊とドローンがそんなことをしてくれるわけはありません」とアフガン・ピース・ボランティアのシャムスは言う。
    普通のアフガニスタン人は、普通のアメリカ人と同じように、アフガニスタンの戦争の終結を願っています。
    しかし、どのようにしてアフガニスタンの戦争を終わらせるかについては、オープンに議論すべき違いがある。
    普通のアメリカ人とアフガニスタン人が文明的であろうと思ったとしても、両政府はより軍事化し、文明的選択肢を与えはしない。
    特殊部隊とドローンを用いることは軍事的選択であり、その選択はアフガニスタンにとって失敗であったことは明白である。それは文明的選択ではないのである。
    「武装した千人のタリバンとかアメリカ人兵士よりも、一人の武装していないアメリカ人の人道的教師か労働者が村にいるほうがいい」とアブドゥラーは言う。「パンは食べられるが、弾丸は食べられない。生活の糧は必要だが、人殺しのやり方はいらない」。
    アブドゥラーにとって、パン、教育、そして仕事は守るに値するもの、真の文明なのである。
    オバマによって命令され、アメリカの特殊部隊が任務を終わらせるために殲滅しよとしている「テロリストの天国」はアフガニスタンにもパキスタンにも世界のどこにもありはしない。
    テロリストを口実とするやり方は、ここではアルカイダと増えゆくそのシンパたちが採用するやり方であるだけでなく、国防省の「Joint Vision 2020」で示されたグローバルな「全局面での優越」を達成するためにアメリカ外交が採用した軍事的方法であることは明白である。
    スーパーパワーに近づきつつある中国は、すでにスーパーパワーから離脱した英国とロシア、そしてゆっくりとスーパーパワーから離脱しつつあるアメリカのように、過酷で野蛮な力を方法として採用するであろう。
    不道徳な哲学者であろうが、ムスリムのジハードであろうが、アウグスティヌスの十字軍であろうが、何をしてくれるでもなくがっかりさせ、次にアフガニスタンの民を殺す。ちょうど彼らの昔からのやり方が多くの人間を裏切り殺してきたように。
    オバマがアフガニスタンの沖縄を真夜中に承認したことを誉める人間もいるだろう。しかし私たちは承認ていないと言う、その人間性をどうか尊重してほし い。我々は軍人の肩飾りを、武器を、敬礼を、傲慢さを、盗みを、そして我々の真実への希求を踏みにじる英語とダリー語で交わされるオーウェル的言葉を憎 む。
    夜明け前の暗闇の中でのオバマのカブールへの(南アジアにおける果てしない戦争への「新たな始まりの日」を確認するための)急襲した直後、タリバンがグリーン村を襲い登校途中の子供たちを殺害した。あなたたちにこの声を聞いてほしい。

    この声はあなたたちの中にもあって、覚醒しつつある。

    「文明の尊厳を取り戻させてくれ。
    アフガニスタンの沖縄を賞賛するな。
    並外れた野蛮を引け。
    すべての軍隊を持って帰れ」。

鳥山淳「抑圧生む『悪の陳腐さ』」『琉球新報』時の眼第20回

鳥山淳「今なお続く『闘争』:抑圧生む『悪の陳腐さ』」『琉球新報』連載・時の眼第20回2012年5月16日。

新報の連載「時の眼」最終回は鳥山淳さんの文章。アーレントの「悪の陳腐さ」の思考に引きつけて、今日の沖縄で起こっていることを考えるよう促している。腑に落ちるとはこのようなことを言うのではないか。県庁に、高江に、辺野古に座った人びとならば手で触れることが出来るように理解したと思う。

 「闘争は続く」という、これは昂然たる預言の書。
得体の知れない抑圧的空気と、それを覆そうとする必死の抵抗が写し込まれた比嘉豊光さんの写真とともに。

「新たな基地建設を強行するため、未明の県庁に書類を運び込んだ人々。生活をかけた異議申し立てを「妨害行為」として貶め、座り込む人々に拡声器から無感情なフレーズを浴びせ続ける人々。基本的人権にかかわる根本的な判断を回避したまま、国家権力の「権利」という倒錯した論理にお墨付きを与える裁判官。滑稽なほど凡庸な姿をした権力によって、占領下で暴力的に作り出されてきた抑圧と不条理が固定化され、繰り返され、懸命な異議申し立てが黙殺され続けている。
そのような権力に対する「闘争」は、自身の足下に巣くう「悪の陳腐さ」から我が身を引きはがそうとする意志とともに、続いていくだろう。それはかつての「闘争」と様相を異にするであろうが、怪しげな法と「合意」に抗して真の政治空間を生み出していくために、人々の直接行動はこれからも不可欠な役割を担っていくに違いない。」

オーストラリアからのメッセージ

オーストラリア、ダーウィン。

沖縄に駐留する米海兵隊が移駐する先のひとつ、地図の矢印の先にある、単なる点として、私たちは脳内処理してしまっていないだろうか(左画像は、『琉球新報』2012年2月26日1面に掲載された「アジア・太平洋での米軍再編の動き」と題されたマップ)。

しかし、当然のことながら、ここにも人たちの暮らしがある。米軍を歓迎しない人たち、米軍を歓迎する国策に疑念を抱く人たちがいる。 つながろうと手を伸ばしてくれる人たちがいる。

施政権返還から40年を迎えた沖縄へのメッセージが届いたので紹介します。

「オーストラリアからのメッセージ」

米国から日本への沖縄施政権返還40年を記念する沖縄の人々へ、連帯のメッセージ

私たちは、皆さんの長きにわたる米軍基地「受入れ」('hosting')の経験に共感を抱いています。それが皆さんのあまりに多くの不利益という帰結を引き起こしていることを知っています。強行された基地建設で立ち退きを余儀なくされ、今はもう集落ごと存在しないふたつのコミュニティのことを思います。

済州カンジョンからのメッセージ

済州島カンジョンからのメッセージ届いています。 丁寧に素敵に制作されているこのビデオメッセージが、沖縄・韓国連帯の培って来たものの大きさを物語っていると思いました。 感謝して紹介します。

20120512

太平洋の両岸に居直り強盗がいる。

アジア太平洋なんて言って、敵対と破壊ばかり生み出すのが、日米「同盟」ということのようです。

破壊者どうしが勝手に破滅戦を繰り広げるのは、アレだけど、周りが迷惑している。

土足で上がり込んで傲岸な態度。
「どうかお帰り下さい」といっているのに、居直って傍若無人の振る舞い。

太平洋を挟んで両岸に、居直り強盗がいる。
(※追記:太平洋を中心に考えたら以下、西と東が逆になっている。と知りつつ、そのままアップしてしまったのだが、さすがに居心地が悪い。西側に日本、東側にアメリカ、と表現したときのなんともぎくしゃくした気持ちに負けたと言い訳しておきます。)
(※追記その2:アフガン版オキナワ、については全文の翻訳をした人がいました。後で紹介したいと思います。)

●太平洋の東側では・・・ 国側「居直り」主張 第3次嘉手納訴訟『琉球新報』2012年5月11日。
国側は、移転補償施策を利用せずに騒音地域に住み続ける住民は、騒音の影響を「自ら甘受すべきものである」と書面で主張した。この主張に対し、原告団(新川秀清団長)は同日、抗議声明を発表。国側の主張は県民に対する「差別思想を顕著に表す」内容として撤回を要求した。住民側弁護団も「国は金を払うから出て行けと居直っており、言語道断だ」と批判した。(31面に関連)  国側は、移転補償施策が「航空機騒音の影響を抜本的に解決する極めて重要な施策」であり、住民は同施策を利用することができると主張。施策を利用せず騒音到達地域に住み続ける住民は「騒音の影響があってもなお当該地域に居住する利便を選択している」とし、騒音を「自ら甘受すべきものである」としている。

「日本が、沖縄に居直りを決め込むようです」やんばる東村高江の現状2012年5月11日
いったん施設が出来てしまえば、やりたい放題のつづき、のようなびっくりするニュース。[中略] このニュースを見て、2月の京都のデモのときに記録された防衛事務所職員の方の発言を思い出しました。 「高江の方に、非常にご迷惑をおかけする、ということは間違いない事実で、これはねぇ、ひとつやっぱり、行政の手立てとしてね、あのまぁ、移転措置だとかね、音のうるさいところについては移転していただくとか、住宅保護をすすめるとか。というふうなメニューをうちのところは持っていますからね。そういったところでなんとかご勘弁頂いたら非常に助かるなぁと思うんです」

