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20121011

県議会・軍特委で陳情処理概要

Design Action Collectiveで紹介されていた美しい画。国境を越える移民の権利を訴えるものだけれども、今の沖縄の、高江のこととして胸に沁みたので、紹介しつつ、勝手にアレンジ。
Ain't NO BORDER HIGH ENOUGH
Peace is a human right
No Osprey x No Helipad

そして勝手に意訳。
超えられないほど高いフェンスなんて無い。
平和は人間の権利だから。
オスプレイいらない、ということはつまり、ヘリパッドいらない


さて。10月10日10時から、県議会の軍特委が開催された。その最中にも、高江に防衛局が押しかけ、作業員が予定地に入り、工事が強行され、そしてオスプレイがN4に着陸したりしていた、そのようなギリギリのエッジにあるという緊張状態が、発言した議員の多くには共有されつつあるように思えたが、県政からの説明には残念ながら感じることが出来なかった。

今期議会で軍特委に関連して提出された陳情書は、継続が3件、新規が14件の、併せて17件だった。このうち継続ぶんの内訳は

(A)住民の会の前回の陳情(1件)
(B)枯れ葉剤問題(1件)
(C)オスプレイ反対と普天間撤去の県民大会要望(1件)

そして新規の内訳は内容で分類すると大まかに以下のとおり。
(D)オスプレイ配備反対と普天間撤去の県民大会要望(4件)
(E)オスプレイをむしろ配備してと求める関連(4件)
(F)嘉手納基地へのF22配備抗議(1件)
(G)高江関連(オスプレイパッド反対とやんばるの生物多様性保護)(5件)

県民大会は実施されたし、オスプレイはもう配備されちゃったから、(C)と(D)の併せて5件と(E)の4件はすでに陳情としての役割を終えている。とすれば、継続も含めた全ての陳情17件から9件を引いて、残りの陳情のうち、高江のヘリパッドに触れたものは、8件中6件ということになる(あとの二つは枯れ葉剤と嘉手納のF22問題)。判る?つまりこれから審議すべき陳情の大半が高江のヘリパッド問題に関連しているということだ。無視できない状態だということの判断基準として充分ではないか。

さて陳情はいろいろと出されたが、高江のヘリパッドに関する陳情に対する県の陳情処理概要は、大半が以下の同じ内容の繰り返しだった。
 北部訓練場の過半の返還について、県はSACO合意事案を着実に実行することが、本県の基地の整理縮小及び地元の振興につながることから、その実現を求めているものであります。
 その条件とされている6カ所のヘリ着陸帯の移設について、これまでも地元と連携し住民生活及び自然環境への配慮を求めてきたところであります。
 MV-22オスプレイについて、県は、同機種の安全性に対する政府の説明は不十分であり、県民の不安が払拭されておらず、配備計画の中止を求めているところであります。
詳細に渡って問われた項目に対する処理概要資料は、次のとおり。きちんと回答していない部分も多く、さて、この後、どんなステップを踏むかな。次なる展開に向かおうではないの、ベイベー諸君!