●太平洋の西側では・・・ アフガン平和ボランティア「アフガン版オキナワ」『ZNet』 2012年5月9日
2014年までの米軍撤退はない。 
私たちは平和を望む普通のアフガン人です。目も耳もあり、愛や絶望の感情も持ち合わせています。だから、どうか読んで下さい。
『ワシントン・ポスト』紙は、最近の「米アフガン恒久戦略パートナーシップ条約」締結の報道のなかで、「米軍教練特別作戦部隊は2014年以降もアフガンの基地に残留することになった」と報じた。 http://www.washingtonpost.com/world/obama-makes-surprise-trip-to-afghanistan-to-sign-key-pact-mark-bin-laden-raid/2012/05/01/gIQAvYHduT_story.html?hpid=z1
オバマとロムニーのどちらが勝利しようとも、2014年までの米軍の完全撤退はないことを、米国市民は知るべきである。『シカゴ・トリビューン』紙でスティーヴ・チャプマンが書くように「いずれの大統領も、戦時大統領であり」「民主党も共和党もない。あるのは戦争党だけだ」。 http://www.chicagotribune.com/news/columnists/ct-oped-0506-chapman-20120506,0,1856773.column
アフガニスタンでも同じことだ。
[中略]
「アフガニスタンへの常駐はない?」
事実はこうだ。米軍基地は「アフガンの」基地となるが、2万人もの「訓練教官」と特別作戦隊が駐留するのである。この数字は実に日本の沖縄にあって議論を呼んでいる普天間基地よりも多く、日本との間で交わされた最近の(まだ熱冷めやらぬ)駐留撤退交渉で残留する数の2倍に上る。http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-17865198
日本が維持する沖縄の米軍基地が社会的にも政治的にも受け容れがたい状況になっている、その様をカルザイは知るべきである。  カルザイ大統領は、当然のことだが、自分の遺産に関心があるのだ。ならば、いまは米軍のドルに満足しているアフガン人たちさえ、威厳ある日本人がそうしたように、後には「アフガン版オキナワ」の終焉を望むようになる、その可能性をよく考えるべきだろう。歴史教科書のなかで権威を失墜させないために、カルザイは、日本の鳩山由紀夫が首相の座に就任してわずか8ヶ月後には、沖縄問題で辞任に追い込まれたことを読んでおくべきだ。


20120509

5月15日QAB特番「枯葉剤を浴びた島」

5月13日連続ティーチイン沖縄@プチ帝都

第30回連続ティーチ・イン沖縄@東京経済大学
<「届ける会」派遣の報告と高江の現状>
今回のティーチインでは「米軍基地に苦しむ沖縄の声を届ける会」についての 報告と、訪米団の五つの要求項目のうちの一つである東村高江へのヘリパッド 建設中止要請に関連して、高江での座り込みについて、映像を交えながらお話 いたします。
■スピーカー:
 松田潤(一橋大学大学院言語社会研究科修士課程)
 森啓輔(一橋大学大学院社会学研究科博士課程)
■日時: 2012年5月13日(日)14:00~17:30 
 開場13:30
 第一部14:00~「届ける会」参加の報告、高江の映像
 第二部16:00頃~ 討論/ティーチ・イン
■ 場所 東京経済大学 5号館 1階 E105演習室
  http://www.tku.ac.jp/access/kokubunji/(国分寺キャンパス案内図)
 東経大の正門からまっすぐ進んで一番奥の、白い新しい建物1階です。
■ 資料代 500円
■ 問い合わせ先:連続ティーチイン実行委員
 Teachin-Okinawa-News@yahoogroups.jp
 当日連絡先:070-6405-3145(水谷)

20120508

十六夜、平和行進、集会の予定いろいろ


スーパームーンの十六夜。
宜野湾の空にも町の情緒。
もう軍用機の飛ばない空になりますように。
イラヨイマーヌ、照らし給り。

平和行進の細かいコースが辺野古浜通信さんに出ていたので転載。
東コース<辺野古海岸から>
11日9時 出発式〜宜野座〜漢那〜キャンプ・ハンセンGATE1〜金武町當グラウンド
12日9時 天願桟橋〜キャンプコートニー〜天願交差点〜うるま市役所〜
〜栄野比公民館(昼食)〜自衛隊白川分屯地〜嘉手納GATE 3〜安保の見える丘
13日9時 宜野湾市役所〜普天間基地包囲へ
12時 宜野湾海浜公園野外劇場
14時 平和と暮らしを守る県民大会

西コース<読谷村役場>
11日9時 出発式〜旧米軍滑走路跡〜トリイ通信所〜大木交差点〜古堅交差点〜比謝橋〜
〜嘉手納ロータリープラザ(昼食)〜水釜〜砂辺〜砂辺馬場公園〜
〜嘉手納基地〜GATE 1 〜国体道路交差点〜北谷町商工ホール
12日9時 沖縄市役所〜胡屋十字路〜嘉手納第2ゲート〜国体道路〜桑江公園〜
〜国体道路入り口〜伊平交差点〜北谷町役場(昼食)〜桑江交差点〜謝刈〜
〜北谷交差点〜瑞慶覧R330〜米軍司令部前〜石平〜安仁屋〜北中城村役場
13日9時 宜野湾市役所〜普天間基地包囲へ
12時 宜野湾海浜公園野外劇場
14時 平和と暮らしを守る県民大会

南コース<県民広場>
11日9時 出発式〜泉崎交差点〜R58〜那覇軍港〜自衛隊那覇基地〜豊見城バイパス〜
〜豊崎〜西崎運動公園(昼食)〜沖水校前〜糸満ロータリー〜真栄里入口〜
〜白梅の塔〜真壁〜伊原〜ひめゆりの塔
12日9時 平和祈念公園平和の火〜八重瀬町具志頭農業環境改善センター〜向陽高校〜
〜奥武の入口〜県道48〜南城中央公民館(昼食)〜稲嶺交差点〜県道77〜
〜大里農村環境改善センター〜陸軍病院壕後〜南風原中央公民館
13日9時 宜野湾市役所〜普天間基地包囲へ
12時 宜野湾海浜公園野外劇場
14時 平和と暮らしを守る県民大会

同じ日・・
13日(日)「オスプレイ配備を断じて許さない怒りの県民集会」(仮称)
とき:2012年5月13日(日)17:00~18:00
ところ:普天間基地第1ゲート前広場(国道58号線大山バス停横)、デモはありません。
主催:基地の県内移設に反対する県民会議プラス3団体(普天間爆音、嘉手納爆音、高江住民の会)

14日(月)韓琉ちむどんどん2012(アジアから基地をなくす沖縄集会) 
とき:2012年5月14日(月)午後4時~9時
ところ:宜野湾市民会館大ホール
参加費:500円
午後の部(音楽祭、映画上映、午後4:00~6:30)
夕方の部(「沖縄返還40年記念講演と特別報告」午後7:00~9:00)

15日(火) 政府の沖縄施策糾弾!5・15怒りの県民集会&デモ行進/那覇市内


15日(火)「復帰40周年記念式典」によるオスプレイ配備・普天間固定化を許さない!
”普天間閉鎖!、ストップ!オスプレイ配備緊急行動”
とき:2012年5月15日(火)14:00~16:00
ところ:普天間基地第1ゲート前広場、デモなし
主催:普天間基地から爆音をなくす訴訟団(普天間爆音訴訟団)
協力団体:基地の県内移設に反対する県民会議プラス2団体(嘉手納爆音、高江)、宜野 湾市職労、中部地区労、など

29日(火)学習集会「オスプレイ配備のための環境アセスにおけるハワイと沖縄での二重基準について(仮称)

とき:2012年5月29日(火)18:00~
ところ:教育福祉会館(那覇市古島在、モノレール駅付近)
主催:基地の県内移設に反対する県民会議プラス3団体

6月17日(日)「第5回ゆんたく高江」@東京上野公園野外ステージ!

【追記】プチ帝都方面の情報として一坪関東ブロックからのお知らせも届きました。転載。 ▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
5・15沖縄「日本復帰」40年を問う!抗議、集会デモ
 5・15声明への賛同をお願いします
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5月15日(火) ★【沖縄からの訴え】東恩納琢磨さん(名護市議会議員)★ ◆「復帰40周年記念式典」糾弾! 首相官邸前抗議行動◆  【時 刻】16時集合  【場 所】国会記者会館前路上(首相官邸の向かい)        地下鉄千代田線・丸ノ内線「国会議事堂前」駅出入口3すぐ http://www.tokyometro.jp/station/kokkai-gijidomae/map/index.html ◆5・15沖縄「日本復帰」40年を問う! 集会とデモ◆  【時 刻】18時30分~ デモ出発19時30分を予定  【場 所】代々木公園・けやき並木(NHK放送センター前)        「原宿」「渋谷」駅10分 http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/map039.html 【主 催】沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック 【問い合わせ】電話090-3910-4140  1972年5月15日、沖縄の施政権が日本に返還(いわゆる日本復帰)されてから今年で40年になる。今、改めて「復帰」を問う。  在日米軍基地の74%が集中し、軍事基地があるが故に起こる事件・事故により生命が人権が脅かされている状況は「復帰」後40年経った今でも何も変わっていない。日本は米国と軍事同盟を結んで沖縄にその矛盾を押しつけている。  米軍再編見直しで1500人の在沖海兵隊の岩国移転を米側から2度にわたり打診された日本政府は、岩国市長が「ダメ」と言っているからと海兵隊の移転を直ちに断った。ところが、キャンプハンセンの海兵隊実働部隊を移転要請された日本政府は、〝中国脅威〟を盾に沖縄からの移転に反対したとされる。  普天間「県外」・辺野古新基地建設反対に対する沖縄の総意は固い。沖縄の40余の市町村をはじめ県知事などオール沖縄で明確な「民意」を日本政府に突きつけている。にもかかわらず、野田首相をはじめ閣僚は、沖縄の民意を一顧だにせず辺野古に固執し、沖縄詣でをくり返している。これはまさしく、沖縄に対する政治的差別であり、構造的差別に外ならない。  「復帰40年」の今、改めてこのことを問わずはいられない!! 5・15当日、私たちは訴える!抗議する! デモ行進をする! 賛同されるかたはぜひ参加してください! ともに訴えよう! ◆5・15声明への賛同をお願いします◆ 私たち沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックは、5・15声明をもって、沖縄「日本復帰」40年を迎える沖縄の現実を問い、この現実を変えるべく社会的に喚起し、同時に政府に対し訴えます。 そのために、この声明への賛同を募り、5月15日当日には多くの賛同者とともに行動しアピールしたいと思います。5・15声明の文書と賛同一覧は、首相官邸へ手交する予定です。 団体、個人でもできるだけ多くのみなさまからの賛同を集めたいと思います。 <賛同の連絡先> ※団体(または個人)名と住所、連絡先、公表の可否を必ず記載してください。、 メール hankachアットマークjca.apc.org(アットマークを@に変えて利用してください) Fax  047-364-9632 郵送 〒101-0061東京都千代田区三崎町2-2-13-502沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック宛 期限 5月13日(日)必着 ★5・15声明(賛同用紙) http://www.jca.apc.org/HHK/2012/12515decl.pdf ★5・15ビラ http://www.jca.apc.org/HHK/2012/12515bill.pdf *************** 沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック ℡090-3910-4140 http://www.jca.apc.org/HHK/ ***************

20120502

上原こずえ「CTS闘争:生存思想民衆が共有」『琉球新報』時の眼第19回

今日の新報「時の眼」は、上原こずえさんによるCTS闘争の記憶と継承。

9条に代表される平和憲法の日本への復帰の熱狂が微熱に変わり、そして零度に冷めていくような時代の沖縄に存在した近代と開発主義への批判的視点。日本の深刻な公害問題を、沖縄の姿に投影して見る視点が獲得されていたことが、現在への静かな怒りとともに描き込まれています。

また、宇井純、安里清信らのなまえをつなぎながら「生存」思想として今日の沖縄に継承されている住民運動をたどる後半部分は、そこに積み上げられた体験を思うとき共感の痛みを伴いながら、実感として確信できることばだと思います。ぜひ、多くの人たちに読んで欲しい文章です。

「守る会世話人の崎原盛秀氏によれば、金武湾闘争を通じて『日本のなかのはきだめを作り出す場所としての沖縄が見えてきた。沖縄に対するヤマトが具体的に、ひとつひとつ、民衆のなかに映像みたいに映ってくるものがあった』という。米軍占領下、常に権利獲得が課題とされてきた沖縄で、憲法の庇護の下にあると考えられてきた日本。その実像が具体的に人びとの目に映るようになったのである。」

「 では民衆にとっての『生存』思想を言葉や行動によってどう表現するか。海の浄化と豊漁を願う金武湾ハーリー、機動隊とぶつかるなか即興で詠われた琉歌。守る会はまた、代表者の決定で住民が犠牲となった沖縄戦体験から『住民一人ひとりが代表』と考え、常に多くの住民の参加のもとで討議や交渉を行い、住民自ら金武湾の汚染実態を調査した。これらのさまざまな試みを通じて培われた『生存』思想を継承してきたのが、金武湾に続く白保の新石垣空港建設反対運動や辺野古の新基地建設反対運動であり、また林道やダムの造成、高江のヘリパッド建設からやんばるの森を守る闘いなどの、数々の住民運動であった。」

20120418

主体的な安全保障?のつづき

「検証動かぬ基地 vol.108 「辺野古案」アメリカの有識者はこう見る」QABステーションQ、2012年4月17日
取材も秀逸だし、キャスターによる末尾のまとめのところが分かり易い。
「辺野古への移設について、クレモンス氏は「不可能」。オハンロン氏とモチヅキ教授は「撤退・後方展開」。バンドウ氏は「全基地撤退」。そしてスナイプ弁護士は「反対」。こうして見ると、もはや辺野古にこだわっているのは日米両政府だけなのではないか、という構図が見えてきます。アメリカ国内では財政上の問題が一番の理由ではありますが、「普天間は辺野古へ」という図式が、亡霊のように彷徨っているだけ、という印象です。」

「不可能」と言ったとまとめられているスティーブ・クレモンス(アトランティック・主任編集員)は、チャルマーズ・ジョンソンの薫陶を受けた人という感じかなぁ。大田知事時代に、日本政府の基地とリンクした振興策を批判した人。この「不可能」は、仲井真知事がよく言う「不可能」とは意味がぜんぜん違うと読むべき。でも、日本政府と米国のジャパン・ハンドに対して手厳しいのであって、沖縄住民の味方とか、そういうのは文脈に依存するかなと思う。

「撤退・後方展開」と言ったふたりは、ナルホドね。
マイケル・オハンロン(ブルッキングス研究所・上級研究員)
マイク・モチヅキ(ジョージワシントン大学教授)
かれらが現ジャパン・ハンド(で、後述するように「オキナワ・ハンド」)。こちらのほうがむしろ仲井真知事の「辺野古は無理」の内心を正確に言い表しているんじゃないかと思う。

「えー、もう、全部撤収じゃー」と言ったのは、ダグ・バンドウ(ケイトー研究所・上級研究員)=共和党保守系シンクタンクの人。当然だけれど、沖縄の反基地運動の精神とは全く無関係。大統領選挙との絡みで、こういう見解になる。

「反対」と言ったのは、ビル・スナイプ(生物多様性センター・弁護士・原告)。つまりジュゴン裁判の米国側原告。辺野古の基地反対運動にもっとも近い位置から発言したということ。


さて、このニュースを踏まえて先日の記事「主体的な安全保障?」に関連して続き。
たまたまだけれども同じ日に、別々のソースだけれど関心を共有する内容が配信された。

ガバン・マコーマック、乗松聡子「沖縄についての『誤解』:沖縄県『地域安全政策課』主任研究員の米国シンクタンク寄稿文について」Peace Philosophy Center blog 2012年4月17日

問題の寄稿文はCSIS (Center for Strategic and International Studies)(国際学・戦略研究センター)のPacific Forum(太平洋会議、在ハワイイ)が出しているニューズレターPacNetに掲載されたもの。
Yukie Yoshikawa, "Misunderstandings on the US Military Bases in Okinawa," PacNet no.24A, April 5, 2012.

寄稿文を書いた著者の吉川由紀枝さんという人は・・・
3月まで(?)ライシャワー東アジア研究センターのシニア・リサーチフェロー(The Edwin O. Reischauer Center for East Asian Studies)(ジョンズホプキンズ大の国際関係論の大学院SAISの研究センター、所長は『日米同盟の静かなる危機』の著者ケント・カルダー氏)で、
「日本ソフトパワー研究所」なるサイトで協力者として登録されており(この日本ソフトパワー研究所は、ジョセフ・ナイの「ソフトパワー」論を日本で実践しようということらしくて、ナイ=アーミティッジ・レポートの翻訳なども紹介されてた)、
「開国ジャパン」なるサイトの「開国アンバサダー」なのだそうで、いくつか寄稿している人。このサイトは、なんだか説明できない「国際人」とか「グローバルなんとか」とか言ってはしゃいだような気持ちになる国民論の、痛い大衆的表出、という感じ。

ググって見つけた情報から構成するとこのような人物理解になる。「関心空間」とか「あの人検索スパイシー」みたいに、現実の人物像との大いなるギャップもあろうかと思うケド。大学卒業後、外資系コンサル業→学位取ってステップアップ目指す→コロンビアの公共政策大学院→サイスのライシャワー・センターでケント・カルダーに師事→日米関係で、英語で発言する若手→沖縄県庁の研究員!?という、最後の流れがビックリな気がするとしても、これから現場で活躍しようと意気込んで来沖した人なのだと思う。でも、沖縄についての現実的で等身大の実感的な理解がどれほどあるのか。4月に着任して間もないわけだから、無理はない、これからの人。でも、そうならばなぜ、4月の着任早々にこんな文書を、米国シンクタンクに、それもCSISに投稿したのか。嘆息。

マコーマック&乗松コメントやこれまでの報道によれば、沖縄県庁「地域安全政策課」は、アドヴァイザーとして、マイク・モチヅキ、マイケル・オハンロン、シーラ・スミス、ケント・カルダー、高良倉吉などの名前を挙げていて、おっとっと。これはあれだね「沖縄クエスチョーン」な顔ぶれ。ということは「沖縄イニシアティヴ」の流れを汲みつつ、ジャパン・ハンドラーで固めた観あり。

さて、寄稿文については、マコーマック&乗松が論点を整理してくれているのでとても有り難い。読みやすい文章だし、末尾のコメント欄も含めてサイトに当たってほしいけど、パパっと整理すると、
1)「沖縄は米軍基地の責任ある受入地域」言説への批判。
2)北部を犠牲にして良い論調がある。
3)嘉手納統合を安易に論じている。
4)辺野古案への反対運動・県民の反対の声を矮小化している。
5)鳩山の「フリップフロップ」に責任転嫁。ころころ意見を変えたのは仲井真のほうでしょ。
6)沖縄代表みたいに書いてあるが、これは吉川の見解なのか県庁「地域安全政策課」の方針なのか。
7)県庁内シンクタンクと言える地域安全政策課は沖縄に貢献して欲しい。

1)の見解はまさに「沖縄イニシアティヴ」とケント・カルダー色に彩られているということ。
2)が最も重要な点だと強調しておきたい。仲井真県政は、たまたま現在の辺野古案に対する態度だけで評価されているようだけれど。高江ヘリパッド建設の見直しをする姿勢が全く見られないことを常に念頭に置いて批評する必要がある。矛盾というよりも破綻なのだ。沖縄域内の南北差別構造との指摘は、なるほどそういう見方もあるかもしれない。沖縄の現実を肌身で理解しない国際関係論畑の若手研究員に書かせちゃったから、意図せずして露出してしまったのかもね。
5)「フリップフロップ」とは島ゾーリのことなのだ。と関係ないコメント。ペタペタのぺらっぺらってことなんだけど。ブッシュ息子の2期目の大統領選で、共和党が民主党候補を揶揄するために連呼したキャッチコピー。鳩山政権について似たような言論攻撃の真似をしたという感じが、ザワッと来るなぁ。

さて、屋上屋を追加する余地なしだが、蛇足的に指摘するとすれば
-普天間基地の返還は、まったくもって、「サラミ」のスライス程度の返還では、まったくない!なーにがサラミだ!サラミ・テクニックとは気にならない程度の量を掠め取る詐欺の手口に使うもの。否定するためならこのようなレトリックを使っていいという安易さが下品だと思う。メア発言と同じ意匠が施されているということだ。
-オリジナルのCSISサイトで、県民世論の数値を削除した点の訂正が注記されていない。それはどうなのよ。
-3)について、『沖縄タイムス』によれば、嘉手納統合案の論調について修正をするらしい(「嘉手納統合」県主任研究員の論文修正へ『沖縄タイムス』2012年4月14日。)。ところが記事を読むと「反省」したり「申し訳ない」と言っているのは又吉知事公室長だ。イニシアティヴは、著者である吉川さんではなく、なぜ又吉知事公室長なのか。そのようなものが研究の成果のように発表されたのか。吉川さんとしてはどのように受けとめているのか。吉川さんもシンクタンク研究員として、譲り渡してはいけないものがあるだろう。

大きな図式から、県庁当該課のなかでの著者の立場に至るまで、イニシアティヴ、つまり主体性がこれほどまでに危ういテクスト、ということだ。鳴り物入りの沖縄県庁の新組織は、名称を「日米安保課」に変更すべきだし、県民の公的な代表の仮面など付けずに、CSISの沖縄支局として堂々と活動したらいいんじゃないかなと思う。だから、マコーマック&乗松の7)の点については皮肉として読む以外には賛同できない。県庁・県知事を批判できる独立機関では全くないし、県庁内部にビルトインされた米国の政策執行代理店であると見るのが正確なところだろう。

【追記】そしてCSISが国防省の太平洋戦略のお先棒担ぎ機関に、というニュース。あいや〜。
CSIS Tasked by DoD to Conduct Independent Study of Force Posture Positions for Pacific Command Area, April 3, 2012.

20120416

元米兵が覆したエージェント・オレンジ否定論の封印>ジョン・ミッチェル枯葉剤報道第7弾


2012年4月15日
元米兵が覆したエージェント・オレンジ否定論の封印:沖縄の基地で有毒の枯葉剤を貯蔵していた、元米兵が語る
ジョン・ミッチェル
『ジャパン・タイムズ』への特別寄稿
[オリジナルの記事は以下。Jon Mithcell, "Okinawa Bases Stored Toxic Defoliant, Ex-soldier Says: U.S. Vet Pries Lid off Agent Orange Denials," Japan Times, April 15, 2012.
 画像はオリジナルの『ジャパンタイムズ』サイトでご覧下さい。以下にキャプションのみ訳しました。
(画像1 ラリー・カールソン)
(画像2 あまりに多くの苦痛:ラリー・カールソンが退役軍人省に送った様式には、1960年代沖縄でのエージェント・オレンジ被曝に由来する健康被害が列挙されている。提供、ラリー・カールソン)
(画像3 米陸軍の制服姿のカールソン。提供、ラリー・カールソン)
(画像4 ラリー・カールソンに補償を認定したことを示すVAの手紙。提供、ラリー・カールソン)
[翻訳者注:Webでは画像3と4が入れ替わっているようです。]


フロリダ州ジャクソンヴィル発---1965年と66年に、何千ものドラム缶のエージェント・オレンジが沖縄で積み降ろされ、那覇の港、米軍の嘉手納基地、キャンプ・シュワブに貯蔵されていたと、沖縄に駐留したアメリカ人退役兵が主張した。

4月初旬に、ジャパンタイムズと沖縄のテレビ局である琉球朝日放送が行ったインタビューで、元歩兵で67才ののラリー・カールソンは、また、沖縄の港湾作業員も貨物室で働いている際に非常に毒性の高い枯葉剤に被曝したと言い、嘉手納空軍基地で噴霧していたのも目撃したと語った。

カールソンは、沖縄で有毒の枯葉剤に被曝したことで米国政府から補償金を勝ち取ったわずか3名の米兵のうちのひとりであり、さらに一歩踏み出して、それらが大量にこの島に保管されていたことを明らかにした初めての人物となった。

彼の主張はその他の5人の米兵の証言と1966年米国政府文書によって裏付けられており、真実ならば、エージェント・オレンジは沖縄にかつて一度も貯蔵されたことはないと否定し続けるペンタゴンの主張の嘘を暴露するものとなるだろう。

「米国防省が調査したところ、(エージェント・)オレンジを南ベトナムに輸送する途上で沖縄に立ち寄った航空機や船の記録は発見されなかった」と在日米軍広報副部長のニール・フィッシャー少佐は、近頃、ジャパンタイムスに回答した。

だが、除草剤に被曝したカールソンへの補償金を認定した退役軍人省の裁定は、彼の発言の根拠となるだろう。

「私のことは氷山の一角に過ぎない。ほかにも大勢が私のように毒物を浴びたのに、VA(退役軍人省)が要求を退けている」、フロリダの自宅でのインタビューでカールソンは語った。「私はかれらに、しっかり足場を固めて踏ん張るようにと励ましているのです」。

米陸軍時代、カールソンは第44輸送部隊に所属し那覇軍港で1965年12月から67年4月まで任務に就いた。

「輸送船が(米国から)入港するたび、私たちはエージェント・オレンジのドラム缶を運んだのです。船から積荷を降ろすのにたっぷり12時間は働いた」と彼は言う。

「たびたび、トラックに降ろすときにドラム缶は漏れていた。私は少なくとも3度それを浴びたが、(貯蔵場所までドラム缶を)運んでいる間はどうすることもできず、兵舎へ戻るまで洗い流すこともできなかった」。

ヴェトナム戦期をもっとも彩った米商船、USSコメットとSSトランスグローブは、カールソンによれば、沖縄にエージェント・オレンジを輸送するために使われた。

平均して2ヶ月おきに輸送船は到着しており、なかでも1966年は最も頻繁だったと言う。

「苛烈な時だった。どこでも私たちの働き手を必要としており、何でも運んだし、そのなかにはエージェント・オレンジも含まれていた」とカールソンは語る。

積み降ろされた後、ドラム缶はいったん沖縄島に貯蔵され、そこから南ベトナムへ移送し、米軍は対ヴェト・コンの枯葉剤作戦のため大量のエージェント・オレンジをジャングルや耕作地に投下した。

ヴェトナム赤十字の推計では、戦後40年になる現在もなお300万人のヴェトナム人が除草剤に含まれていたダイオキシン被曝で苦しんでいる。

カールソンの主張は那覇港、嘉手納空軍基地、米海兵隊キャンプシュワブが今なおエージェント・オレンジのダイオキシン、すなわち土壌に何十年も残留し広範に及ぶ先天異常や死産、癌その他の疾病と関連してきた物質に汚染されているのではないか、という沖縄の不安をいっそうかき立てることになるだろう。

南ヴェトナムでは、米軍が駐留し除草剤を貯蔵していた土地は、今も高い毒性が残存している。

有毒枯葉剤が漏れ出したドラム缶の荷下ろしを地元の港湾作業員も補助していたというカールソンの証言を踏まえれば、沖縄の住民も自分たちの被曝の危険性について不安を感じているだろう。

1960年代半ば、おおよそ5万人の沖縄住民が米軍基地で雇用されていたのである。

カールソンはまた、嘉手納空軍基地で除草のため薬剤を噴霧していたのを目撃したことも覚えている。

「補給網がドラム缶10本ぶん(のエージェント・オレンジ)と要求すると、トラックがそこ(その基地)へ向かい、彼らの求めに応じて何でも積み降ろした。見栄えがよいようにと、フェンスの金網に噴霧作業をしている作業員がいた」と言う。

カールソンは、2005年になって初めて、ダイオキシンを含んだ枯葉剤を浴びたために病気にかかったのではないかと疑いを持った。

「壁に突き当たった。腎臓の調子がおかしかったのだが、パーキンソン病ではないかとの診断だった。その後、肺癌にかかり、左の肺の半分と右側の一部を摘出した」と言う。

カールソンはまた自分の被曝が子どもの健康にも影響したのではないか、遺伝的疾患の可能性を心配している。彼の娘たちはタラセミア(地中海貧血症)という非常にめずらしい遺伝性の血液疾患をかかえており、そのうちふたりは死産であった。

カールソンが2006年に初めて救済を申し出たとき、VAはその要求を却下した。ヴェトナム戦争の退役兵は、14種のダイオキシンに関連する疾病への補償を自動的に認められているが、ペンタゴンが沖縄におけるエージェント・オレンジの存在を否定しているため、カールソンの最初の申請は撃沈されたのである。

だが、彼は粘り強く補償を求める闘いを行い、那覇港で一緒に作業した従軍仲間の証言を5件集めた。証言は全て、大量の除草剤が港を通って輸送されたというカールソンの主張を裏付けた。かれらのうちふたりは、虚血性心臓疾患と前立腺癌を含むダイオキシンに関連する病気に罹っている。

カールソンはまた、1966年米空軍の文書を突き止めたが、そこには、民間の技術担当者が18日間の出張でフィリピン、台湾、沖縄を訪れ、海軍・空軍兵士たちに除草剤の安全な取り扱いについて指導したことが書かれていた。

カールソンのような歩兵は、しかし、こうした訓練を受けず何の防護具もなしにエージェント・オレンジを取り扱った。

「簡単でも講習会があったなら、汚染を免れることができた者もいただろう」とカールソンは語った。

この文書はカールソンの形勢に有利に展開した。

2010年7月、フロリダ州セント・ピーターズバーグのVA地方事務所は、彼に対して沖縄でのエージェント・オレンジ被曝を原因とする最高額の障害補償を認定した。

「肺癌・・・について提出されたあなたの要求は、VAの所有する情報と証拠で立証されたと裁定しました」と、事務所から彼が受け取った手紙には記されていた。

カールソンは現在、ダイオキシンの影響を抑制するために毎日飲む20種以上の薬代など医療費の支払いに充てるため、月に2千800ドル(約22万5千円)を受けている。

「手紙を受け取ったとき、自分は恵まれていると感じた。見えない手が決定を下す人物の心に触れてくれたおかげで、私の要望が認可されたと思った。VAには本当に感謝している」と彼は語った。

昨年中に、30名以上の元米兵が、『ジャパン・タイムズ』紙に対して、1961年から1975年に、沖縄にある15カ所におよぶ駐留米軍施設に配属されている間に、エージェント・オレンジ被曝したため病気になったと語っている。

米国政府の記録によれば、さらに130名の元米兵が、カールソンと同様の補償要求を申立てており、専門家によれば、被曝した者の数は何千人にも上る可能性があるという。

VAが補償要求を認めたのは他にあと2件だけである。

ひとつは1961年から1962年の間に沖縄で除草剤に被曝したため前立腺癌を発症した元海兵隊員で、彼は1998年に補償を認められた。

もうひとつは、別の海兵隊員の申立に関するもので、沖縄に駐留し、1970年代初頭に沖縄で、ヴェトナムから輸送されてきた汚染された機材を取り扱ったためにホジキンリンパ腫と2型糖尿病にかかったというものである。

NPO団体のヴェトナム戦争米退役軍人会でエージェント・オレンジ/ダイオキシン問題委員会の座長を務めたポール・サットンは、沖縄で除草剤被曝した元兵士すべてに対して、ペンタゴンが態度を軟化させ全面的な被害補償に向かうかどうかについて、疑問を呈している。

「米国政府は沖縄に駐留した退役兵の補償認可について、必死の抵抗を試みるだろう」とサットンは語る。

「そんなことをすれば、他国の政治国境線内に除草剤を保管しないという条約に違反したことになる。ワシントンはまた、沖縄での(エージェント・オレンジ)被曝認定を勝ち取るため一歩踏み出して闘う元兵士はそんなに沢山現れないだろうことに賭けているのだ」。

20120415

沖縄の枯葉剤で新しい証言の報道

ジョン・ミッチェルさんの枯れ葉剤取材が、ジャパンタイムズの一面に掲載されました。
沖縄で浴びた枯葉剤を原因とする健康被害で、退役軍人省から補償を認定されたのは、これまでわずか3名のみです。
そのうちの1人が、証言しました。


Sunday, April 15, 2012

Okinawa bases stored toxic defoliant, ex-soldier says
U.S. vet pries lid off Agent Orange denials

By JON MITCHELL

Special to The Japan Times
JACKSONVILLE, Florida — Thousands of barrels of Agent Orange were unloaded on Okinawa Island and stored at the port of Naha, and at the U.S. military's Kadena and Camp Schwab bases between 1965 and 1966, an American veteran who served in Okinawa claims.


Larry Carlson
In an interview in early April with The Japan Times and Ryukyu Asahi Broadcasting Co., a TV network based in Okinawa, former infantryman Larry Carlson, 67, also said that Okinawan stevedores were exposed to the highly toxic herbicide as they labored in the holds of ships, and that he even saw it being sprayed at Kadena Air Base.

Carlson is one of only three American servicemen who have won benefits from the U.S. government over exposure to the toxic defoliant on Okinawa — and the first of them to step forward and reveal that massive amounts of it were kept on the island.

続きはジャパンタイムズのサイトでどうぞ!

済州島の海軍基地建設反対!国際連帯する署名>16日締め切り

済州島の連帯署名のお願いが届きました。日本語版のあと、英語版も転載します。

沖縄から連帯に訪問した人々が入国拒否されたりと、このところの韓国はこの問題でますます緊張感が高まっています。
賛同署名の送り先は以下です。

(送り先)
mingyo87@hanmail.net  (← ローマ字で、[姓名] [Japan] と送って下さい)




日時: 2012年4月15日 13:40:21 JST
件名: 16日(月)までの国際署名運動:済州島海軍基地建設反対

みなさまへ (転送歓迎)
韓国の「民主社会のための大学教授全国連盟」(仮訳)が、済州島の海軍基地反対闘争のための署名運動への賛同を国際社会に呼びかけています。声明文は、英語・日本語・中国語・ドイツ語に翻訳され、2週間で800の署名が、著名人を含み各国から集まっているそうです。
期限は明日、4月16日までです。 集まった署名は、4月19日、韓国での記者会見で公表されます。
日本からも、多くの賛同が届くよう、お願いいたします。 この声明は、連帯する国際的な市民グループにより出されているようですから、各自メンバーの自国に対する要求が、やや激しい口調になっているのではないかと思われます。ご理解よろしくお願いいたします。
(送り先)
mingyo87@hanmail.net  (← ローマ字で、[姓名] [Japan] と送って下さい)


(日本語版)
済州海軍基地建設の中断と東アジア平和を求める世界市民の声明
 
 2012年、韓国の李明博政府および海軍は、済州道民を含む韓国民のたび重なる要請にもかかわらず、済州海軍基地建設を強行している。世界的に美しい名所として数えられる済州島クロンビ岩が爆破されるたび、済州道民と韓国民は政府と海軍の独断と詐欺と野蛮に怒っている。
李明博政府は絶対保存地域の指定を無断解除するなど、あらゆる不法と脱法をほしいままにしている。すでに海軍基地の設計上の問題点が技術検証を通じて明らかになったことで、民軍複合観光美港という主張が嘘であることが暴露された。それにも関わらず李明博政府は、何ら問題がないと強弁しながら国民を最後まで欺瞞している。
 特に韓国の国防部はクルーズ船が2隻同時入港できる民軍複合観光美港を建設すると済州道民を説得した。しかしシミュレーションを通じてクルーズ船2隻が同時に入港することが不可能だということが暴露されるや、もう一つの嘘をついて欺瞞しようとしている。すなわち『昨年末を基準にして全世界で運航中のクルーズ船345隻のなかで15万トン級は5隻に過ぎない』、『15万トン級船舶2隻が同時に済州に入港する確率は希薄』だとして国民のまえに自らの嘘を糊塗している。
兵器があるところ殺傷と戦争がある。平和の島、済州に軍港を建設し、爆弾とミサイルが搬入されれば、東北アジアの軍事的バランスは崩れ、自然に緊張が高まる。 万一、戦争が発生すれば、東アジア全体は戦争危機に置かれ、済州島は島全体が火薬庫になる可能性が大きい。
済州のクロンビ岩とその一帯の海と海岸は美しい景観をなす天恵の観光地であり、東アジア人がともに享受しうる生態保存地域である。済州には希少動植物が生息しているのでユネスコは2002年にユネスコ生物圏保存地域に指定した。韓国政府も2004年に文化財庁の天然記念物保護区域だと公布した。また2004年10月、済州道は形状変更が事実上不可能な絶対保全地域に指定された。特に、クロンビ岩の海岸は20ヶ所以上の湧泉水が湧き出ているので住民にとって無くてはならない生活の場である。
このような価値を認識した済州道民と韓国民は、声を合わせて海軍基地建設の中断を要求し抵抗してきた。しかし李明博政府は2010年以降の2年間に329人を逮捕・連行した。政府は特殊部隊まで動員して民間人を暴行するなど、組織暴力団と何ら変わらない蛮行を犯している。また政府は農道の廃止と関連して西帰浦市長を脅迫し、クルーズ船舶の出入り港技術検証委員たちに圧力をかけるなどの職権濫用もほしいままにしている。
韓国民は李明博大統領に5年の統治権を与えたのみであり、国を自分の好き勝手に独断してもよいという超越的特権を付与したことはない。海軍基地建設の強行は、世界的価値を持つ済州の自然を復元できないところにまで破壊しつくす重大事であるのみならず、東アジアの平和を破壊する主犯となるだろう。
よって、済州島の自然と生命を大切に思い、東アジアと世界の平和を愛する世界市民たちは、次のように強く要求する。
1.李明博政府は、脱法・不法の済州海軍基地工事を直ちに中断せよ。
2.韓国の政治圏は李明博政府の国民欺瞞と人権じゅうりん事件の真相を究明するための国政調査実施、および特別検事制導入をただちに推進せよ。
3.ウ・グンミン済州道知事は済州道の首長として埋め立て免許取り消しなど、工事を中断しうる全ての行政的・実質的な措置を取れ。
4.米国政府と米軍は済州海軍基地建設の真実を明らかにし、東アジアと世界の平和を脅かす軍事覇権主義をただちに撤回せよ。
5.日本政府は済州道と日本の平和を脅かす済州海軍基地建設に決して協力するな。また日本の軍国主義的態度を反省せよ。
6.ドイツとカナダの良心的市民たちは世界平和を脅かす済州海軍基地建設の中断を要求する平和運動に積極的に参加せよ。
2012年3月20日
平和と自然を愛する韓国、日本、米国、カナダ、ドイツの市民一同
(賛同署名)
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[Fwd: Urgent] Please sign: International petition for Jeju struggle: Due date is by April 16

Please sign and spread around. The National Association of Professors for Democratic Society (http://www.professornet.org/) calls the international friends for the petition for the Jeju Struggle. The group will have a news conference with the signs in the morning of April 19. In two weeks, 800 internationals including many prominent intellectuals have joined the sign. Please find English, Japanese, Chinese, German language versions in the attachments. Thanks so much in advance. Sung-Hee Choi

Signing period: Until April 16th

Name (Print & Signature)/ Nationality/ Occupation/ Email Address

Signing period: From today until April 16th

Please send international signatures to: mingyo87@hanmail.net
........................................................................

Please send international signatures to: mingyo87@hanmail.net
.......................................................................

Stop the Jeju Naval Base Construction:
An Urgent Call for Global Support to Restore Justice in South Korea and
Preserve Peace in East Asia

Despite sustained protests by local citizens and increasing international criticism, the South Korean Government and its Navy have recently begun blasting parts of a treasured world-heritage site on Jeju Island in South Korea in order to proceed with the construction of a naval base, a military project that also threatens peace in the wider East Asian region. The naval base construction has set off popular turmoil in response to its destructive blasting of the Gureombi coastline, located at a site of exceptional historical and geological significance in Jeju, which is recognized globally for its exquisite natural beauty and unique biodiversity. Each time an explosive blast detonates at Gureombi, the South Korean Government and Navy betray their fundamental responsibility of environmental stewardship with ruthlessness and dishonesty, which have infuriated Korean citizens, drawing further condemnation from concerned observers all over the world.

The South Korean Administration under President Lee Myung-Bak has acted unlawfully and illegitimately by proceeding with this naval base construction despite Gureombi’s inclusion in the “Absolute Preservation Zone,” an area strictly protected from development by South Korean legal regulations. The Lee Administration has attempted to justify the construction by ostensibly removing Gureombi from the Absolute Preservation Zone, but this exclusion occurred without due process and against the wishes of a majority of Jeju residents and other Korean citizens. The Lee Administration has also tried to garner support by claiming it would develop the area into an attractive military-civilian tourist port, but a technical assessment of the plans for the naval base exposed serious flaws in the design that gives the lie to the government’s claims. Nevertheless, the Lee Administration continues to deny the existence of such design problems in a deliberate attempt to deceive the public and to downplay the enormous damage it is inflicting on both the natural environment and the regional conditions for peace.

There is every reason to believe that the South Korean government is building this base in collaboration with the U.S. government and military, given the Mutual Defense Treaty whereby "the Republic of Korea grants, and the United States of America accepts, the right to dispose United States land, air and sea forces in and about the territory of the Republic of Korea as determined by mutual agreement." If constructed, the naval base will be used to project U.S. power in the region, especially as part of a strategy to contain China, in alliance with Japan.

Where there are weapons, there are killing and war. The construction of the Jeju naval base cannot help but disrupt the military balance in the region, exacerbating existing tensions, and greatly increasing the possibility of war, one that could quickly engulf the entire region and perhaps the world.

The shores and coastline at Gureombi comprise a celebrated ecological preservation zone and scenic tourist destination, where people from throughout East Asia and the world can together appreciate the extraordinary beauty of the natural environment. Although UNESCO designated Jeju Island in 2002 as a Biosphere Reserve, the island has a fragile ecology where flora and fauna still face the danger of extinction. The South Korean government also declared Jeju as a Natural Heritage Protection Zone, a measure authorized by the Cultural Heritage Administration. In October 2004, Jeju Island was designated as an Absolute Preservation Zone by the South Korean Government, which prohibited any development or other changes that would alter the landscape. Furthermore, the Gureombi seashore is critically important to the islanders because that area includes several Yongcheonsu springs. These springs provide a precious source of water essential to the livelihood of Jeju residents, who face an insufficient water supply due to the island’s volcanic terrain.

Recognizing the urgent need to preserve the island’s natural environment, Jeju residents and people throughout Korea have been united in resisting the naval base, demanding that its construction be stopped immediately. These protesters have faced harsh suppression by the Lee Administration, which has mobilized special military forces to unleash outrageously violent assaults and attacks on the resisters. The South Korean government is therefore implicated in these brutal acts that represent grossly excessive police force and human-rights violations. In further abuses of power, members of the Lee Myung-Bak Administration have threatened criminal charges and administrative penalties against local Jeju officials who tried to defend the interests of island residents, while the South Korean government also pressured the Technical Assessment Committee to alter its projections so that falsified data would put the naval-base construction plans in a more favorable light.

The Korean people granted President Lee Myung-Bak only a 5-year period of governance, not the transcendental privilege to do anything he wishes, particularly when those actions will leave a legacy of irreversible environmental damage and military instability. The naval-base construction will not only irrevocably destroy the beautiful ecology of Jeju but also dangerously undermine the peace of East Asia.

Recognizing the many critical interests at stake -- the invaluable asset of Jeju Island’s natural ecology and biodiversity; the importance of upholding the rule of law and the rights of Jeju residents and other Koreans; and the necessity to protect peace in East Asia and the world -- concerned citizens from all over the world urgently demand the following:

1. The Lee Myung-Bak Administration must immediately cease the illegitimate and illegal construction of the naval base in Jeju Island.

2. We call for South Korean Congressional and Special Prosecutor investigations to probe the serious accusations of fraud and human-rights violations that have been widely alleged against members of the Lee Myung-Bak Administration in connection with the naval-base construction.

3. The Governor of Jeju Province, Woo Geunmin, must take all necessary administrative actions to impede the naval-base construction, such as the cancellation of permits that were unlawfully secured to proceed with the project.

4. The U.S. government and military must acknowledge their support for and involvement in the construction of the Jeju naval base and end their militaristic policies, which threaten the peace in East Asia and the world.

5. The Japanese government must not collaborate in constructing the Jeju naval base, which threatens the peace and security of its own people, and must abandon its militarist orientation.

6. Conscientious citizens around the world must actively mobilize their peace movements to demand the stoppage of the Jeju naval base construction, which threatens the peace of the world.

Concerned citizens from all over the world who are committed to peace and the preservation of nature



April 2012

Signing period: From today until April 16th

Please send international signatures to: mingyo87@hanmail.net

Stop the Jeju Naval Base Construction:
An Urgent Call for Global Support to Restore Justice in South Korea and
Preserve Peace in East Asia

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Signing period: From today until April 16th

Please send international signatures to: mingyo87@hanmail.net

민주화를 위한 전국교수협의회
www.professornet.org
우리는 교육과학기술부가 서울대학교 정치외교학부 김세균 교수에 대해 징계 절차를 밟고 있다는 소식을 접하고 심히 개탄하면서 이를 즉각 철회할 것을 강력히 촉구한다. [ 2012/04/09 ]

20120413

環境総合研究所から枯葉剤問題の意見書

 発表されていた!
池田こみちさんによる解説
>沖縄BDによる紹介「枯れ葉剤問題意見書~市民参加を考えるみんなに読んでほしい提言」

池田こみち「米軍による沖縄県内における枯葉剤問題への適切な対応についての意見書」環境総合研究所2012年3月14日。(PDFをここからDLできます

「4-1問題解決の道筋」から「(2)目標を達成するための方針」(pp.23-24)を以下に転載する。

(2)目標を達成するための方針(シナリオ:Scenario)
 2007年に北部訓練場で枯葉剤が散布された可能性があるという報道があったが、米国政府が事実関係を照会した防衛施設庁と外務省に対して、2007 年 7 月 13 日までに枯葉剤使用を裏付ける情報はなかったと回答し、両省庁がこれを受け入れたことによりこの問題はすぐさま沈静化した。また、2011 年にJM氏がジャパン・タイムス紙において問題提起をした後も、沖縄県内では 多くの報道がなされたにもかかわらず、東日本大震災の後だったこともあり、全国紙・主要メディアではほとんど取り上げられることもなく、極めてローカルな問題にとどまっているのが実態である。
 しかし、沖縄県内における枯葉剤問題は、過去のことではなく、現在も続いている沖縄県内の米軍基地に依拠する環境問題を象徴する問題であり、日本全体の問題として国民全体が関心を持ち、行動していくことが求められる問題である。したがって、まずは、広く情報を日本全体で共有化し、問題解決に向けた取り組みを盛り上げていく必要がある。
 また、この問題は、ヴェトナム戦争当時、その有害性について何も知らされず沖縄で枯葉剤に晒された米兵、散布実験や廃棄、投棄などに関連して直接、間接に枯葉剤など有害物質に曝露した可能性のある沖縄県民の双方にとって共通するリスクを内包しており、双方の市民レベルの連携による問題解決が可能なはずである。
 例えば、以下のような方法が考えられる。
1)沖縄における枯葉剤問題をわかりやすく日本全体に向けて発信していく。
2)枯葉剤に曝露したことにより健康被害を受けている米退役軍人やその家族などともゆるやかな連携をとりながら、情報の継続的な交流を行い問題解決に向けた協力を継続していく。
3)関係市町村が複数あり、それぞれが抱える問題が異なっているために、ともすれば市町村がばらばらな対応をしてしまう可能性があるが、関係市町村は基礎自治体として相互に連携し、沖縄県、日本政府、米政府に対して、継続的に情報の開示・提供をもとめ、その結果を広く市民と共有しながら、市民とともに闘う姿勢を明らかにしていく。
4)市民レベルでも枯葉剤問題、ダイオキシン問題についての基礎的な情報の共有化、学習の機会をつくり、情報発信を継続していく。
5)その一環として、市民の立場からの調査についても検討を行い、必要な資金調達についても経営的なセンスを持ちながら各方面への働きかけを行っていく。
6)第三者の専門家などの支援を受けながら、信頼できる情報発信に努める。
7)韓国政府の対応や、韓国に対する米政府の対応などについての情報収集を行い、韓国側の市民サイドとも可能なら連携を取り、同等の対応を日本政府、米国政府に求めていく。

 意見書は、市民による参加・問題への積極的な介入が非常に重要であることが繰り返し強調されている。それはまさに、ジョン・ミッチェルさんと沖縄BDが目下取り組んでいることで、そこからさらに一歩進むにはどうすればよいのか、その方法が問われている段階だ。この意見書は、専門家による「方法」解説書の体裁をとっているが、この意見書そのものが、上記で言われている「方法」を実践しているのでもあるのだ。市民運動、住民運動のマニュアルとして熟読し、実践そのものとして多くを学び取りたい。

20120412

普天間でFA18ホーネット縦横無尽、ボノム・リシャール佐世保入港、イオウジマから飛び立ったオスプレイ墜落

新年度を迎えた宜野湾の空を連日、戦闘機や哨戒機が轟音を撒き散らしている。ヴァージニア州ヴァージニアビーチで民間アパートに墜落炎上したばかりのFA18ホーネットと同型が宜野湾の空を縦横無尽に低空飛行している。
墜落同型のFA18が普天間飛来『琉球新報』2012年4月10日
FA18機墜落 飛来差し止め事故抑止を『琉球新報』2012年4月10日
入学式当日に112デシベル 宜野湾市が防衛局に抗議『琉球新報』2012年4月12日

4月9日には、オスプレイを艦載できるように改造された強襲揚陸艦「ボノム・リシャール」が佐世保に入港した。これを受けて、昨夜のQABは「検証動かぬ基地」を報道している。
「検証動かぬ基地vol.107 オスプレイ配備 マスタープランの裏側」QABステーションQ、2012年4月11日
1995年の米兵レイプ事件をSACOの起点とする詐術について明らかにした渾身のレポートを見て、危機感を募らせたばかりの今朝、今度は「モロッコでオスプレイ墜落」の報道。
「モロッコでオスプレイ墜落、4人死傷」『沖縄タイムス』2012年4月12日 11時00分
「オスプレイ墜落、4人死傷 モロッコで米海兵隊」『琉球新報』2012年4月12日
米オスプレイ墜落、4人死傷 モロッコ『日本経済新聞』2012年4月12日12:32
ボノム・リシャールと同列の揚陸艦「イオウジマ」(なんちゅう命名!)から飛び立ったオスプレイが墜落したこと、モロッコ軍との合同演習「アフリカの獅子」作戦が行われている最中でのことなど、元ネタのAP通信の配信記事からもう少し詳細の事情が伺える。
2 US Marines killed, 2 injured in MoroccoBy PAUL SCHEMM, Associated Press.
RABAT, Morocco (AP) — Two U.S. Marines were killed and two severely injured in the crash of a hybrid aircraft in Morocco on Wednesday, officials said.
The Marines were taking part in joint U.S.-Moroccan military excercises located in the south of the country based in Agadir, said U.S. Embassy spokesman Rodney Ford in Rabat, who gave the toll.
Capt. Kevin Schultz, a Marine spokesman at the Pentagon in Washington, confirmed that the aircraft involved was an MV-22 Osprey, which takes off and lands like a helicopter and flies like an airplane. The aircraft was participating in a U.S.-Moroccan military exercise known as "African Lion."
The Osprey was flying from the amphibious assault ship USS Iwo Jima, a defense official said, speaking on condition of anonymity because the matter is in the early stages of investigation.
The annual exercise which began in 2008 runs from April 7 to 18 and involves 1,000 U.S. Marines and 200 soldiers, sailors and airmen. They were working with some 900 Moroccan soldiers.
According to the U.S. Marine website, the exercise involved "everything from combined arms fire and maneuver ranges, aerial refueling and deliveries of supplies, to command post and non-lethal weapons training."
The main unit involved in the exercise is the 14th Marines, a reserve artillery regiment based in Fort Worth, Texas, but also includes members of the 24th Marine Expeditionary Unit based in Camp Lejeune, North Carolina.
The goal of the exercise is to train the two countries' forces to work together.
Further information about the crash was being withheld until the next of kin of the killed and injured Marines were notified, said Rodney Ford, spokesman of the U.S. Embassy in Rabat.
The MV-22, a joint venture of Boeing Co. and Textron Inc.'s Bell Helicopter, is designed to carry 24 combat troops and fly twice as fast as the Vietnam War-era assault helicopters it was to replace.
The Osprey program was nearly scrapped after a history of mechanical failures and two test crashes that killed 23 Marines in 2000. But development continued, and the aircraft have been deployed to Iraq.
While the General Accounting Office questioned the Osprey's performance in a report last year, the Marine Corps has called it effective.
An Air Force version of the aircraft crashed in Afghanistan in April 2010, killing three service members and one civilian contractor.
AP correspondent Lolita Baldor contributed to this report from Washington.
Copyright © 2012 The Associated Press. All rights reserved.

ラバット、モロッコ(AP通信)---水曜日にモロッコでハイブリッド航空機の墜落により米海兵隊員2名が志望、2名が重傷したと公式発表があった。
発表したラバットの米大使館報道官のロドニー・フォードによれば、海兵隊はモロッコ南部アガディールを拠点に米・モロッコ軍事演習に参加していたという。
ワシントンのペンタゴンでは海兵隊報道官ケヴィン・シュルツ大尉が、事故機はMV-22オスプレイであるとした。これはヘリコプターのように離着陸し、航空機のように飛行する機種である。事故機は米・モロッコ軍事演習「アフリカの獅子(African Lion)」に参加していた。
国防省関係者は、調査の初期段階にあるとして匿名で、オスプレイは揚陸艦USSイオウジマから飛び立ったものだと語った。
2008年から毎年行われているこの軍事演習は、4月7日から18日まで、1000名の海兵隊員と200名の陸・海空軍兵が参加し、900名のモロッコ軍兵と行っている。
米海兵隊Webサイトによれば、演習は「部隊、火器、作戦分野、空中給油、補給輸送から、指揮所、非殺傷兵器までのあらゆる総合的な」内容である。
中心的な部隊は、テキサス、フォートワースの第14海兵隊師団砲撃連隊予備隊であるが、ノース・カロライナのキャンプ・レジュネーの第24海兵隊進攻部隊の兵員も含まれている。
演習の目的は二国の軍事協同行動の訓練である。
ラバットの米大使館フォード報道官によれば、事故の詳細情報は死傷した海兵隊員の近親者への通報まで留められる。
MV-22は、ボーイング社とテクストロン・インク・ベル・ヘリコプターの共同開発事業で、24名の戦闘員を搭載し従来の2倍の速度で飛ぶもので、ヴェトナム戦期の攻撃ヘリコプターと交換される予定の機種である。
オスプレイ計画は、機械的な故障と2度のテスト飛行での墜落で23名の海兵隊員が死亡した2000年の事故のあと、廃止寸前だった。だが、開発は継続され、イラクにも配備された。
米会計検査院(GAO)は昨年、オスプレイの有効性について疑問を報告したが、海兵隊は効果的であるとしてきた。
空軍の同型機は、2010年4月、アフガニスタンで墜落し、3名の兵士と民間人1名が死亡している。
ワシントン、AP特派員ロリータ・バルドー。
(すみません、軍事用語はまったく専門外でして・・・)


今日は、1996年の普天間返還合意から16年目の4月12日。

20120410

4月11日、デモで怒りと平和を県庁前から!

「軍事緊張を招くPAC3ミサイル発射反対!沖縄を戦場にするな!怒りの県民集会(仮称)」
日時:4月11日(水)午後6時
場所:県庁前県民ひろば
午後7時から国際通りデモ行進:思い思いのパフォーマンスで戦争反対を訴えていきましょう。
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東村高江の有機野菜の島らっきょう。即座に、ケーテ・コルヴィッツの「母たち」を想起しました。大所高所から「安全保障」とゴチックフォントで押しつけられるようなものではない、こういうのが沖縄の平和の温め方じゃないかな。

PAC3、便乗型軍事展開、クレクレタコラ、主体的な安全保障?

4月2日の『沖縄タイムス』からいくつか拾っておいた記事。

これ以外は、地元紙で識るオキナワblogで、PAC3関連の記事がフォローできる。
「PAC3沖縄配備?」2012年3月22日
「この大げさな対応の異常さに気付かない国民」2012年3月31日
「便乗型軍事演習にすっかり乗せられた国民」2012年4月4日
「「攻撃対象地域・沖縄県」(総務省・消防庁) 許されぬミス」2012年4月6日
「「ミサイル迎撃」狂騒曲」2012年4月7日
「PAC3は地ならし 米軍に取られ自衛隊に取られる先祖の土地」2012年4月9日
「便乗型」とタイトルに付けた「地元紙で知るオキナワ」は非常に的確。ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』でdisaster capitalismに「惨事便乗型資本主義」との訳語を充てていたことへの素晴らしいcall & response となる。
いまだに安全保障が軍事一辺倒で語られる旧来の「リアリスト」たちと、その手に載っちゃうマスメディアはもはや病膏肓ということでは、ある。それ以外にポイントはたとえば
1)衛星にPAC3、役に立たなくね?
2)米軍がPAC3持ってたんじゃね?あれどうなったばー?
3)「有事」を演出した自衛隊の展開訓練に利用された。あれですね。「トモダチ作戦」の手法を自衛隊がパクッたんですね。
4)グアム移転費上乗せや普天間補修費8年分の米軍ジャイアン、クレクレタコラとも併行して起こっている。
5)沖縄県内からのがれき受入れ大合唱とも併行して起こっている。沖縄も日本なんですと自傷的に取りすがる悲惨。
など挙げられるだろうか。
ところで、去った3月31日の平和市民による新崎盛暉さんとの学習会で、日本には主体的な安全保障観が不在だということが言われていた、と参加した友人が話していた。曰く「では沖縄はどうしたいのだろう。沖縄の主体的な安全保障とは何だろうか、という問いが次に待っているんじゃないのか」と。

この友人の問いには、そもそも地域の安全保障における「主体」とはなにか、という根底からの批評と併せて、応答する必要性がある。それを感知すべき事態としてあるのが、沖縄県の「地域安全政策課」 発足とその報道だろう(地元紙で識る沖縄blog「沖縄県に「地域安全政策課」スタート」2012年4月2日にも紹介アリ)。発足させた仲井真県政は、ワシントンに事務所を設置してアメリカと直接つながりたいということを切望しているようにしか見えない。東村高江のヘリパッド建設を進める意向を堅持したまま。そして今回のPAC3配備と自衛隊の先島展開を歓迎している。こともあろうに、県庁への自衛官常駐を受け容れた

4月2日のタイムス社説「[県地域安全政策課]独自の安保観醸成せよ」は、このスジで読むべき内容となっている。

「ただ、そのためには県独自の安保観を構築することが不可欠だ。米国の軍事の論理に、いかに器用に対応していくか、という小ぶりなスタンスでは「全ては米国次第」となる。それでは、米国の都合に振り回される日本政府の後を追うことにしかならない。」

「沖縄防衛局は「辺野古移設」に前のめりになるあまり、民意を敵視するかのような異常な行動原理が顕在化している。東村高江のヘリパッド問題では、住民を訴える愚挙に出た。その横暴ぶりは「どこの国の政府機関か」と疑いたくなるほどである。」

「 同課の設置、運営には当然コストがかかる。税金を投入する以上、住民の利益に寄与することが厳しく問われる。そのためには、常に住民自治を優先する立場から情報を活用し、政策に反映させる独創的な知恵が求められる。国家の論理に翻弄されず、国境エリアを抱える地域行政の視点を大事にしてもらいたい。
沖縄が置かれた安保環境を把握するには、米国だけでなく、中国など東アジア各国の動向や市民感情の機微をつかむ必要もあるだろう。民間や自治体外交の促進にもつなげる役割を期待したい。」

久茂地公民館を壊したいのはだあれだ?

かま猫はもうかなしくて、かなしくて頬のあたりが酸つぱくなり、そこらがきいんと鳴つたりするのをじつとこらへてうつむいて居りました。
事務所の中は、だんだん忙しく湯の様になつて、仕事はずんずん進みました。みんな、ほんの時々、ちらつとこつちを見るだけで、たゞ一ことも云ひません。
そしておひるになりました。かま猫は、持つて来た弁当も喰べず、じつと膝に手を置いてうつむいて居りました。
たうとうひるすぎの一時から、かま猫はしくしく泣きはじめました。そして晩方まで三時間ほど泣いたりやめたりまた泣きだしたりしたのです。
それでもみんなはそんなこと、一向知らないといふやうに面白さうに仕事をしてゐました。
その時です。猫どもは気が付きませんでしたが、事務長のうしろの窓の向ふにいかめしい獅子の金いろの頭が見えました。
獅子は不審さうに、しばらく中を見てゐましたが、いきなり戸口を叩いてはひつて来ました。猫どもの愕ろきやうといつたらありません。うろうろうろうろそこらをあるきまはるだけです。かま猫だけが泣くのをやめて、まつすぐに立ちました。
獅子が大きなしつかりした声で云ひました。
「お前たちは何をしてゐるか。そんなことで地理も歴史も要つたはなしでない。やめてしまへ。えい。解散を命ずる」
かうして事務所は廃止になりました。
ぼくは半分獅子に同感です。
宮沢賢治「猫の事務所---ある小さな官衙に関する幻想」より。

沖縄防衛局とか、沖縄県とか、那覇市とかにも、泣いているかま猫たちがいるに違いない。こんな事務所や会議室で、ぶ厚いファイルをひっくり返しながら大切なものを壊す決定が次々と下されている。でも金色のたてがみを持つ獅子は、到来しないから、おとなたちが大切なものを守ろうと頑張っている。

新沖縄子どもを守る会blog

沖縄オルタナティブメディア「久茂地公民館解体を止める座り込み現場中継(4月6日)」「戦後、貧困にあえぐ沖縄の子どもたちを支援しようという思いと寄付金で建設された少年会館を、那覇市が一方的な財源運用のために撤去解体する工事に、3日着手した。このことに抗議する市民が解体阻止のための座り込みを始めた。」